2010年3月 一覧
2010年日本公演閉幕! 2010日本公演レポート(12)
一昨日(3/21)、オレリー・デュポン&ニコラ・ル・リッシュ主演「ジゼル」をもって、パリ・オペラ座バレエ団2010年日本公演が閉幕いたしました。
「シンデレラ」5公演、「ジゼル」5公演、計10公演にご来場いただきました多くの皆さまに、心よりお礼申し上げます。
公演同様、多くの皆さまにご愛読いただいておりました、このブログは担当者の事情により、後半更新ができませんでした。
楽しみにご覧いただいていた皆さま、申し訳ございません。
ブログ担当者がお休みしている間も、制作担当者は舞台裏のいろいろな写真を撮影していてくれました。
遅まきながら、その写真を中心に日本公演後半のレポートをお届けします。
◆3月18日(木)「ジゼル」初日
「ジゼル」の初日を飾ったのは、アニエス・ルテステュとジョゼ・マルティネスのゴールデン・ペア。
2人は昨年8月に行われた第12回世界バレエフェスティバルのガラ公演で2幕のパ・ド・ドゥを披露しましたが、全幕を日本で踊るのは今回がはじめて。
ドラマティックな2人の舞台に、場内は大きな暖かい拍手で包まれました。
舞台袖から撮影したカーテンコールと、終演後のアニエスとジョゼ。
(写真はすべてクリックしていただくと大きな画像でご覧いただけます)
全身でもう一枚。
◆パジャマクラス開催!
ある日掲示ボードにこのような張り紙が掲示されていました。
よくよく眺めてみると・・・次のような文字が。
DRESS CODE COURS → PAJAMA DE L'HOTEL
そう、これはドレスコードが「パジャマ」という、「パジャマ・クラス」開催のお知らせだったのです。
では、「パジャマ・クラス」の様子をお届けしましょう。
この日のクラスを担当していたのは、元エトワールのジャン=ギョーム・バール。
もちろん、教師にもドレスコードがありますので、ジャン=ギョームもパジャマ姿で指導しています。
真剣な表情とパジャマのコントラストが、おかしさを誘います。
左の写真は、パジャマを白いチュチュに見立てて"「ジゼル」ごっこ"の様子。
ジャン=ギョームが真剣な表情でミルタ役を演じています。
◆3月19日(金)「ジゼル」2日目
エトワールとして初めての日本公演となった、ドロテ・ジルベールとマチアス・エイマンのカーテンコールと終演後の様子です。
ミルタを演じたエミリー・コゼット、ヒラリオンのニコラ・ポールと4人でにっこり。
ドロテとマチアスは大舞台を終え、感無量の様子でした。
◆3月20日(土) 「ジゼル」3日目
「ジゼル」3日目は、昼夜2回公演。
昼は初日と同じく、アニエス・ルテステュとジョゼ・マルティネスが主演。
そして、夜公演に主演したのが、こちらのデルフィーヌ・ムッサンとバンジャマン・ペッシュです。
当初この公演でジゼルを演じる予定となっていた、イザベル・シアラヴォラが怪我で来日できなくなったことに伴い、急遽デルフィーヌがジゼルにキャスティングされたのですが、2人は、昨年のパリ・オペラ座での公演でも、ジゼルとアルブレヒトを演じていることもあり、息はぴったり。
デルフィーヌの熱演に会場からは、すすり泣きが聞こえていました。
終演後の撮影をお願いすると、デルフィーヌはバンジャマンのほほに優しくキスを・・・。
素敵な1枚になりました。
◆3月21日(日・祝)「ジゼル」最終日
10日間にわたったパリ・オペラ座バレエ団2010年日本公演のラストを飾ったのは、オレリー・デュポンとニコラ・ル・リッシュ。
2人は、パリ・オペラ座で18日に上演された「シッダールダ」のプレミエ公演を終えた翌日日本に向けてパリを旅立ち、日本に到着したのは、公演前日の20日。
なんと2泊3日という強行スケジュールでの来日でした。
到着日こそゆっくりホテルで休息を取ったものの、公演当日は早くから楽屋入りして、舞台上でじっくりリハーサル。
前日来日したことなど微塵も感じさせない舞台を見せてくれました。
2人の全身全霊をこめた舞台の幕が下りると、客席からは割れんばかりの拍手が・・・。
鳴り止まない拍手の中、フランス国旗を模した3色の紙テープが降り落とされ、サヨナラ看板が登場。
場内からは、更に大きな拍手が贈られました。
長いカーテンコールの途中、ニコラが舞台に手を引いて連れてきたのが、ウィルフリードを演じたジャン=クリストフ・ゲリ。
この日本公演をもってパリ・オペラ座バレエ団を退団する彼へのサプライズ・プレゼントでした。
幕が下りた後の舞台では、涙を浮かべながら挨拶するジャン=クリストフを囲んだ団員たちが、客席の拍手に負けないほどの拍手を贈り、最後は芸術監督のブリジット・ルフェーブルさんも加わり、彼を中心に記念写真。
とても素敵なセレモニーでした。
日本公演レポートの最後は、オレリーとニコラの最高の笑顔で締めましょう。
パリ・オペラ座バレエ団のメンバーは、東京に桜の開花が宣言された昨日、成田空港からパリに向けて飛び立ちました。
たくさんの感動を与えてくれた、パリ・オペラ座バレエ団2010年終了しましたが、このブログでは今後も公演批評の掲載情報などをお伝えしてまいります。
公演のことを思い出しながら、時折のぞいてくださいね!
