2009年10月 一覧
公演最終日!
10月10日(土)、横須賀芸術劇場にて斎藤友佳理、後藤晴雄、高木綾主演、マカロワ版「ラ・バヤデール」公演が行われ、横須賀公演をもって、このたびの「ラ・バヤデール」東京バレエ団初演が無事終了いたしました。
より充実した舞台をお届けすべく、東京公演、その後の西宮公演後も厳しいリハーサルを重ねてきた団員たち。
リハーサル中は「今日が最後なんて信じられない!」といった様子でしたが、最終公演だからこそ、今持てる力のすべてを出し切ろうと、いつも以上に熱のこもった舞台となりました。
終演後のニキヤ、ソロル、ガムザッティのスリーショットです。
大役を演じきった安堵感からか、すぐに衣裳部屋に行ってしまった後藤。
衣裳を脱ぎ始めていたのですが、慌てて着替えて撮影に応えてくれました。
(左から斎藤友佳理、後藤晴雄、高木綾)
はじめは、先輩である斎藤の両脇に後藤と高木が並びましたが、「やっぱりソロルが真ん中じゃないと!」という斎藤の一言でこの並びに。
舞台が終えてホッとした表情の中に、まだ役の雰囲気が残っている3人でした。
マカロワ版「ラ・バヤデール」初演に向けて、5月からリハーサルを進め、多くの方の協力のもと、無事千秋楽を迎えることができました。
ナタリア・マカロワさん、オルガ・エブレイノフさんからいただいた沢山のアドバイスと思い出とともに、東京バレエ団にとって、大切なレパートリーがまたひとつ増えました。
皆さま、ぜひ「ラ・バヤデール」再演の日を楽しみにお待ちください!
「ラ・バヤデール」制作日記の更新も今回が最後となりました。
今までこのBlogをご愛読いただきました多くの皆さまに、そして東京、西宮、横須賀公演にご来場いただきましたすべての皆さまに、東京バレエ団一同心より感謝申し上げます。
公演は終了しましたが、このブログは今後もしばらくご覧いただけますので、公演のことを思い出しながら、時折のぞいてくださいね!
これからも東京バレエ団をよろしくお願いいたします!
西宮公演!
早いもので東京公演の最終日から1週間が過ぎました。
しかし、東京バレエ団は、まだまだ「ラ・バヤデール」一色。
本日は西宮の兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールで公演が行われました。
昨日のクラス終了後、大阪に入った東京バレエ団のメンバーは、今日は朝から1時間半のクラスレッスンを行い、その後にゲネプロ、そして18時から本番というなかなかハードなスケジュールで本番を迎えました。
東京公演初日とほぼ同じキャストで上演された本日の「ラ・バヤデール」。
出演者全員がマカロワ版「ラ・バヤデール」という作品を大切に思い、再びこの作品を踊れる喜び、そしてこの素晴らしい作品を関西のお客様にも楽しんでいただきたいという想いが伝わってくる、熱気あふれる舞台でした。
カーテンコールでは、客席からもそんな盛大な拍手が贈られていました。
終演後に撮影した1枚です。皆のこの笑顔をご覧ください!
ダンサーたちは、口を揃えて「自分の役はもちろんだけど、この作品のすべてが大好き」だと言っています。
無事に公演を終えた安堵感と同時に、残り一公演となってしまった寂しさも感じているのか、舞台を去るのが名残惜しそうでした。
そのラスト公演は、来週10日(土)。よこすか芸術劇場で行われます。
横須賀公演に向けて、来週も「ラ・バヤデール」のリハーサルがみっちり。
最後の最後まで、少しでも良い舞台をお届けすべく、取り組んでまいりますので、お近くの方も遠くの方もぜひ横須賀に足をお運びください!