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2010/05/16 2010:05:16:11:03:33

[オーストラリア・バレエ]ダンサー紹介(4)~ケヴィン・ジャクソン

ケヴィン・ジャクソン Kevin Jackson
◇「くるみ割り人形」医師・将校・恋人/10月16日(土)3:00p.m.


10-05.16-01.jpg●誕生日:1984年5月22日
●出身地:オーストラリア、パース
●身 長:179cm

 生地のパースで、7歳のときにダンスを始める。さまざまなスタイルのダンスを学ぶと同時に、歌のレッスンも受け、いくつかのミュージカルの舞台に立つ。1999年からパースでクラシック・バレエのレッスンをはじめ、2003年オーストラリア・バレエ団に入団。2010年のシーズンより、シニア・アーティストに昇格。
 主なレパートリーに、グレアム・マーフィー振付「白鳥の湖」(2009)、スタントン・ウェルチ振付「眠れる森の美女」(2009)、ウェイン・マクレガー振付「ダイアド1929」(2009)、ナチョ・デュアト・プログラム(2009)、スタントン・ウェルチ振付「ダイバージェンス」(2009)、グレアム・マーフィー振付「くるみ割り人形~クララの物語」(2009)、グレアム・マーフィー振付「火の鳥」(2009)、ケネス・マクミラン振付「マノン」(2008)など。


●Mailインタビュー


---「くるみ割り人形」で演じる役柄について

 「くるみ割り人形」では、ぼくはまず内気で変わり者の医師として登場し、それから若かりしころのクララの最愛の恋人である将校になります。つまり、ほんとうにすばらしい役を演じるチャンスをいただいたわけです。そのうえ、あのように魅力的なクララ(レイチェル・ローリンズ)に夜毎、恋に落ちることができるわけですから、ほんとうにラッキーだと思っています!
 マーフィー版「くるみ割り人形」は、ひじょうに独創的です。観客のみなさんは、ロシアでの青春時代に始まって世界各地を旅して回り、最後はオーストラリアのメルボルンで老境を迎える、一人のバレリーナの生涯を見守ります。この物語には情熱、悲劇、そして愛が織り込まれ、一人の女性の人生をたどる本当の旅となっているので、観る者を感動させるのです。

---オーストラリア・バレエ団の魅力

 他の国と地続きではないオーストラリアの独自性が、カンパニーに多様性を与えるとともに、バレエの世界において他とは一線を画す存在にしているのだと思います。


---日本の印象と観客の皆さまへのメッセージ

 美しい文化、親切な人々、美味しい食事、ぼくは日本のなにもかもが大好きなんです。そしてこのあいだ日本を訪れた際に行ったカラオケはとても楽しかったですね。
 時間があれば、銀座で観光をし、六本木と新宿で夜遊びをし、鎌倉にお寺や神社を観に行きたいですし、他にもいろいろなことがしたいです。
 大好きな日本での公演で主役という大役を得てたいへん嬉しく、夢がかなった思いです。


●芸術監督デヴィッド・マッカリスターのコメント

「ケヴィンはオーストラリア・バレエ団で人気実力ともに急上昇の新星の一人。演じる役柄ひとつひとつに全身全霊をかけてのぞむ、ひたむきで熱意あふれるダンサーである」


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photo:Tim Richrdson