パリ・オペラ座バレエ団「ジゼル」本日のキャスト
パリ・オペラ座バレエ団 日本公演
「ジゼル」(全2幕)
テオフィル・ゴーティエ、ジュル=アンリ・ヴェルノワ・ド・サン=ジョルジュの台本による
1998年製作
音楽:アドルフ・アダン
振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー(1841)
改訂振付:マリウス・プティパ(1887)
パトリス・バール、ユージン・ポリャコフ(1991)
装置:アレクサンドル・ブノワ
装置製作:シルヴァノ・マッティ
衣裳:アレクサンドル・ブノワ
衣裳製作:クローディ・ガスティーヌ
◆主な配役◆
ジゼル:オレリー・デュポン
アルブレヒト:ニコラ・ル・リッシュ
ヒラリオン:ジョシュア・オファルト
ウィルフリード:ジャン=クリストフ・ゲリ
ベルタ、ジゼルの母:ヴィヴィアン・デクチュール
クールランド大公:ヤン・サイズ
バチルド姫:ベアトリス・マルテル
ペザント・パ・ド・ドゥ:メラニー・ユレル、エマニュエル・ティボー
ミルタ:マリ=アニエス・ジロー
ドゥ・ウィリ:マリ=ソレーヌ・ブレ、サラ=コーラ・ダヤノヴァ
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
指揮:コーエン・ケッセル
◆上演時間◆
【第1幕】 13:30 - 14:25
休憩 20分
【第2幕】 14:45 - 15:35
※NBSホームページで既に発表しておりますが、当初、チラシ、ホームページ等でお知らせしておりました本公演のキャストが、出演者の怪我などの理由により、上記のとおり変更となりました。何卒ご了承のほどお願い申し上げます。
● 詳細なキャスト表はこちらからご確認ください。
(下線が会場でお配りしたキャスト表からの変更点です。)
パリ・オペラ座バレエ団「ジゼル」本日のキャスト(13時30分開演)
パリ・オペラ座バレエ団 日本公演
「ジゼル」(全2幕)
テオフィル・ゴーティエ、ジュル=アンリ・ヴェルノワ・ド・サン=ジョルジュの台本による
1998年製作
音楽:アドルフ・アダン
振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー(1841)
改訂振付:マリウス・プティパ(1887)
パトリス・バール、ユージン・ポリャコフ(1991)
装置:アレクサンドル・ブノワ
装置製作:シルヴァノ・マッティ
衣裳:アレクサンドル・ブノワ
衣裳製作:クローディ・ガスティーヌ
◆主な配役◆
ジゼル:アニエス・ルテステュ
アルブレヒト:ジョゼ・マルティネス
ヒラリオン:ジョシュア・オファルト
ウィルフリード:ジャン=クリストフ・ゲリ
ベルタ、ジゼルの母:ヴィヴィアン・デクチュール
クールランド大公:ヤン・サイズ
バチルド姫:ベアトリス・マルテル
ペザント・パ・ド・ドゥ:メラニー・ユレル、エマニュエル・ティボー
ミルタ:マリ=アニエス・ジロー
ドゥ・ウィリ:マリ=ソレーヌ・ブレ、サラ=コーラ・ダヤノヴァ
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
指揮:コーエン・ケッセル
◆上演時間◆
【第1幕】 13:30 - 14:25
休憩 20分
【第2幕】 14:45 - 15:35
※NBSホームページで既に発表しておりますが、当初、チラシ、ホームページ等でお知らせしておりました本公演のキャストが、出演者の怪我などの理由により、上記のとおり変更となりました。何卒ご了承のほどお願い申し上げます。
● 詳細なキャスト表はこちらからご確認ください。
(下線が会場でお配りしたキャスト表からの変更点です。)
パリ・オペラ座バレエ団「ジゼル」本日のキャスト(18時30分開演)
パリ・オペラ座バレエ団 日本公演
「ジゼル」(全2幕)
テオフィル・ゴーティエ、ジュル=アンリ・ヴェルノワ・ド・サン=ジョルジュの台本による
1998年製作
音楽:アドルフ・アダン
振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー(1841)
改訂振付:マリウス・プティパ(1887)
パトリス・バール、ユージン・ポリャコフ(1991)
装置:アレクサンドル・ブノワ
装置製作:シルヴァノ・マッティ
衣裳:アレクサンドル・ブノワ
衣裳製作:クローディ・ガスティーヌ
◆主な配役◆
ジゼル:デルフィーヌ・ムッサン
アルブレヒト:バンジャマン・ペッシュ
ヒラリオン:ニコラ・ポール
ウィルフリード:ジャン=クリストフ・ゲリ
ベルタ、ジゼルの母:ヴィヴィアン・デクチュール
クールランド大公:ヤン・サイズ
バチルド姫:ベアトリス・マルテル
ペザント・パ・ド・ドゥ:リュドミラ・パリエロ、アレッシオ・カルボネ
ミルタ:エミリー・コゼット
ドゥ・ウィリ:マチルド・フルステー、シャリーヌ・ジザンダネ
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
指揮:コーエン・ケッセル
◆上演時間◆
【第1幕】 18:30 - 19:25
休憩 20分
【第2幕】 19:45 - 20:35
※NBSホームページで既に発表しておりますが、当初、チラシ、ホームページ等でお知らせしておりました本公演のキャストが、出演者の怪我などの理由により、上記のとおり変更となりました。何卒ご了承のほどお願い申し上げます。
● 詳細なキャスト表はこちらからご確認ください。
(下線が会場でお配りしたキャスト表からの変更点です。)
パリ・オペラ座バレエ団「ジゼル」本日のキャスト
パリ・オペラ座バレエ団 日本公演
「ジゼル」(全2幕)
テオフィル・ゴーティエ、ジュル=アンリ・ヴェルノワ・ド・サン=ジョルジュの台本による
1998年製作
音楽:アドルフ・アダン
振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー(1841)
改訂振付:マリウス・プティパ(1887)
パトリス・バール、ユージン・ポリャコフ(1991)
装置:アレクサンドル・ブノワ
装置製作:シルヴァノ・マッティ
衣裳:アレクサンドル・ブノワ
