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2017/05/16 2017:05:16:18:00:00

イングリッシュ・ナショナル・バレエ2017年日本公演 出演者変更のお知らせ
 このたびイングリッシュ・ナショナル・バレエ(以下ENB)より、アリーナ・コジョカルが妊娠のため、7月の日本公演に参加できないという連絡が入りました。

 これにともない、ENBより、日本公演の配役を下記のように変更する旨の連絡がありました。
 アリーナ・コジョカルがスワニルダ役を踊る予定だった7月8日(土)昼の「コッペリア」については、代わりましてナショナル・バレエ・オブ・カナダのプリンシパル、ユルギータ・ドロニナが踊ります。同様に7月17日(月・祝)の「海賊」については、代わりましてサンフランシスコ・バレエ団のプリンシパル、マリア・コチェトコワがメドーラ役を踊ります。
 ドロニナ、コチェトコワともに、芸術監督のタマラ・ロホが日本公演で主役を任せられるベストの配役として選びました。アリーナ・コジョカルの出演を楽しみにされていた方には大変申し訳ございませんが、やむを得ない事情としてなにとぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
 なお、ENBからの公式メッセージ、およびドロニナとコチェトコワのバイオグラフィーを次に掲載いたしますので、併せてご一読いただければ幸いです。


公益財団法人日本舞台芸術振興会



【変更後の配役】

■「コッペリア」 
7月8日(土)13:00  
スワニルダ:アリーナ・コジョカル → スワニルダ : ユルギータ・ドロニナ 

■「海賊」
7月17日(月・祝)14:00  
メドーラ:アリーナ・コジョカル → メドーラ: マリア・コチェトコワ 



(2017年5月16日現在)

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~ イングリッシュ・ナショナル・バレエ メッセージ ~


 本日イングリッシュ・ナショナル・バレエより、当初予定されていたアリーナ・コジョカルが妊娠のため、日本でのスワニルダ、メドーラ役を務める事が出来なくなったことを皆さまにお知らせしたいと思います。コジョカルに代わり、ゲスト・アーティストであるユルギータ・ドロニナ、マリア・コチェトコワが日本公演に参加いたします。名古屋でのスワルニダはタマラ・ロホが踊ります。

 アリーナ・コジョカルより、下記のメッセージが届いています。

 「この夏にイングリッシュ・ナショナル・バレエ日本公演に出演することがかなわず、大変残念に思っています。日本の観客の皆さまのために踊ることは常に喜びであり、大切に思っています。私はいま人生における新たな1ページを楽しみにしつつ、日本でまた踊れる機会を心待ちにしています。」

 現在ナショナル・バレエ・オブ・カナダのプリンシパルであるユルギータ・ドロニナは、直近ではロンドン・コロセウム劇場で上演したメアリー・スキーピング振付「ジゼル」でイングリッシュ・ナショナル・バレエと共演しており、7/8昼公演の「コッペリア」でスワニルダ役を務めます。
 マリア・コチェトコワは、サンフランシスコ・バレエ団のプリンシパルであり、日本でも世界バレエフェスティバルやミラノ・スカラ座バレエ団日本公演に出演しています。7/17公演の「海賊」メドーラ役にて再び当団に迎えることとなります。

 また、イングリッシュ・ナショナル・バレエはゲスト・アーティストであるノルウェー国立バレエのオシエル・グネオ、ワシントン・バレエのブルックリン・マックと、昨年のロンドン・コロセウム劇場、パリ・オペラ座ガルニエ宮での公演に引き続き共演いたします。

 タマラ・ロホ(CBE)芸術監督は下記のように述べています。

 「イングリッシュ・ナショナル・バレエは世界の並外れた才能の持ち主が共演したいと望むバレエ団であるということの表れだと感じています。今夏、日本の観客の皆さまが、当団の素晴らしいダンサーと共に、ユルギータ、マリア、オシエル、そしてブルックリンといった非常に優れたアーティストをご覧になられることを大変嬉しく思っております。」


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ユルギータ・ドロニナ Jurgita Dronina
(ナショナル・バレエ・オブ・カナダ プリンシパル)

JY.jpg ロシアのサラトフ生まれ。リトアニアのM. K. チュルリオニス国立芸術学校とドイツのミュンヘン国際バレエ・アカデミーでバレエを学んだ。スウェーデン王立バレエ団とオランダ国立バレエ団でプリンシパルを務めたのち、2015年にナショナル・バレエ・オブ・カナダにプリンシパルとして入団。香港バレエ団の常任プリンシパル・ゲスト・アーティストも務める。
 全幕では「ラ・バヤデール」のニキヤ、「眠れる森の美女」のオーロラ、「ロミオとジュリエット」のジュリエット、「ジゼル」タイトルロール、「白鳥の湖」オデット/オディール、「ドン・キホーテ」キトリ、「海賊」メドーラ、ジョン・ノイマイヤー「シルヴィア」シルヴィア、クリストファー・ウィールドン「シンデレラ」タイトルロールなどを踊る。アレクセイ・ラトマンスキー、ハンス・ファン・マーネン、ジャン=クリストフ・マイヨー、バンジャマン・ミルピエ、ヨルマ・エロ、デヴィッド・ドーソン、シディ=ラルビ・シェルカウイ他多くの振付家のコンテンポラリー作品の初演を飾った。
ナショナル・バレエ・オブ・カナダでは「冬物語」「くるみ割り人形」「ジゼル」「ラ・シルフィード」「星の王子さま」などを踊っている。
 ノルウェー・バレエ団、オランダ国立バレエ団、サン・カルロ・バレエ、ローマ・バレエ、デンマーク王立バレエ団に客演するほか、モスクワ、サンクト・ペテルブルク、東京、北京、上海、ローマなどの都市で多くの公演に出演している。
 国際コンクールでは、2003年グラース(金賞)、2005年ヘルシンキ(銀賞)とモスクワ(銀賞)、2006年ジャクソン(銀賞)でそれぞれ受賞した。



マリア・コチェトコワ Maria Kochetkova
(サンフランシスコ・バレエ団 プリンシパル)

MK.jpg モスクワ生まれ。ボリショイ・バレエ学校で学んだのち、英国ロイヤル・バレエ団、イングリッシュ・ナショナル・バレエで活躍。
  2007 年にサンフランシスコ・バレエ団にプリンシパルとして移籍した。「ジゼル」、「眠れる森の美女」のオーロラ姫、「ドン・キホーテ」のキトリ、「ロミオとジュリエット」のジュリエット、「白鳥の湖」のオデット/ オディール、「くるみ割り人形」のクララ、 金平糖の精、クランコ「オネーギン」のタチヤーナ、バランシン「ジュエルズ」のエメラルド、ルビー、「テーマとヴァリエーション」、「シンフォニー・イン・C」第2 楽章、フォーサイス「イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド」ほか、マクミラン、アシュトン、ディーン、 エロ、モリス、ポソホフ、ラトマンスキー、ロビンズなどの作品を踊っている。
 2013 年にアメリカン・バレエ・シアターにデビュー、2015 年にプリンシパルとなる。ボリショイ劇場、モスクワ音楽劇場、マリインスキー劇場、ミハイロフスキー劇場、ローマ歌劇場、東京バレエ団などに客演。2009 年には世界バレエフェスティバルの全幕特別プロ『ドン・キホーテ』に主演した。
 2002 年にヴァルナ国際バレエコンクール銀賞、2003 年にルクセンブルク国際バレエコンクール金賞を受賞。2013 年にブノワ賞にノミネート、2014 年には英国ナショナル・ダンス・アワードを受賞した。