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2010/07/28 2010:07:28:17:40:56

NBS2011年ラインナップ
NBSが贈る2011年公演ラインナップをご紹介します。NBSにとって、2011年は創立30周年を迎える節目の年となります。オペラ、バレエを愛する皆さまに支えられた30年への感謝と、今後の飛躍を期して、この一年も、皆さまのご期待に応える公演をお届けしてまいります。
オペラ・ファンにとっては、春にはフィレンツェ歌劇場、秋にはバイエルン国立歌劇場と、一年のうちに、イタリア・オペラとドイツ・オペラの真髄をお楽しみいただける贅沢な機会が到来します。
バレエファンには、マラーホフ率いる、ベルリン国立バレエ団、英国が誇る二大バレエ団の一つ、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団と、ビック・カンパニーの来日公演のほか、マニュエル・ルグリが新たな世界を繰り広げるプロジェクト、またニコラ・ル・リッシュとパリ・オペラ座バレエ団のエトワールたちによる新企画など、幅広い魅力を堪能していただける一年です。どうぞお楽しみに。

1月

ベルリン国立バレエ団
マラーホフ振付『シンデレラ』(全2幕)、エイフマン振付『チャイコフスキー』(全2幕)

ウラジーミル・マラーホフ率いるドイツ最大のバレエ団、ベルリン国立バレエ団が、6年ぶりに来日します。
マラーホフ自身の振付・演出によって、バレリーナをヒロインとした華やかなシンデレラ・ストーリーが描かれる「シンデレラ」と、現代ロシアを代表する振付家ボリス・エイフマンによる「チャイコフスキー」がプログラムされました。マラーホフ演じるチャイコフスキーに期待と注目が高まります。どうぞお楽しみに。

 
3月

フィレンツェ歌劇場
『トスカ』、『運命の力』

フィレンツェはオペラ発祥の地。ズービン・メータ率いるフィレンツェ歌劇場が日本のオペラ・ファンのために用意したのは、プッチーニの「トスカ」とヴェルディの「運命の力」。イタリア・オペラを代表する作曲家二人の傑作が選ばれました。
イタリア・オペラの正統が息づく、フィレンツェ歌劇場の公演は、オペラ・ファンの誰もが望む見応えをもたらすものです。

 
5月

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団
ピーター・ライト振付『眠れる森の美女』
フレデリック・アシュトン振付『ダフニスとクロエ』、『真夏の夜の夢』

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団(BRB)は、英国が誇る二大バレエ団の一つ。3年ぶりとなる来日公演には、ピーター・ライト振付「眠れる森の美女」、ロイヤル・スタイルの生みの親であるフレデリック・アシュトンの2作「ダフニスとクロエ」「真夏の夜の夢」を上演する二つのプログラムが用意されました。「眠れる森の美女」には人気プリマのタマラ・ロホが、またアシュトン・プロには、これがBRBとのサヨナラ公演となる吉田都が出演します。

 
5月

ウィーン・クラシックス

ウィーン・フィルのファゴット奏者ミヒャエル・ウェルバを中心に、ウィーン・フィルの腕利きメンバーたちによって結成されたウィーン・クラシックス。2008年の初来日公演では、ウィーン伝統の優雅さと華麗さ、そして現代のエネルギーに満ちた音楽を存分に楽しませてくれました。3年ぶりの再来となる今回は、さらに練りに練ったプログラムで極上の室内楽の楽しみを味わわせてくれることとなるでしょう。
 
6月

バルバラ・フリットリ ソプラノ・リサイタル

2009年に行われたバルバラ・フリットリの日本での初リサイタルに来場された方なら、その感動と熱狂を思い起こすだけでも興奮してしまうのではないでしょうか。すでにオペラでの確固たる評価を得ているとはいえ、近年はさらに新しいレパートリーにも続々と挑んで成功を獲得しているフリットリ。いままさにノリにノッている世界の歌姫の、あの興奮のステージが再び日本のファンを虜にしようとしています!
 
7月

<マニュエル・ルグリとウィーンの仲間たち>

パリ・オペラ座バレエ団を離れたマニュエル・ルグリが、次の活動の場とするのはウィーン国立歌劇場バレエ団。ダンサーとしての活動に加え、芸術監督としての手腕にも、世界が注目を寄せています。アーティストとして、新たなスタートを切ったルグリが、日本のファンのためだけに贈るのがこの公演。彼の厳しい目によって選ばれたウィーンの仲間たち、新鋭や気鋭が集められるここでは、スーパースター、マニュエル・ルグリの魅力が全開!
 
8月

<ニコラ・ル・リッシュと華麗なるスターたち>

弱冠21歳でエトワールに昇進し、いまやトップ・エトワールとして"バレエの殿堂"パリ・オペラ座バレエ団を担うニコラ・ル・リッシュ。この公演は、彼を中心に、オペラ座のトップ・スターが集められる新企画です。宝石のようなきらめきを放つスターたちの共演は、バレエ・ファンにとって何よりの魅力といえるでしょう。
 
9月~10月

バイエルン国立歌劇場
『ローエングリン』、『ロベルト・デヴェリュー』、『ナクソス島のアリアドネ』

ドイツのオペラ界のみならず、世界のオペラ界をリードするバイエルン国立歌劇場は、その威信をかけた極め付けの3作によって日本のオペラ・ファンを唸らせることになるでしょう。ヨナス・カウフマン、エディタ・グルベローヴァ、アドリエンヌ・ピエチョンカをはじめとする超ド級の歌手を揃え、初演以来話題沸騰の「ローエングリン」と「ナクソス島のアリアドネ」、決定版の呼び声高い「ロベルト・デヴェリュー」で上陸します。

 
10月

エディタ・グルベローヴァ ソプラノ・リサイタル

並外れた実力によって、トップ・プリマとして世界の第一線に君臨する"コロラトゥーラの女王"グルベローヴァ。一点の翳りもなく、常にトップに立ち続けてきたそのキャリアは、人気・実力の両面において入れ替わりの激しい現代においては、もはや偉業といえるものです。日本の聴衆に贈られるリサイタルでは、回を重ねるごとに増す感動に驚嘆すらさせられてきました。「100パーセントではなく、110パーセントを心掛ける」という歌姫は、またもや聴衆を驚かせる珠玉の歌唱を聴かせてくれることとなるはずです。
 
10月~11月

シルヴィ・ギエム<さよなら、トウ・シューズ>
フレデリック・アシュトン振付『田園の出来事』、『マルグリットとアルマン』

世界の頂点を極めたスーパーバレリーナ、ギエムが、トウ・シューズをはいて踊る最後のパフォーマンス!
ダンサーとしての限りない可能性を追求しながらも、「ポワントはこれで最後。日本の観客の皆様に感謝を込めて踊ります」とギエム。名演の誉れ高い「田園の出来事」と「マルグリットとアルマン」をフューチャーした2つのプログラムを、ギエムが選んだ仲間と東京バレエ団の共演でお贈りします。
 
11月~12月

ウィーン室内合奏団

ウィーン・フィルのメンバーによる室内アンサンブルのなかでも最も長い歴史をもつ団体の一つウィーン室内合奏団は、結成40年を経て、新たな歴史をスタートさせました。2011年は、ウィーン・フィル初の女性コンサートマスターを迎えた新メンバーによる初来日となります。このアンサンブルが誇るウィーン伝統の響き、典雅な調べはそのままに、新たな意欲という魅力がどう展開されていくのか。新生ウィーン室内合奏団のお披露目となるこの機会、どうぞお聴き逃しなく!