衣裳製作:クローディ・ガスティーヌ
◆主な配役◆
ジゼル:ドロテ・ジルベール
アルブレヒト:マチアス・エイマン
ヒラリオン:ニコラ・ポール
ウィルフリード:ジャン=クリストフ・ゲリ
ベルタ、ジゼルの母:カリーヌ・ヴィラグラッサ
クールランド大公:ヤン・サイズ
バチルド姫:ベアトリス・マルテル
ペザント・パ・ド・ドゥ:リュドミラ・パリエロ、アレッシオ・カルボネ
ミルタ:エミリー・コゼット
ドゥ・ウィリ:マチルド・フルステー、シャリーヌ・ジザンダネ
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
指揮:コーエン・ケッセル
◆上演時間◆
【第1幕】 19:00 - 19:55
休憩 20分
【第2幕】 20:15 - 21:05
※NBSホームページで既に発表しておりますが、当初、チラシ、ホームページ等でお知らせしておりました本公演のキャストが、出演者の怪我などの理由により、上記のとおり変更となりました。何卒ご了承のほどお願い申し上げます。
● 詳細なキャスト表はこちらからご確認ください。
パリ・オペラ座バレエ団「ジゼル」本日のキャスト
パリ・オペラ座バレエ団 日本公演
「ジゼル」(全2幕)
テオフィル・ゴーティエ、ジュル=アンリ・ヴェルノワ・ド・サン=ジョルジュの台本による
1998年製作
音楽:アドルフ・アダン
振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー(1841)
改訂振付:マリウス・プティパ(1887)
パトリス・バール、ユージン・ポリャコフ(1991)
装置:アレクサンドル・ブノワ
装置製作:シルヴァノ・マッティ
衣裳:アレクサンドル・ブノワ
衣裳製作:クローディ・ガスティーヌ
◆主な配役◆
ジゼル:アニエス・ルテステュ
アルブレヒト:ジョゼ・マルティネス
ヒラリオン:ジョシュア・オファルト
ウィルフリード:ジャン=クリストフ・ゲリ
ベルタ、ジゼルの母:ヴィヴィアン・デクチュール
クールランド大公:ヤン・サイズ
バチルド姫:ベアトリス・マルテル
ペザント・パ・ド・ドゥ:メラニー・ユレル、エマニュエル・ティボー
ミルタ:マリ=アニエス・ジロー
ドゥ・ウィリ:マリ=ソレーヌ・ブレ、サラ=コーラ・ダヤノヴァ
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
指揮:コーエン・ケッセル
◆上演時間◆
【第1幕】 19:00 - 19:55
休憩 20分
【第2幕】 20:15 - 21:05
※NBSホームページで既に発表しておりますが、当初、チラシ、ホームページ等でお知らせしておりました本公演のキャストが、出演者の怪我などの理由により、上記のとおり変更となりました。何卒ご了承のほどお願い申し上げます。
● 詳細なキャスト表はこちらからご確認ください。
本日休演日 2010日本公演レポート(11)
今日は休演日。
昨日のブログに書いたとおり、東京バレエ団のスタジオでオプショナル・クラスとリハーサルが行われる予定でしたが、中止となったため、ダンサーたちは東京のつかの間の休日を楽しんでいた・・・はずです。
そんな中、東京バレエ団のスタジオに2人のエトワールが顔を見せました。
「ジゼル」の初日を飾る、アニエス・ルテステュとジョゼ・マルティネスです。
思えば、カンパニーより一足早く来日した2人は、到着した翌日も朝から東京バレエ団のスタジオでじっくり汗を流していました。
優雅で華麗な2人の舞台は、こうした日々の努力から生まれるものなのですね。
photo:Julien Benhamou/Opera national de paris
ジョゼといえば・・・。
昨日雑誌のインタビューがあり、その内容もとても深いものでした。
「シンデレラ」の映画スターと継母の役の捉え方、「ジゼル」へのアプローチ、ダンサーと振付家としてのバランスの取り方、来シーズンに再演される「天井桟敷の人々」の新しいアイディアなどなど・・・。
ジョゼって本当にいいひと・・・と改めて感じた出来事もあったんですよ。
一昨年初めて踊った「ボレロ」の話に及んだときのこと。
インタビュアーの方が「ボレロ」の写真を見たことがないと話すと、ジョゼはわざわざ自分の楽屋からiPhoneを持ってきて、私たちに舞台写真を見せてくれたのです。
端正で美しく、そして蝋燭の芯のような熱さを感じる"メロディ"でした!
そして最後に、今後の活動についての質問があったのですが、ジョゼからは嬉しい言葉が聞かれました。
来シーズンはもちろん、その次のシーズン(2011-2012)までオペラ座での予定が決まっているとのこと!!
これからも、ジョゼがパリ・オペラ座バレエ団のエトワールとして活躍する姿を観ることができるのですね!
ほんとうに興味深いインタビューでしたので、発売時にはぜひご覧ください。
(掲載情報はこのブログでお伝えします)
明日は、朝からクラスとリハーサル、そして夕方から「ジゼル」のゲネプロが行われます。
「ジゼル」の舞台裏のレポートも明日の深夜か明後日の朝にはお届けできると思いますので、ぜひこのブログチェックしてみてください。
「シンデレラ」最終日! 2010日本公演レポート(10)
先ほど、「シンデレラ」の最終公演が無事終了しました。
「シンデレラ」の5公演にご来場いただきました、多くの皆さまに心よりお礼申し上げます。
それでは、早速終演後の舞台裏の様子をご紹介しましょう。
何度も繰り返されたカーテンコールの後、幕が下りた舞台上では「シンデレラ」の千秋楽を祝って、記念撮影が行われていました。
晴れやかなダンサーたちの表情をご覧ください。
もう1枚、少し寄った写真はこちら。
みんないい顔してますね!
↑の写真でもキャラクターそのままの表情で写っている、義姉役のドロテ・ジルベールとエミリー・コゼットです。
2人に撮影をお願いしていると、後ろから美女が登場・・・。
今日も客席を大爆笑の渦に巻き込んだ、継母役のステファン・ファボランです。
連日の大熱演で客席を大いに沸かせてくれました3人は、舞台そのままに、ステキなポーズと表情でカメラに応えてくれました!
最後まで本当にありがとうございます!
