2012/03/12 2012:03:12:21:50:56[NBS最新情報]
3月11日(日)、東日本大震災から一年が経ったこの日、モナコ公国 モンテカルロ・バレエ団日本公演の最終公演の前に、東日本大震災 追悼セレモニーが行われました。
セレモニーでは、まずモンテカルロ・バレエ団の日本人プリンシパル・小池ミモザさんが自身の振付作「La vie」を披露。同じくプリンシパルのガエタン・モルロッティが、チベットの楽器シンギングボールと自らの息づかいによって紡ぎだす音楽とともに、「春の芽吹きを思わせる、弱いようで強いものを表現し、"希望"を感じていただけたら」というミモザさんの言葉どおり、鎮魂の想いと明日への希望に満ちたダンスを捧げてくださいました。
その後、モンテカルロ・バレエ団芸術監督のジャン=クリストフ・マイヨー氏のスピーチに続いて、モナコ大公アルベール二世殿下のメッセージを在東京モナコ公国名誉総領事 諸橋晋六氏が代読。
地震発生時刻の14時46分に合わせ、ご来場いただいた観客の皆さまとともに、会場全体で1分間の黙祷が捧げられました。
■小池ミモザ振付「La vie」(生きる)
■ジャン=クリストフ・マイヨー(モンテカルロ・バレエ団芸術監督)スピーチ
C'est avec beaucoup d'humilité, mais aussi avec beaucoup d'amour que nous allons danser pour vous et pour tout le peuple japonais, en cette journée si particulière.
Ce sont plus de vingt nationalités, représentant les cinq continents que composent l'ensemble des Artistes des Ballets de Monte-Carlo et c'est donc ainsi un peu le monde entier qui sur cette scène tient à vous dire que l'on ne vous oublie pas.
Nous sommes tous très touchés et très fiers de partager avec vous cet instant solennel de recueillement mais aussi de vous offrir au travers de notre engagement et de notre générosité artistiques, ce spectacle chorégraphique, Cendrillon, symbole de création, donc de vie et donc d'espoir !
【日本語訳】
決して忘れることのできない特別な日に、私たちは、深い敬意とたくさんの愛を込めて、日本の皆さまのために踊ります。
モンテカルロ・バレエ団には、五大陸の20以上の国からダンサーが集まっていますから、世界中の人たちがこの舞台の上で、日本への思いを伝えたいと願っていると言えるかもしれません。
厳粛な追悼の時を皆さまと分かち合えることに深い感動を覚えるとともに、創造、すなわち命と希望を象徴する作品である「シンデレラ」を、私たちの熱意と心を込めてお届けできることを誇りに思います。
■モナコ大公アルベール2世殿下からのメッセージ