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2014/11/02 2014:11:02:21:09:01

【第九交響曲】藤村実穂子さん・紫綬褒章を受章!

本日、11月2日、「第九交響曲」にソリスト(メゾ・ソプラノ)として出演する、藤村実穂子さんが、紫綬褒章を受賞することが発表されました。
藤村さんは、2010年メータ指揮イスラエル・フィル、東京バレエ団とベジャール・バレエ団共演による〈奇跡の響演〉、マーラー交響曲第3番で深い歌声を披露してステージを感動に導きました。また2011年にメータが呼びかけ開催された、東日本大震災のチャリティ演奏会での「第九交響曲」でも今回と同じくメゾ・ソプラノのソリストとして出演しています。スケールアップした今回の「第九交響曲」での活躍にご期待ください。


藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)

東京芸術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修了後、ミュンヘン音楽大学大学院に留学。数々の国際コンクールに入賞後、1995年から2000年にオーストリア第二のオペラハウス、グラーツ歌劇場の専属歌手として、幅広いメゾのレパートリーを歌う。
2002年にミュンヘン・オペラフェスティバル、またバイロイト音楽祭では主役級としては日本人初のデビューを飾って国際的な注目を集め、以来、英国ロイヤル・オペラ、ミラノ・スカラ座、バイエルン国立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、シャトレ座、マドリードのレアル歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、バイロイト音楽祭などに出演している。世界的なオーケストラとも共演を重ね、日本の舞台にも定期的に出演している。
バイロイト音楽祭には『パルジファル』のクンドリー、『トリスタンとイゾルデ』のブランゲーネ、『ニーベルングの指環』のフリッカ、ワルトラウテ、エルダで9年連続で出演している。
オペラでは、『パルジファル』のクンドリー、『トリスタンとイゾルデ』のブランゲーネ、『ワルキューレ』のフリッカ、『イドメネオ』のイダマンテ、『ばらの騎士』のオクタヴィアン、『カルメン』のタイトルロール、『ドン・カルロ』のエボリ公女などのレパートリーがある。クラウディオ・アバド、チョン・ミョンフン、クリストフ・エッシェンバッハ、アダム・フィッシャー、ファビオ・ルイジ、クリスティアン・ティーレマンといった指揮者と共演している。
マリス・ヤンソン指揮、バイエルン放送交響楽団とのシェーンベルク「グレの歌」、ジョナサン・ノット指揮、バンベルク交響楽団とのマーラー交響曲第3番、クリスティアン・ティーレマン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのベートーヴェン交響曲第9番などの録音がある。
2002年出光音楽賞、2003年第54回芸術選奨文部科学大臣新人賞、2007年第37回エクソンモービル音楽賞洋楽部門奨励賞をそれぞれ受賞。