あの名演がもう観られないのかと思うと、ちょっとさびしいですね。
そして、もう一人。
膝を痛めて降板したバンジャマン・ペッシュに代わって、4公演連続でダンス教師を演じたマチアス・エイマンです。
印象的なおひげがないのがちょっと残念ですが・・・。
ドロテとマチアスは、「シンデレラ」とはガラっと役柄を変え、19日にジゼルとアルブレヒトとして登場。そして、壁に体当たりして義姉を熱演していたエミリーも、「ジゼル」では一転して精霊ミルタを演じます。
3人がどのような変貌を遂げてくれるのか、楽しみにしていてくださいね!
あっという間の4日間が終わり、すでに舞台では「ジゼル」に向けて徹夜で「シンデレラ」の装置の撤去作業が始まっています。
ダンサーたちもすでに「ジゼル」のリハーサルをはじめており、明日も昼前から東京バレエ団スタジオでクラスとリハーサルが行われる予定です。
「シンデレラ」レポートの最後は、シンデレラが残していったガラスの靴で締めくくります。
キラキラと輝く思い出として、この公演を皆さまの心に刻んでいただければ・・・。
「シンデレラ」は終了しましたが、パリ・オペラ座バレエ団に本公演はまだまだ折り返し地点。
このレポートもまだまだ続きます(頑張ります・・・)。
千秋楽まで、ご愛読くださいね。
「シンデレラ」本日最終公演です! 2010日本公演レポート(9)
早いもので、本日が「シンデレラ」の最終公演となります。
会場のあちこちから、「楽しかった~~!!」という声を聞き、「そうですよね!」とお一人お一人に応えたくなさってしまいます。
では、昨日の「シンデレラ」の舞台裏から、何点か写真をご紹介しましょう。
まずは、義姉の2人。
メラニー・ユレルとステファニー・ロンベールです。
いぢわるだけれど、どこかこっけいで、笑いを誘う2人の義姉は、毎回カーテンコールでも大きな拍手で迎えられています。
憎めないキャラクターですよね。
そして、こちらはシンデレラに魔法が解ける時間を教える、「時計」たち。
以前のブログでご紹介したトランポリンは、1幕の最後に彼らが登場するシーンで使われているのです。
(「客席からは見えない」と書きましたが、ちゃんと見えていました。失礼しました!)
ぽーん! ぽーん! とはずむように登場して、ゴロゴロゴロ・・・と転がりながら退場する「時計」たち。愛らしいキャラクターは人気急上昇中(?)
「時計」はもちろん12人。胸にそれぞれ数字が書かれたゼッケンをしています。
この「時計」たちの衣裳(総タイツ)の模様は、日本的なのです。背中には龍の姿も見えます。
「シンデレラ」をまだご覧になっていない方、今日が最後のチャンスです!
当日券は90分前から若干枚数を発売いたしますので、上野まで足をお運びください。
会場でお待ちしております!
パリ・オペラ座バレエ団「シンデレラ」本日のキャスト
パリ・オペラ座バレエ団 日本公演
「シンデレラ」(全3幕)
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
振付:ルドルフ・ヌレエフ
装置:ペトリカ・イオネスコ
衣裳:森英恵
照明:グイード・レヴィ
1986年 パリ・オペラ座初演
◆主な配役◆
シンデレラ:デルフィーヌ・ムッサン
映画スター:マチュー・ガニオ
二人の義姉:エミリー・コゼット、ドロテ・ジルベール
継母:ステファン・ファヴォラン
ダンス教師:マチアス・エイマン
プロデューサー:アレッシオ・カルボネ
父:ジャン=クリストフ・ゲリ
春:リュドミラ・パリエロ
夏:エヴ・グリンツテイン
秋:メラニー・ユレル
冬:サラ・コーラ・ダヤノヴァ
演奏:東京ニューシティ管弦楽団
指揮:コーエン・ケッセル
◆上演時間◆
【第1幕】 18:30 - 19:15
休憩 20分
【第2幕】 19:35 - 20:20
休憩 20分
【第3幕】 20:40 - 21:20
※NBSホームページで既に発表しておりますが、当初、チラシ、ホームページ等でお知らせしておりました本公演のキャストが、出演者の怪我などの理由により、上記のとおり変更となりました。何卒ご了承のほどお願い申し上げます。
●詳細なキャスト表はこちらからご確認ください。
(下線が会場でお配りしたきゃスト表からの変更点です。)
パリ・オペラ座バレエ団「シンデレラ」本日のキャスト
パリ・オペラ座バレエ団 日本公演
「シンデレラ」(全3幕)
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
振付:ルドルフ・ヌレエフ
装置:ペトリカ・イオネスコ
衣裳:森英恵
照明:グイード・レヴィ
1986年 パリ・オペラ座初演
◆主な配役◆
シンデレラ:マリ=アニエス・ジロー
映画スター:カール・パケット
二人の義姉:メラニー・ユレル、ステファニー・ロンベール
継母:ジョゼ・マルティネス
ダンス教師:マチアス・エイマン
プロデューサー:ヴァンサン・シャイエ
父:エリック・モナン
春:マチルド・フルステー
夏:エヴ・グリンツテイン
秋:シャリーヌ・ジザンダネ
冬:サラ・コーラ・ダヤノヴァ
演奏:東京ニューシティ管弦楽団
指揮:コーエン・ケッセル
◆上演時間◆
【第1幕】 13:30 - 14:15
休憩 20分
【第2幕】 14:35 - 15:20
休憩 20分
【第3幕】 15:40 - 16:20
※NBSホームページで既に発表しておりますが、当初、チラシ、ホームページ等でお知らせしておりました本公演のキャストが、出演者の怪我などの理由により、上記のとおり変更となりました。
また12時現在、本日、ダンス教師役で出演を予定しておりましたバンジャマン・ペッシュは、膝に痛みがあるため休演し、代わってマチアス・エイマンが出演いたします。
何卒ご了承のほどお願い申し上げます。
● そのほかの詳しいキャストはこちらからご確認ください。
(下線が会場でお配りしたきゃスト表からの変更点です。)
「シンデレラ」2日目 2010日本公演レポート(8)
パリ・オペラ座日本公演2日目の今日は、昼夜2回公演が行われました。 ダンサーたちは朝10時のクラスからはじまり、楽屋を出たのが夜10時頃。 人によっては12時間まるまる東京文化会館で過ごしていたのでした。 本当にお疲れさまでした!
