2017/06/26 2017:06:26:18:00:00[NBS最新情報]
このたび〈バレエ・スプリーム〉に"英国ロイヤル・バレエ団チーム"の一員として参加予定だったサラ・ラムから、怪我のため公演への参加を断念せざるを得ないとの知らせが届きました。ラムは5月に怪我をしたのち、回復につとめておりましたが、依然、舞台には立てる状態ではないとのことです。
サラ・ラムに代わって、チーム・リーダーのスティーヴン・マックレーの指名により、Aプロではフランチェスカ・ヘイワードが追加でフェデリコ・ボネッリと組んで踊り、Bプロでは英国ロイヤル・バレエ団のソリスト、金子扶生が新たに参加いたします。これにともない、AプロとBプロの演目が以下のように変更となります。
サラ・ラムの出演を楽しみにされていた方には大変申し訳ございませんが、なにとぞご了承のほどお願い申し上げます。また、ラムから日本の観客に向けてのメッセージと、マックレーより金子扶生についてのメッセージが届いておりますので、あわせてご一読いただければ幸いです。
公益財団法人日本舞台芸術振興会
■ 変更となる演目
Aプロ 『アポロ』 サラ・ラム、フェデリコ・ボネッリ
→ 『ロミオとジュリエット』よりパ・ド・ドゥ フランチェスカ・ヘイワード、フェデリコ・ボネッリ
Bプロ 『コンチェルト』 サラ・ラム、フェデリコ・ボネッリ
→ 『白鳥の湖』第2幕よりパ・ド・ドゥ 金子扶生、フェデリコ・ボネッリ
●金子扶生(かねこ ふみ)バイオグラフィー
英国ロイヤル・バレエ団(ソリスト)
大阪の地主薫エコール・ド・バレエで学ぶ。2008年ヴァルナ国際バレエコンクールで金賞、2009年モスクワ国際バレエコンクールで銀賞、2010年にはジャクソン国際バレエコンクールで銀賞を受賞した。
2010年に地主薫バレエ団に入団。同団では『くるみ割り人形』のクララ、金平糖の精、『ドン・キホーテ』のキトリを踊る。
2010/2011年のシーズンに英国ロイヤル・バレエ団に入団。2012年にファースト・アーティスト、2013年にソリストに昇進した。
英国ロイヤル・バレエ団でのおもなレパートリーに、『ドン・キホーテ』のキトリ、キトリの友人、ドリアードの女王、『くるみ割り人形』の金平糖の精、『眠れる森の美女』の森の草地の精、『二羽の鳩』のジプシーの少女、『ジゼル』のモイナ、『ヴィサラ』、『四つの気質』、『白鳥の湖』、『スイート・ヴァイオレット』、『リーメン』、『インフラ』、『メタモルフォシス:ティツィアーノ2012』の「ディアナとアクティオン」、『ウルフ・ワークス』などがある。
■サラ・ラムからのメッセージ
大切なお客様、ファンの皆様へ
素晴らしい友人、同僚たちと共に、皆様の前で踊ることが叶わなくなり、私自身とても悲しく、打ちひしがれております。世界で一番熱狂的にバレエを愛してくださる日本の皆さまのために、近い将来、必ず日本に戻れるようにと望んでおります!
●スティーヴン・マックレーからのメッセージ
画期的なプロジェクト〈バレエ・スプリーム〉に、英国ロイヤル・バレエ団の期待の星、金子扶生が参加することになり、大変嬉しく思っております。すでにロンドンで成功をおさめている扶生が、母国である日本に戻り、彼女の旅のひとときを皆さまと共有できるのは素晴らしいことです。
※表記の演目と出演者は2017年6月26日現在の予定です。やむをえない事情により変更となる場合がございますのであらかじめご了承ください。最終的なプログラムは公演当日に会場にて発表いたします。