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2017/03/04 2017:03:04:01:14:18

【パリ・オペラ座バレエ団】3月3日、ユーゴ・マルシャンが日本でエトワールに昇格! ★動画を追加しました

  3月3日(金)、東京文化会館大ホールで上演されたパリ・オペラ座バレエ団「ラ・シルフィード」終了後、主役のジェイムズを踊ったユーゴ・マルシャンがエトワールに任命されました!
 
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  本編が終了してカーテンコールが続く中、舞台上に登場したのは、芸術監督のオレリー・デュポン。彼女がマルシャンのエトワール任命をアナウンスすると、辺りのざわめきとともに、やや緊張の面持ちだったマルシャンの表情が歓喜に緩み、あとには怒涛の拍手と歓声がわき起こりました。舞台上にはマルシャンと同期で、昨年末ともにエトワールに任命されたばかりのレオノール・ボラックとジェルマン・ルーヴェも駆けつけて、彼を祝福。会場は感動に包まれ、客席総立ちとなってこの慶事を祝いました。

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 この日、マルシャンは、怪我をして日本ツアー不参加となったエトワールのマチュー・ガニオの代わりに、アマンディーヌ・アルビッソンを相手に主役を務めることに。ジェイムズ役を踊るのはこれが初めてで、またフランス国外で初めて主演する機会ともなる喜びを記者会見で語っていました。その意気込み通り、渾身の踊りをもって各場面で大きな喝采を受けただけに、感慨はひとしおだったのではないでしょうか。幕が閉じた後も舞台では同僚やスタッフたちの祝福がつづき、マルシャンは「本当に嬉しい、夢のようです」と頬を紅潮させて語っていました。


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 パリ・オペラ座バレエ団のエトワール任命は、今回のように公演終了後に行われることが恒例となっていますが、外国の舞台で行われることは珍しく、まして日本公演では初めてという歴史的な出来事となりました。
 
 
web_s17-0303_POB_Hugo_Y8A2474(photo_Kiyonori Hasegawa).jpg  マルシャンは明後日の3月5日(日)にも同作品でジェイムズ役を踊ります。日本で誕生した新エトワールの舞台をお見逃しなく!


photo: Kiyonori Hasegawa
 


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