早速、昼夜2組の主演ダンサーの主演後の1枚をお届けしましょう。
まずは、昼公演に主演したマリ=アニエス・ジローとカール・パケットです。
シンデレラ初主演を無事に終えたマリ=アニエスは、充実感いっぱいの笑顔。
エトワールとして初めての主演を務めたカールも満足げなさわやかな表情です。
装置や衣装に負けない華やかでゴージャスなペアでした。
2人が主演する明日の公演をご覧になる予定の方、楽しみになさっていてくださいね。
そして、夜公演の主演ペア、デルフィーヌ・ムッサンとマチュー・ガニオです。
デルフィーヌにとって「シンデレラ」はエトワールに昇進した思い出深い作品。可憐で美しいシンデレラで客席を魅了してくれました。黒髪のショート・ボブが素敵ですね!
マチューは、クラーク・ゲーブル(まさに映画スター!)ちっくな口ひげをたくわえて登場。いかがですか? 大人の男マチューという感じでしょ?
全身写真も撮りましたので、2組並べてご覧いただきましょう。
(クリックすると大きな画像でご覧いただけます)
そして、昼公演で見事なコメディエンヌ(?)ぶりと女性ダンサー顔負けの見事なポワントワークで会場を沸かせてくれた、継母を演じたジョゼ・マルティネスです。
素敵なポーズで応えてくれたジョゼ。
ベールの下のお顔をよくよく見ると・・・ものすごい美女!!
そこらへんの女性たちがひれ伏すくらいに、美しい!!
昨日、2枚目中の2枚目映画スターを演じていた人と同一人物とは思えません。
明日の公演をご覧になる方はオペラグラス必携ですよ!
明日は13時半開演です。
日本でヌレエフ版「シンデレラ」が観られるのもあと2回。
DVDでもご覧いただけますが、実際の舞台はスケールも楽しさもちょっと桁違いです。
明日の日曜日のご予定がまだ決まっていらっしゃらないという方は、ぜひ上野に足をお運びください。
パリ・オペラ座バレエ団「シンデレラ」本日のキャスト(13時30分開演)
パリ・オペラ座バレエ団 日本公演
「シンデレラ」(全3幕)
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
振付:ルドルフ・ヌレエフ
装置:ペトリカ・イオネスコ
衣裳:森英恵
照明:グイード・レヴィ
1986年 パリ・オペラ座初演
◆主な配役◆
シンデレラ:マリ=アニエス・ジロー
映画スター:カール・パケット
二人の義姉:メラニー・ユレル、ステファニー・ロンベール
継母:ジョゼ・マルティネス
ダンス教師:マチアス・エイマン
プロデューサー:ヴァンサン・シャイエ
父:エリック・モナン
春:マチルド・フルステー
夏:エヴ・グリンツテイン
秋:シャリーヌ・ジザンダネ
冬:サラ・コーラ・ダヤノヴァ
演奏:東京ニューシティ管弦楽団
指揮:コーエン・ケッセル
◆上演時間◆
【第1幕】 13:30 - 14:15
休憩 20分
【第2幕】 14:35 - 15:20
休憩 20分
【第3幕】 15:40 - 16:20
※NBSホームページで既に発表しておりますが、当初、チラシ、ホームページ等でお知らせしておりました本公演のキャストが、出演者の怪我などの理由により、上記のとおり変更となりました。
また12時30分現在、本日、ダンス教師役で出演を予定しておりましたバンジャマン・ペッシュは、膝に痛みがあるため休演し、代わってマチアス・エイマンが出演いたします。
何卒ご了承のほどお願い申し上げます。
●そのほかの詳しいキャストはこちらからご確認ください。
(下線が会場でお配りしたきゃスト表からの変更点です。)
パリ・オペラ座バレエ団「シンデレラ」本日のキャスト(18時30分開演)
パリ・オペラ座バレエ団 日本公演
「シンデレラ」(全3幕)
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
振付:ルドルフ・ヌレエフ
装置:ペトリカ・イオネスコ
衣裳:森英恵
照明:グイード・レヴィ
1986年 パリ・オペラ座初演
◆主な配役◆
シンデレラ:デルフィーヌ・ムッサン
映画スター:マチュー・ガニオ
二人の義姉:エミリー・コゼット、ドロテ・ジルベール
継母:ステファン・ファヴォラン
ダンス教師:マチアス・エイマン
プロデューサー:アレッシオ・カルボネ
父:ジャン=クリストフ・ゲリ
春:リュドミラ・パリエロ
夏:エヴ・グリンツテイン
秋:メラニー・ユレル
冬:ステファニー・ロンベール
演奏:東京ニューシティ管弦楽団
指揮:コーエン・ケッセル
◆上演時間◆
【第1幕】 18:30 - 19:15
休憩 20分
【第2幕】 19:35 - 20:20
休憩 20分
【第3幕】 20:40 - 21:20
※NBSホームページで既に発表しておりますが、当初、チラシ、ホームページ等でお知らせしておりました本公演のキャストが、出演者の怪我などの理由により、上記のとおり変更となりました。何卒ご了承のほどお願い申し上げます。
●そのほかの詳しいキャストはこちらからご確認ください。
(下線が会場でお配りしたきゃスト表からの変更点です。)
2010年日本公演開幕! 2010日本公演レポート(7)
パリ・オペラ座バレエ団2010年日本公演、本日無事開幕いたしました! 会場に足を運んでくださった皆さま、ありがとうございました!
日本初お目見えのルドルフ・ヌレエフ振付「シンデレラ」はいかがでしたでしょうか?
