公演最終日!

2009年10月13日 20:59 レポート

10月10日(土)、横須賀芸術劇場にて斎藤友佳理、後藤晴雄、高木綾主演、マカロワ版「ラ・バヤデール」公演が行われ、横須賀公演をもって、このたびの「ラ・バヤデール」東京バレエ団初演が無事終了いたしました。

より充実した舞台をお届けすべく、東京公演、その後の西宮公演後も厳しいリハーサルを重ねてきた団員たち。
リハーサル中は「今日が最後なんて信じられない!」といった様子でしたが、最終公演だからこそ、今持てる力のすべてを出し切ろうと、いつも以上に熱のこもった舞台となりました。

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終演後のニキヤ、ソロル、ガムザッティのスリーショットです。
大役を演じきった安堵感からか、すぐに衣裳部屋に行ってしまった後藤。
衣裳を脱ぎ始めていたのですが、慌てて着替えて撮影に応えてくれました。

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(左から斎藤友佳理、後藤晴雄、高木綾)

はじめは、先輩である斎藤の両脇に後藤と高木が並びましたが、「やっぱりソロルが真ん中じゃないと!」という斎藤の一言でこの並びに。
舞台が終えてホッとした表情の中に、まだ役の雰囲気が残っている3人でした。

マカロワ版「ラ・バヤデール」初演に向けて、5月からリハーサルを進め、多くの方の協力のもと、無事千秋楽を迎えることができました。
ナタリア・マカロワさん、オルガ・エブレイノフさんからいただいた沢山のアドバイスと思い出とともに、東京バレエ団にとって、大切なレパートリーがまたひとつ増えました。
皆さま、ぜひ「ラ・バヤデール」再演の日を楽しみにお待ちください!

「ラ・バヤデール」制作日記の更新も今回が最後となりました。
今までこのBlogをご愛読いただきました多くの皆さまに、そして東京、西宮、横須賀公演にご来場いただきましたすべての皆さまに、東京バレエ団一同心より感謝申し上げます。

公演は終了しましたが、このブログは今後もしばらくご覧いただけますので、公演のことを思い出しながら、時折のぞいてくださいね!

これからも東京バレエ団をよろしくお願いいたします!

西宮公演!

2009年10月 3日 22:22 レポート | 新着情報

早いもので東京公演の最終日から1週間が過ぎました。
しかし、東京バレエ団は、まだまだ「ラ・バヤデール」一色。
本日は西宮の兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールで公演が行われました。

昨日のクラス終了後、大阪に入った東京バレエ団のメンバーは、今日は朝から1時間半のクラスレッスンを行い、その後にゲネプロ、そして18時から本番というなかなかハードなスケジュールで本番を迎えました。

東京公演初日とほぼ同じキャストで上演された本日の「ラ・バヤデール」。
出演者全員がマカロワ版「ラ・バヤデール」という作品を大切に思い、再びこの作品を踊れる喜び、そしてこの素晴らしい作品を関西のお客様にも楽しんでいただきたいという想いが伝わってくる、熱気あふれる舞台でした。
カーテンコールでは、客席からもそんな盛大な拍手が贈られていました。

終演後に撮影した1枚です。皆のこの笑顔をご覧ください!

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ダンサーたちは、口を揃えて「自分の役はもちろんだけど、この作品のすべてが大好き」だと言っています。
無事に公演を終えた安堵感と同時に、残り一公演となってしまった寂しさも感じているのか、舞台を去るのが名残惜しそうでした。

そのラスト公演は、来週10日(土)。よこすか芸術劇場で行われます。
横須賀公演に向けて、来週も「ラ・バヤデール」のリハーサルがみっちり。
最後の最後まで、少しでも良い舞台をお届けすべく、取り組んでまいりますので、お近くの方も遠くの方もぜひ横須賀に足をお運びください!

東京公演最終日!

2009年9月28日 23:50 レポート | 新着情報

「ラ・バヤデール」東京公演、3公演が無事に終了しました。
3日間、たくさんのお客様にご来場いただき、ありがとうございました。
3キャストによる、「ラ・バヤデール」はいかがでしたでしょうか。

最終日の終演後の様子をお届けします。

公演3日目の昨日も、団員たちは元気に劇場入り。
約1ヶ月に渡って振付家のナタリア・マカロワさん、助手のオルガ・エブレイノフさんとともに、連日いつにも増した緊張感の中リハーサルを行ってきましたが、お二人が離日した昨日もその緊張感は続いていました。
入念にクラスレッスンを行い、本番の前にはワルツ、ジャンベの踊り、パダクシオンのリハーサル。
リハーサル中は、もういらっしゃらないのに指導者のお二人の声が聞こえてくるような気が・・・。
この1ヶ月で、お二人は東京バレエ団にとってとても大きな存在となっていました。

お二人が残してくれた数々のアドバイス、励ましの言葉を胸に、団員たちは3公演を最後まで全力で踊りきりました。

こちらは、舞台袖から撮影したカーテンコールの様子です。

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舞台上は、無事に3日間の東京公演を終えた安堵感、充実感に包まれました。

昨日初共演を果たした、斎藤友佳理と後藤晴雄のツーショットです。

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2人は、この後予定されている10月10日(土)の横須賀公演でも共演します。

「ラ・バヤデール」に向けて、リハーサルを続けてきた東京バレエ団のメンバーは、本日は1日オフ。
明日からはまたレッスン、リハーサルを再開し、今週末10月3日(土)には兵庫県立芸術文化センターにて、来週10月10日(土)には横須賀芸術劇場での公演があります。

その模様は、引き続きこのブログでお届けしますので、最後までおつきあいください!

