[ロイヤル・バレエ]「ロミオとジュリエット」2日目

[ロイヤル・バレエ]「ロミオとジュリエット」2日目


昨日は、蒸し暑くはっきりしない天候のなか、昼公演、夜公演ともに多くのお客様にご来場いただき、本当にありがとうございました。

昼公演の主演は、マリアネラ・ヌニェスとティアゴ・ソアレス。
「リーズの結婚」で時にコミカルに、微笑ましい恋人たちを演じていた2人は、「ロミオとジュリエット」では一転して運命に翻弄される悲劇の恋人たちを熱演。
一瞬にして恋に落ちたロミオを見つめるジュリエット=ヌニェスの瞳がキラキラと輝きを放ち、恋を知った喜びが全身から溢れているのが印象的でした。だからこそ、終幕での慟哭が胸を打ち、思わず涙ぐんでしまわれた方も多かったのではないでしょうか。

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終演後の2人もすべてを出し尽くして演じきったというような、素敵な表情をしています。

夜公演はお待ちかねの吉田都さんが登場。
都さんにとって、ロイヤル・バレエ団との最後の公演ということもあり、会場は開演前から熱気に包まれていました。
そして、いよいよ開幕。
都さんの動きをすべて見逃すまいかというように、真剣なまなざしで舞台を見つめ続ける観客たち。
幕が下りた瞬間、「割れるような拍手」という表現しか思い浮かばないような拍手が沸き起こり、10分近くもカーテンコールが続きました。
1階から5階まで総スタンディングオベーションで観客たちは舞台の感動を伝え、都さんとスティーヴン・マックレーは満面の笑顔で丁寧に声援に応えていました。

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終演後に写真をお願いしたところ、心よく応えてくれた都さんとマックレー。

なお、2人の「ロミオとジュリエット」は、NHK芸術劇場で今秋放送の予定です。
この公演をご覧になれなかった方がたくさんいらっしゃることとと思います。放送詳細が決定いたしましたら、NBSのホームページでお知らせいたしますので、それまでお待ちください。


昨日は終演後にも熱い戦いが待っていました。
もちろん、世界中が熱狂しているワールド・カップです。
英国ロイヤル・バレエ団のメンバーも、もちろんワールド・カップに注目!
楽屋の掲示板には出場国の国旗を入れたリストが張られ、敗退すると黒マジックで塗りつぶしています(右)。

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左の写真は、昨日のイングランド×ドイツ戦を近くのバーで一緒に応援しよう!という呼びかけ。
舞台スタッフを中心に、多くの人が参加し、イングランドに熱い声援を送っていたとのこと。
残念ながら、イングランドは敗退してしまいましいたが、ロイヤル・バレエ団の公演は熱く熱く続きます。
本日は18時半にリャーン・ベンジャミンとエドワード・ワトソン主演の「ロミオとジュリエット」が開演。
当日券は17時から発売いたします。ご来場お待ちしております。

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