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2010/05/20 2010:05:20:10:13:45

[オーストラリア・バレエ]ダンサー紹介(8)~ルシンダ・ダン

ルシンダ・ダン Lucinda Dunn

◇「白鳥の湖」ロットバルト男爵夫人/10月9日(土)3:00p.m.、10月11日(月・祝) 3:00p.m.
◇「くるみ割り人形」クララ/10月15日(金)6:30p.m.、10月17日(日)3:00p.m.



「ルシンダ・ダンはスーパースターだ!」 

―――サンデー・ヘラルド・サン


10-05.20Lucinda01.jpg●誕生日:1973年12月10日
●出身地:オーストラリア、シドニー
●身 長:162.5cm

シドニーでジャネス・グレアム、ターニャ・ピアソンに師事した後、ローザンヌ国際バレエコンクールでスカラシップを獲得し、英国ロイヤル・バレエ学校に留学。その後、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団で活躍する。
1991年、オーストラリア・バレエ団と契約し、2002年にプリンシパル・アーティストに昇格。奨学金を得ての海外研修を積み、オーストラリア・バレエ団では、ロバート・チューズリーやブルース・サムソンなど海外からのゲストと数多く踊っている。
強靭なテクニックを伴った音楽的なダンサーで、純粋なクラシック・バレエに卓越すると同時に、物語バレエでの演技を得意とし、コンテンポラリー作品にも取り込んでいる。


●Mail インタビュー

---日本公演で演じる役柄について

 わたしは「白鳥の湖」でロットバルト男爵夫人と「くるみ割り人形」ではクララを踊らせていただきますが、それぞれの役柄は解釈も性格もまるで異なっています。しかしどちらもひじょうにリアルなキャラクターであり、その感情の動きを余すところなく舞台で表現したいと思っています。
 どちらについてもまず話の筋が面白く、舞台美術や衣装がとても美しいです。演劇的かつ独創的でもあります。魅力的なパ・ド・ドゥが盛り込まれ、従来の古典的解釈とは異なる斬新な作品になっています。


---オーストラリア・バレエ団の魅力

 わたしたちは世界でも最多レベルの公演数を誇るカンパニーであり、勤勉で、バレエを心から愛しています。そうしたことがすべて舞台に反映されているのです。


---日本の印象

 幸せなことにオーストラリア・バレエ団の公演で日本には何度も訪れています。最近では2009年の世界バレエフェスティバルの際に東京に参りました。日本の文化、食物、てきぱきとした仕事ぶり、そして芸術のなかでもとりわけバレエを愛してくださる日本のみなさんが大好きです。


---日本の観客の皆さまへのメッセージ

 いつも応援していただきありがとうございます。出口で待っていてくださるファンのみなさまのあたたかさは日本ならではで、深く感謝しております。今年の日本公演も気に入っていただけると思います。ぜひ劇場でお会いしましょう。


●芸術監督デヴィッド・マッカリスターのコメント

「ルシンダはどんな役も見事にこなす実力派バレリーナである。彼女はアーティストとして絶頂期を迎えており、彼女の存在が共演者全員の士気を鼓舞している」


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photo:Liz Ham,Tim Richrdson