NBS News Web Magazine
毎月第1水曜日と第3水曜日更新

*2024年5月のNBS NEWS WEBマガジンの更新日は、第2・第4水曜(5月8日と22日)に変更させていただきます。
 ご了承のほどお願い申し上げます。

NBS日本舞台芸術振興会
毎月第1水曜日と第3水曜日更新

2021年12月

転々点々

2021/12/20(月)

いま思い返しても8月に〈世界バレエフェスティバル〉を実施できたのは奇跡だったとしか思えない。その映像配信が今日から始まったが、振付や音楽の著作権や著作隣接権の処理に加え、各出演者たちの映像のチェックと、正直、ここまで厄介な作業になるとは思わなかった。配信許可が下りなかった作品もあるが、なにとぞご理解いただきたい。この年末年始は〈世界バレエフェス〉の映像を味わい尽くし、希望に満ちた新しい年を迎えてもらいたい。(T)

転々点々

2021/12/15(水)

シュツットガルト・バレエ団日本公演が中止になった。今ドイツはコロナ禍が始まって以来最悪の状態だという。芸術監督のタマシュとリモートで会議をしたが、これから日本公演を楽しみにしていたダンサーたちに中止を伝えなければならないと言って泣き出してしまった。泣きたいのはこちらも同じだ。実現できるものと信じて準備してきたし、この時点の中止は経済的にも大打撃だ。日本のファンも泣いているだろう。この悲劇はいつまで続くのか。(T)

転々点々

2021/12/01(水)

東京バレエ団「くるみ割り人形」の全国公演を目前に控え、ようやくコロナ禍の出口が見えてきたと喜んでいたら、オミクロン株の出現で再び警戒態勢に逆戻りだ。これは感染症と人類との戦いだ。ネズミとおもちゃの兵隊との戦いは「くるみ割り人形」だが、このバレエでは人形が王子に変身し、マーシャを不思議の国に連れて行ってくれる。今回の公演によってコロナの不安から救い出し、全国の皆さんにマーシャと同じ幸福な夢を見てもらいたい。(T)