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2010/05/19 2010:05:19:11:02:53

[オーストラリア・バレエ]ダンサー紹介(7)~ロバート・カラン

ロバート・カラン Robert Curran
◇「白鳥の湖」ジークフリート王子/10月9日(土)3:00p.m.、10月11日(月・祝) 3:00p.m.
◇「くるみ割り人形」医師・将校・恋人/10月15日(金)6:30p.m.、10月17日(日)3:00p.m.



「素晴らしく叙情的で繊細なダンサー」

―――サンデー・ヘラルド・サン


10-05.19Robert01.jpg●誕生日:1976年4月29日
●出身地:オーストラリア、メルボルン
●身 長:183cm

 オーストラリア・バレエ学校卒業後、1996年にオーストラリア・バレエ団に入団。2002年プリシパル・ダンサーに昇格。バレエ団では、多くのクラシック作品、イリ・キリアン、ウィリアム・フォーサイス、スタントン・ウェルチ、ジョージ・バランシン、ジョン・クランコ、ステファン・ベインズ、ジェローム・ロビンズ、ケネス・マクミランなどを含むコンテンポラリー作品を踊り、そのパワフルなパートナーリングで才能を発揮している。特に、パ・ド・ドゥの技術や舞台でのドラマ・感情表現における共演者との相互作用を楽しむダンサーである。
 オーストラリア・バレエ団の海外ツアーに数多く参加し。また、振付への意欲を持つようになったことから、バレエ団で3つの作品の振付を担当している。


●Mail インタビュー

---日本公演で演じる役柄について

10-05.19Robert02.jpg 「白鳥の湖」のジークフリート王子は、舞台に立ちながら創っていく役だと思っています。この作品の振付けや構造によってダンサーは別世界に誘われ、現実と同じように物語のなかの出来事に反応してゆきます。それは、あらかじめ想定した感情とは正反対の、自然な感情の変化なのです。
 「くるみ割り人形」の医師と恋人はさまざまな面を持つ役柄であり、不器用な医師とロマンチックな恋人の対照的な魅力を演じ分けるのが楽しいです。ですが、役のどの部分を演じていても、クララを救うヒーロー的な人物であることには違いないですね。
 とにかく劇場に来て、ご覧になってください! 絶対にがっかりさせることはありません。


---オーストラリア・バレエ団の魅力

 我がバレエ団は物語の完全性を重視しています。ですから、観客席にいるお客さまをつかのま現実の世界から離れて、すばらしい旅に誘うことができるのです。


---日本の印象

 これまでに何度日本を訪れたかはもうわからないほどで、日本のすべてが大好きです! 機会があれば喜んで日本で暮らすでしょうし、まだ行ったことのない場所を訪れるのを楽しみにしています。
 文化会館の目と鼻の先にある、上野の商店街にあるお気に入りのお寿司屋さんに行くのが特に楽しみです。毎年行っていますが、決して期待を裏切りません。ぼくは日本食が大好きなんですよ!


---日本の観客の皆さまへのメッセージ

 みなさんにお会いするのをとても楽しみにしていますし、今回の公演をみなさんに是非楽しんでいただきたいと思っています。いつもあたたかい応援をほんとうにありがとうございます。


●芸術監督デヴィッド・マッカリスターのコメント

「ロバートはあらゆるバレリーナが競ってパートナーを組みたがる真のプリンスである。そのパートナーぶりは伝説的で、彼といっしょに踊ったバレリーナはもとより観客席の女性もみな彼に恋をしてしまうのだ」

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※クリックすると、大きな写真をご覧いただけます。

photo:Liz Ham,Jim McFarlane