2015/02/17 2015:02:17:16:02:27[NBS最新情報]
いよいよ今月末に開幕する、モナコ公国モンテカルロ・バレエ団「LAC~白鳥の湖~」。このたびモンテカルロより、振付家のジャン=クリストフ・マイヨー自身が創作について語る映像が届きました。
「これは『白鳥の湖』の夜バージョンともいえる作品です。古典バレエについて何も知らない、有名作家のジャン・ルオーに物語の再構築を頼み、「昼は白鳥で、月が昇り夜になると女性に戻る」という、この物語の美しい点が分かるように、人間と動物の違いがはっきりと感じられるバージョンを作るということが創作の起点となりました。
ここでは純粋な愛と情熱的な愛の間の相克が描かれています。黒鳥は私たちの恋愛についての本能的な感情を暴きます。それは情熱であり、またセックスであるかもしれません。白鳥は、愛に対して夢想する時の純粋さの象徴です─子供の頃に恋に落ちることを夢見て、その複雑さを考えもしなかった頃の。
私はお客様に、私たちが生きる世界とのつながりを感じて欲しいと思いました。そしてこの版の『白鳥の湖』は、始めから終わりまで映画を観るように楽しむことができるのです」(抄訳)
古典バレエを現代人の芸術へと生き返らせる創作が、つねに高い評価を浴びているジャン=クリストフ・マイヨー。その魅力の一端を知ることができる貴重な映像を、公演の前にお楽しみください。
また2/27と2/28夜公演の前には、ジャン=クリストフ・マイヨーによるプレトークも実施いたします。併せてお楽しみください。
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