装置、衣裳、出演者の数、ここまでスケールの大きなバレエは、それほどないように思います。
華やかで煌めく舞台をご覧になって、「パリ・オペラ座ここにあり!」という印象を持たれた方も多かったのではないでしょうか。
カーテンコールでは、大きな拍手がずっと鳴り止まず、客席は熱気に満ちていました。
ブログ担当者は終演後ロビーにいたのですが、観客の皆さんの多くはちょっと興奮したような幸せそうな笑顔で、ロビーに出ていらっしゃいました。
観客の皆さんの満足そうな笑顔は、舞台に立つダンサーにとっても、私たち公演に携わるスタッフにとっても一番嬉しいもの。
こうしたときに舞台に携わる喜びを感じます。
終演後、楽屋で行われたレセプションに参加したダンサーたちの表情は、無事に舞台を終えた安堵感、そして日本の観客の皆さんに楽しんでいただけたという満足感に満ちていました。
終演後のアニエス・ルテステュとジョゼ・マルティネスの2ショットです。
2人のほんわりとした幸せそうな笑顔をご覧ください。
指揮者のコーエン・ケッセルさん、義姉役のドロテ・ジルベールも加わってもう1枚。
ドロテのはじけっぷり、ご覧いただけましたでしょうか。
本人もとっても楽しそうに演じていました。
舞台裏からもう1枚。
映画の撮影シーンで使われている小道具です。
初日の「シンデレラ」の舞台は、無事に「THE END」。
でも、パリ・オペラ座バレエ団日本公演は始まったばかりです。
明日は、昼夜の2回公演。マリ=アニエス・ジロー&カール・パケット、デルフィーヌ・ムッサン&マチュー・ガニオの2組が登場します。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
2010年日本公演いよいよ本日開幕! 2010日本公演レポート(6)
パリ・オペラ座バレエ団2010年日本公演の開幕を祝うかのように(?)、東京は真っ青な青空が広がる気持ちのよい朝を迎えました。
何ヶ月も前からチケットを手配し、今日の公演を待っていらした方も多いのではないでしょうか。
お待たせしました! あと7時間で、パリ・オペラ座バレエ団「シンデレラ」の幕が上がります。
初日を前に、昨日18時半より舞台最終稽古(ゲネプロ)が行われました。
ダンス教師役のマチアス・エイマン以外は初日キャストで行われたゲネプロは、全員衣裳、メイクを付け、ほぼ本番どおりに進められました。
舞台裏をのぞいてみると・・・。
こちらは、開幕前の廊下に設置されたメイクスペース。ヘアメイクスタッフは日仏合わせて23名!
エキストラに至るまで、全員のヘア・メイクを限られた時間で完成させなければならず、一瞬たりとも気が抜けません。
それにしてもすごい賑わいだと思いませんか・・・。
それもそのはず、「シンデレラ」のスケールの大きさは装置だけではありません。
のべ出演者数は、なんと150名以上!
一人のダンサーが、別の役柄に変わるときにも、必ずヘアメイクスタッフがフォローしているので、
幕が上がってからも、メイクスペースには次々とダンサーが訪れていました。
楽屋のあちこちには、こんなプリントが貼られています。
左はメイクスペースで撮影したもの。それぞれのキャラクターのメイクや髪型がよくわかるような顔のアップ写真です。
右はエトワールたちの楽屋前の壁に貼られていたもの。
こちらは衣裳がよくわかるように、全身を写したものになっています。
このような資料画像を撮影しておくことで、時を経ての再演の際も、初演と変わらない舞台を届けられるのですね。
ブログ担当者は、3幕だけしかゲネプロを観ることができなかったのですが、少しだけその印象を。
魔法が解け、元の生活に戻ったシンデレラが、ぞうきんがけをしながら、映画スターと過ごした夢のような時間を思い出すときのアニエス・ルテステュの少女のようなかわいい表情は必見。
映画スターと再会するシーンでは、とまどいつつも幸せをかみ締めているシンデレラの心情が、強く伝わってきました。
映画スターそのもの!のジョゼ・マルティネスは、とにかくカッコいいのです。
彼が友人たちを率いて街にシンデレラを探しにいくシーンの男性群舞は、「カッコいい、すてき・・・」という言葉しか浮かびません(すみません、語彙不足で)。楽しみにしていてください。
そして、映画の撮影シーンという設定の終幕の2人のパ・ド・ドゥはため息がでるほどの美しさ。いつまでもこの2人の踊りを観ていたい・・・そんな気持ちにさせてくれます。
義姉を演じる2人のエトワール、エミリー・コゼットとドロテ・ジルベールは、難しいテクニックをさりげなくこなし、はじけた演技で憎らしいほどのいぢわるっぷりを披露していました。
ステファン・ファヴォランの継母は言うまでもなく・・・の名演。
とにかくご覧になってください! とだけ言わせていただきます。
ダンス教師役のマチアス・エイマンとプロデューサー役のヴァンサン・シャイエはともに初役。
3幕には少ししか登場しないので、印象というほどのものではないのですが、マチアスはイキイキと、シャイエは落ち着いた演技で役を演じていました。
余談ですが、マチアスの口ひげ、とってもチャーミングですよ!
本日最後の1枚はゲネプロ終了後の舞台袖で撮影したこちら。
先ほどまで舞台で優雅にパ・ド・ドゥを演じていたアニエスとジョゼは、ゲネプロが終わるや否や、メートル・ド・バレエのクロティルド・ヴァイエさんのところに行き、ほかのメンバーがカーテンコールのリハーサルをしている間(かなり長い時間でした)、舞台袖の狭いスペースで、注意された箇所を繰り返しさらっていました。
こうした積み重ねが、2人の抜群のパートナーリングを創りだしているのですね。
真剣な表情で、ヴァイエさんの注意を聞いている2人に近づくのは申し訳ない気がしつつも、皆さんにお伝えしたいと思い、離れた場所から撮影した1枚です。
アニエスとジョゼの「シンデレラ」がご覧いただけるのは、本日だけ。
絶対にお見逃しのないよう!
当日券は、17時よりS券~D席までを発売いたします。ご来場お待ちしております!