2日目&クラブアッサンブレイベント

2009年9月27日 15:25 レポート | 新着情報

昨日の公演にも、多くのお客様にご来場いただきありがとうございました。
吉岡美佳、木村和夫、田中結子の「ラ・バヤデール」はいかがでしたか?

本日の東京公演最終日を前に、残念ながら昨日は振付家のナタリア・マカロワさん、助手のオルガ・エブレイノフさんの最後の日となりました。
終演後のひとときが、お二人との最後の時間でした。舞台上には全員が集合し、そこでオルガさんから東京バレエ団へのメッセージが伝えられました。

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なんとオルガさんは、日本語でスピーチ!この日のために、こっそり日本語を練習していたそうです。
無事に2日目を終えた団員たちは、5月からリハーサルを指導していただいたオルガさんからの暖かい言葉に、胸が熱くなったようでした。

そして、芸術監督の飯田宗孝から、団員たちからお二人への贈り物が手渡されました。
バレエ団への賛辞のほか、ここを去ることを寂しく感じるとおっしゃってくださったマカロワさんの一言に、舞台上には成功を祝う笑顔と満足感のほかに、少し寂しさが。。。
楽屋では、お二人のもとに団員たちが個別に訪れ、それぞれお二人へ感謝の思いを伝えていました。

その一方で、昨日の終演後は東京バレエ団友の会クラブ・アッサンブレの特別イベントが行われました。

これまでにスタジオ・パフォーマンス鑑賞、リハーサル・レッスン、見学会、トークショー、ダンサーとの交流会などを実施し、ご好評をいただきましたが、今回は「ラ・バヤデール」の初演を記念して、会員の皆様を舞台裏へご案内するバックステージツアーを初めて行いました。

終演後の興奮さめやまない中、受付を済ませた会員の皆様を舞台へご案内。普段舞台上にあがる機会はなかなかありませんので、皆様とても興味津々のご様子でした。

舞台袖には、それぞれ衣裳や装置、小道具なども展示され、舞台からは見えない細かい部分にまでこだわり抜かれた装飾を食い入るようにご覧になっていました。

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衣裳担当者の立会いのもと、じっくりと衣裳をご覧いただきながら、会員の方々からの質問にもお答えしました。

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皆様とても熱心に耳を傾け、写真などを撮影しながらご覧になっていました。

そして、その後に舞台に集まっていただき、舞台監督の立川さんがスカラ座からお借りした舞台装置の解説。
第3幕で登場する仏像は、崩壊のシーンで上下に動き、後ろに倒れるのですが、それを皆様の前で実演!
倒れた状態のままになっていたところから、仏像を起き上がらせ、上下に動かし、また最後の崩壊の場面の倒れるところをお見せしました。

間近で動く巨大な仏像の迫力に、お客様も圧倒されている様子でした。

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3幕の崩壊のシーンは、マカロワさんから「こんなに美しい崩壊のシーンは見たことないわ!」と直々にお褒めいただいたとのこと。
さすが、東京バレエ団のスタッフ!

バックステージツアー後は、リハーサル室での懇親会が行われ、公演を終えたばかりのダンサーたちも参加。
初演を終えた感想などを話しながら、会員の皆さんとの交流を図りました。

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昨日の公演で主演した吉岡美佳と木村和夫は、木村が吉岡をエスコートして登場。
まだニキヤとソロルのままといった雰囲気が残る2人に、会員の方たちからは熱い拍手が贈られました。

バックステージツアー、懇親会に参加したクラブアッサンブレ会員の皆さんは、今回のイベントをとても楽しんでくださった様子。
これからもさまざまなイベントを企画してまいりますので、クラブアッサンブレにご興味を持たれた方は、東京バレエ団事務局までお問い合わせください!

マカロワ版「ラ・バヤデール」公演も、本日が東京公演最終日!
皆様、どうぞ最後までお楽しみください!

初日カーテンコール

2009年9月26日 16:45 レポート | 新着情報

昨日の初日にはたくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。
本日2日目の公演が15時開演。現在(16時45分)、第2幕「影の王国」を上演中です。

さて、昨日のカーテンコールの写真が届きましたので、早速ご紹介します。

まずは客席から大きな拍手で迎えられ、喝采に応える振付家のナタリア・マカロワさんです。

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そして、その後振付指導のオルガ・エブレイノフさんも登場。
客席からは惜しみない拍手が贈られました。

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初日キャストも満面の笑みで拍手に応えます。

幕の下りた後の舞台では、無事に舞台を終えたダンサーたちへ、マカロワさんから労いの言葉が伝えられました。
「ダンサーの皆さんは本当に頑張って素晴らしい舞台を創り上げてくれました。主役、ソリストの皆さんはもちろんのこと、コール・ド・バレエは本当に素晴らしく、これほどのコール・ド・バレエは他でも観たことがありません」というマカロワさん、オルガさんのお二人の言葉に、団員たちは喜びと安堵の表情を浮かべていました。

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どうぞ、明日の舞台もお楽しみに!


photo:Kiyonori Hasegawa