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2009/11/20 2009:11:20:11:00:00

東京バレエ団 2010年ラインナップ

2010年東京バレエ団ラインナップが決定いたしました。

2010年
1月
「ラ・シルフィード」全幕

ロマンティック・バレエの真髄に挑むニュー・ヒロイン、ニュー・ヒーローに乞うご期待!

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ラコット版「ラ・シルフィード」は、東京バレエ団の看板演目の一つ。この公演では、上野水香がラ・シルフィードに初挑戦します。「ジゼル」に次ぐ2作目となるロマンティック・バレエとなるこの機会は、バレエ・ファンからの熱烈な声に応えてのものす。抜群のテクニックの持ち主であり、人気沸騰中のレオニード・サラファーノフとのコンビは、さらに期待を高めるもの。また、東京バレエ団の新鋭による「マイ・キャスト」公演にも、輝くニュー・ヒロイン、ニュー・ヒーローが登場します。

photo:Kiyonori Hasegawa

 
2月
<マニュエル・ルグリの新しき世界>Aプロ
ルグリ×ド・バナ×東京バレエ団 スーパーコラボレーション

世界の頂点を極めたトップ・ダンサーの新境地を示す話題作!

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バレエ界に燦然と輝くトップ・スター、マニュエル・ルグリが、大きな信頼を寄せる振付家兼ダンサーであるパトリック・ド・バナとともに、東京バレエ団とのコラボレーションを実現。世界初演となる「ホワイト・シャドウ」のリハーサルは、すでに2009年10月から開始しています。東京バレエ団が、パリ・オペラ座を離れたルグリの新たなページを飾ることとなるこの公演は、バレエ・ファンなら見逃すことはできないはずです。

photo:Kiyonori Hasegawa

 
2月
「シルヴィア」全幕【東京バレエ団初演】

ギリシャ神話の世界に繰り広げられる、絢爛・優美な恋と冒険の物語

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東京バレエ団創立45周年記念公演シリーズの終盤のハイライトとなるのが、この「シルヴィア」。東京バレエ団初演となるこの公演には、ベルリン国立バレエ団の看板バレリーナ、ポリーナ・セミオノワとアメリカン・バレエ・シアターのプリンシパル、マルセロ・ゴメスが登場します。アシュトン振付の特徴である優美なロイヤル・スタイルが繰り広げられるこの作品が、東京バレエ団の新たな魅力を引き出します。

photo:Enrico Nawrath

 
4月
「ザ・カブキ」全幕

世界に認められた不朽の名作、東京バレエ団の渾身の名舞台は見逃せない!

10-04.jpg 東京バレエ団にとって、亡きモーリス・ベジャールによって遺された数々の作品のなかでも、最初のオリジナル作品である「ザ・カブキ」は、最も意義深いものといえます。また、1986年初演以来、世界中で高い評価を獲得し、いまや不朽の名作として認められているこの作品を上演し続けることは、東京バレエ団に課された使命でもあります。今回の公演では、次代を見据えたキャスティングにも注目が高まります。

photo:Kiyonori Hasegawa

 
5月
「オネーギン」全幕【東京バレエ団初演】

実力を認められたからこそ叶った念願の東京バレエ団初演!

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ジョン・クランコ振付「オネーギン」は、作品への敬愛から、上演に対してクランコ財団によって厳しく管理されています。20世紀の物語バレエのなかで最も成功したオリジナル作品といわれるこの傑作を上演することは、東京バレエ団にとっても長年にわたる悲願でした。45周年記念公演の掉尾を飾るこの公演は、またひとつ東京バレエ団の新しい歴史を記すものとなるにちがいありません。

photo:Kiyonori Hasegawa

 
6~7月 第24次海外ツアー
8月 海外公演帰朝報告公演(仮称)

世界の舞台での喝采を浴し、さらなる飛躍を見せる!

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第 24回を数える海外ツアーは、トルコのアスペンドス、ハンブルク、ミラノ、ベルリンなどへと向かいます。プログラムは「ザ・カブキ」と〈ベジャール・プロ〉。ツアーのハイライトは、海外公演通算700回目の公演開催といえるでしょう。海外の檜舞台に立ち、観客たちからの喝采を得ることは、ダンサーたちにとって大きな自信と飛躍する力をもたらします。帰国直後の公演では、ひとまわり大きく成長した東京バレエ団が、きっと日本のファンを楽しませることでしょう。

 
9~10月
「ジゼル」全幕

ロマンティック・バレエの真髄を見せる東京バレエ団の美しさが日本各地へ!

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ロマンティック・バレエの代表作の一つ「ジゼル」では、プリマはもとより、東京バレエ団が世界に誇るアンサンブルの美しさも見どころとなります。東京バレエ団が描き出す幽玄世界の美しさは、すでに高い評価を得ているもの。日本の各地で待つ東京バレエ団ファンの皆さまのもとに、美しくも切ない、胸を打つ感動の舞台をお届けします。

photo:Kiyonori Hasegawa

 
12月
「M」全幕

「私は三島を愛するためにこれを創った」とべジャールは語った。

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「M」は、ベジャールが独特の感性によって作家三島由紀夫をバレエで表現した東京バレエ団オリジナル作品。ベジャールは日本の天才作家を愛し、その魂に寄り添うことを願ってこの作品を創ったといいます。そのために必要とされたのが、ベジャールの表現世界を真に理解する東京バレエ団だったのです。2010年は三島由紀夫の生誕85年、没後40年に当たります。鮮烈な美学と思想に彩られた三島の魂を感じる舞台をお楽しみください。

photo:Kiyonori Hasegawa