パリ・オペラ座バレエ団「シンデレラ」本日のキャスト
パリ・オペラ座バレエ団 日本公演
「シンデレラ」(全3幕)
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
振付:ルドルフ・ヌレエフ
装置:ペトリカ・イオネスコ
衣裳:森英恵
照明:グイード・レヴィ
1986年 パリ・オペラ座初演
◆主な配役◆
シンデレラ:アニエス・ルテステュ
映画スター:ジョゼ・マルティネス
二人の義姉:エミリー・コゼット、ドロテ・ジルベール
継母:ステファン・ファヴォラン
ダンス教師:バンジャマン・ペッシュ
プロデューサー:ヴァンサン・シャイエ
父:ジャン=クリストフ・ゲリ
春:リュドミラ・パリエロ
夏:エヴ・グリンツテイン
秋:メラニー・ユレル
冬:ステファニー・ロンベール
演奏:東京ニューシティ管弦楽団
指揮:コーエン・ケッセル
◆上演時間◆
【第1幕】 18:30 - 19:15
休憩 20分
【第2幕】 19:35 - 20:20
休憩 20分
【第3幕】 20:40 - 21:20
※NBSホームページで既に発表しておりますが、当初、チラシ、ホームページ等でお知らせしておりました本公演のキャストが、出演者の怪我などの理由により、上記のとおり変更となりました。何卒ご了承のほどお願い申し上げます。
明日初日! 2010日本公演レポート(5)
いよいよ明日が初日。
東京文化会館では、先ほどまで、マリ=アニエス・ジローとカール・パケットの主演キャストで、ピアノリハーサルは行われていました。
マリ=アニエスは、昨日もお伝えしたとおり、今回の日本公演がシンデレラ・デビューなのですが、出演の機会がなかっただけで、15年ほど前からリハーサルを重ねていた彼女は、こんな写真も撮影していたのです。
これは、シンデレラが父親の燕尾服を着て、チャップリンの真似をしてタップを踏む1幕の1シーンのもの。とても雰囲気のある写真ですよね。
パリでは誰も観ることが叶わなかったマリ=アニエスのシンデレラは、いよいよ明後日(3/13 13時)東京にお目見えします!
そしてもう1枚。
昨日の夜のリハーサルの様子です。
真ん中に立つのは、明日の初日でシンデレラを演じる、アニエス・ルテステュ。
(ちょっとぼけぼけですが・・・。)
アニエスのシンデレラは優雅でそしてチャーミング。
映画スター役のジョゼ・マルティネスとの息もピッタリです。
ぜひぜひ明日の初日を楽しみにしていらしてくださいね。
このあと18時30分より、ゲネプロ(舞台総稽古)が行われます。
その模様は、またご報告いたしますね。
「シンデレラ」リハーサル進行中! 2010日本公演レポート(4)
本日の文化会館の様子を少しだけお届けします。
まずはこちら!
舞台袖で3分割されて出番を待っていたキングコング。今朝ほど、上半身だけ吊り上げられた姿をご披露いたしましたが、いよいよ完成しました! この勇姿をご覧ください!
それにしても巨大ですねぇ。前方にチラッと写っているスタッフさんと比較するとその大きさがおわかりいただけるのでは。
お次にご覧いただくのは、楽屋の様子。
オペラ座では、ダンサー全員のヘアもメイクも、すべて専門スタッフが行っているため、出演するダンサーの数に応じて、広いスペースが必要となります。
ということで、廊下に机を広げ、簡易メイク室を設営したというわけなのです。
この鏡の台数にご注目ください!
「ジゼル」のウィリたちの衣裳も準備されています。
写真を撮影してくれた制作スタッフ曰く「羽が繊細でとってもキレイ!」とのこと。
一方、舞台では午後から「シンデレラ」のリハーサルがスタート。
「シンデレラ」の上演は、2007年以来ということもあり、今日と明日とみっちりとリハーサルスケジュールが組まれています。
クラスの後、まず13日の昼公演に主演するマリ=アニエス・ジローとカール・パケットのピアノリハーサルが行われました。
マリ=アニエス・ジローは今回の日本公演がシンデレラ・デビュー。15年ほど前からシンデレラにキャスティングされ、稽古は重ねていたものの、タイミングが合わず舞台には立ったことがなかったそうです。
リハーサルでは、今回がはじめてとは思えないほど、しっかり踊りこまれたマリ=アニエスのシンデレラを披露していたとのこと。
本邦初公開のマリ=アニエスのシンデレラ・デビューをお楽しみに!
(残念ながら、マリ=アニエスのシンデレラの写真は撮影できず・・・。)
こちらは映画撮影所のシーンで、大階段に登場した映画スター役のカール・パケットです。
19時45分現在、初日キャストのアニエス・ルテステュとジョゼ・マルティネスのピアノ・リハーサルが行われています。
初日まで2日。舞台もダンサーも、そしてスタッフも、開幕準備は着々と進行中です。
開幕準備進行中! 2010日本公演レポート(3)
パリ・オペラ座バレエ団2010年日本公演初日まで、残すところ2日。
東京文化会館では、順調に舞台の仕込みが進んでいます。
一昨日のレポートで、「シンデレラ」の舞台装置は、「40フィートコンテナ11本分、これまでのNBSのバレエ公演で量的には最大級」と書きましたが、私にはどのくらいの規模なのか想像できなかったので、ちょっと調べてみました。
●40フィートコンテナ=長さ:12.19m、幅:2.44m、高さ:2.59m
確かに大きい!。
この巨大コンテナ11本分ということですから、「シンデレラ」の装置のスケールをおわかりいただけるのではないでしょうか。
(*写真はクリックすると大きなサイズでご覧いただけます)
文化会館の制作スタッフから仕込み真っ最中の写真が送られてきました。
舞台袖で3分割されて出番を待っていたキングコングは、昨晩無事に組み立てられ、半分だけ吊り上げられました。
現場に付いている制作スタッフによると、ものすご~~~く大きいそうです。
しかし・・・・右の写真をクリックしてみてください。
その巨大キングコングよりも更に大きいのが、セクシーなピンナップガール!
