本日休演日 2010日本公演レポート(11)

本日休演日 2010日本公演レポート(11)

今日は休演日。
昨日のブログに書いたとおり、東京バレエ団のスタジオでオプショナル・クラスとリハーサルが行われる予定でしたが、中止となったため、ダンサーたちは東京のつかの間の休日を楽しんでいた・・・はずです。

そんな中、東京バレエ団のスタジオに2人のエトワールが顔を見せました。
「ジゼル」の初日を飾る、アニエス・ルテステュとジョゼ・マルティネスです。
思えば、カンパニーより一足早く来日した2人は、到着した翌日も朝から東京バレエ団のスタジオでじっくり汗を流していました。
優雅で華麗な2人の舞台は、こうした日々の努力から生まれるものなのですね。

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「ジゼル」アニエス・ルテステュ(ジゼル)、ジョゼ・マルティネス(アルブレヒト)
photo:Julien Benhamou/Opera national de paris

ジョゼといえば・・・。
昨日雑誌のインタビューがあり、その内容もとても深いものでした。
「シンデレラ」の映画スターと継母の役の捉え方、「ジゼル」へのアプローチ、ダンサーと振付家としてのバランスの取り方、来シーズンに再演される「天井桟敷の人々」の新しいアイディアなどなど・・・。
ジョゼって本当にいいひと・・・と改めて感じた出来事もあったんですよ。
一昨年初めて踊った「ボレロ」の話に及んだときのこと。
インタビュアーの方が「ボレロ」の写真を見たことがないと話すと、ジョゼはわざわざ自分の楽屋からiPhoneを持ってきて、私たちに舞台写真を見せてくれたのです。
端正で美しく、そして蝋燭の芯のような熱さを感じる"メロディ"でした!
そして最後に、今後の活動についての質問があったのですが、ジョゼからは嬉しい言葉が聞かれました。
来シーズンはもちろん、その次のシーズン(2011-2012)までオペラ座での予定が決まっているとのこと!!
これからも、ジョゼがパリ・オペラ座バレエ団のエトワールとして活躍する姿を観ることができるのですね!
ほんとうに興味深いインタビューでしたので、発売時にはぜひご覧ください。
(掲載情報はこのブログでお伝えします)

明日は、朝からクラスとリハーサル、そして夕方から「ジゼル」のゲネプロが行われます。
「ジゼル」の舞台裏のレポートも明日の深夜か明後日の朝にはお届けできると思いますので、ぜひこのブログチェックしてみてください。

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