どのくらい巨大なのかは、会場でご自分の目でお確かめください。
文化会館からはこのほかにも写真が届いています。
左は、これまた巨大なかぼちゃ。
オペラ座の「シンデレラ」では、かぼちゃは馬車ではなくリムジンへと姿を変えるのですが、その華麗なる変身の模様は当日舞台にてご覧ください。
右は、撮影所のシーンに登場する、カメラです。
最後の2枚は、客席からは見えない2つの小道具です。
左は、トランポリン、右は送風機なのですが、どのシーンでどのような形で使われているのかは、後日お知らせしますね。
パリ・オペラ座バレエ団日本公演、今日は文化会館でクラスの後、ピアノ・リハーサルが行われます。
リハーサルの様子はのちほどお伝えいたします。
メディア情報
本日(3/10)の産経新聞に、パリ・オペラ座バレエ団エトワール、アニエス・ルテステュのインタビューが掲載されました。
MNS産経ニュースでも記事をお読みいただけます。
オプショナル・クラス 2010日本公演レポート(2)
東京では、真冬のような冷たい雨が降っています。
そんな厳しい寒さの中、12時から東京バレエ団のスタジオ行われたオプショナル・クラスには、エトワール、ソリストを中心に30名以上のダンサーが参加しました。
スタジオをちょっとのぞいてみると・・・。
クラスを指導しているのは、元エトワールのジャン=ギョーム・バール。
エトワールのジョゼ・マルティネス、バンジャマン・ペッシュ、マリ=アニエス・ジロー、カール・パケットの姿が見えます。
おわかりいただけるでしょうか・・・。
もう少し近づいてみると・・・。
「シンデレラ」で共演する、マリ=アニエス・ジローとカール・パケットです
今度ははっきりおわかりいただけるのでは。
こちらはアニエス・ルテステュとマチュー・ガニオ。
真剣な表情で、1時間半みっちりクラスを受けていました。
そして、新進エトワールのマチアス・エイマン。
クラス終了後、もう少しエトワール接近して撮影を試みてみました。
まずは、こちらの美男美女カップル―――エトワールのドロテ・ジルベールとプルミエ・ダンスールのアレッシオ・カルボネです。
短めのファーのコートに太目のレザーベルト、黒のサルエルパンツを合わせ、肩にはシャネルのショルダーバック・・・ドロテは本当におしゃれなのです。
ドロテのエピソードをもうひとつ。
事務所のデスクに座っていると、後ろから「すみません」という女性の声。
「聞いたことのない声だけど、お客様かしら」と思いながら振り向くと、そこにいたのはドロテ。
あまりにも自然なドロテの「すみません」にビックリのスタッフだったのでした。
そしてもう一人。昨年12月ドロテと共演した「くるみ割り人形」でエトワールに昇進した、カール・パケットです。
写真をお願いするとちょっと照れた表情でOKしてくれたカール。彼を見ていたら、"美丈夫"という言葉が浮かんできました。
長身で、たくましく、美しいカールは、カジュアルな私服姿でも、どことなく優雅な雰囲気を醸し出しています。
クラス終了後は基本的にオフ。地図を片手に思い思いの場所へ向かっていきました。
明日からは、東京文化会館でリハーサルがスタートします。勿論、その模様もお届けしますので、お楽しみに。
カンパニー到着! 2010日本公演レポート(1)
パリ・オペラ座バレエ団2010年日本公演の開幕まで、あと5日。
昨日、アニエス・ルテステュ、ジョゼ・マルティネス、マチュー・ガニオ、バンジャマン・ペッシュの4人のエトワールが、カンパニーより一足先に日本に到着しました。
日本到着ほやほや、成田空港でカートを押すルテステュ、マルティネス、マチューです。
満面の笑みでカメラマンに応える3人ですが、なぜか男性陣にはひげが・・・。
ホテルロビーでの4人。そして、ペッシュの顔にもひげが・・・。
(パリ・オペラ座では今、ひげが流行中なのでしょうか??)
4人のエトワールは、今朝11時過ぎにNBSの事務所に顔を見せ、東京バレエ団のクラスに参加。長旅で固まった体をほぐしながら、初日に向けて調整を行いました。
そして、カンパニー本隊も本日午後、成田空港に到着。
バス4台に分乗して、先ほど無事都内のホテルにチェックインしました。
一方、東京文化会館では昨日の夜から、舞台装置の仕込みが始まっています。
NBSの制作スタッフ曰く「これまでのバレエ公演で量的には最大の舞台装置」とのこと。
40フィートのコンテナ11本分の装置なのだそうです(私にはあまりにも大きすぎてそのスケールががよくわかりません)。
こちらは吊り上げられたピンナップガールの装置。確かに巨大です。
舞台袖はオペラ公演の時のように足の踏み場もなく、制作スタッフが、装置をかきわけてかきわけて見つけてくれたのが・・・こちら。
おわかりでしょうか・・・。無残にも3分割された、キング・コングです。
舞台装置は明日の深夜までかけて文化会館にセッティングされます。
このゴージャスな巨大装置を、そして組み立てられて立派な姿でお目見えするキング・コングを、ぜひご自分の目でお確かめください!
もちろん、森英恵さんデザインの衣裳も着々と開幕に向けて準備を整えられています。
これは、たくさんのビーズやスパンコールで彩られた美しいシンデレラの衣裳です。
こちらは義姉たちの衣裳。とても鮮やかな色彩ですね。
明日は、東京バレエ団のスタジオでソリストたちのリハーサルが行われる予定です。
東京レポート、千秋楽まで続く・・・予定です。どうぞお楽しみに!
キャスト変更のお知らせ
パリ・オペラ座バレエ団公演に出演を予定しておりました、イザベラ・シアラヴォラ(エトワール)は、怪我のため日本公演への参加が不可能となりました。これにともない、シアラヴォラが演じる予定となっておりました、「シンデレラ」(3/12,13夜,15)の義姉、「ジゼル」(3/20夜)のジゼルの配役が下記のとおり変更となりました。
なお、配役変更に伴う入場料の払い戻しや公演日の振替えはいたしかねますので、なにとぞご了承のほどをお願い申し上げます。
「シンデレラ」
2010年
3/12(金)6:30p.m.
シンデレラ:アニエス・ルテステュ
映画スター:ジョゼ・マルティネス
継母:ステファン・ファヴォラン
プロデューサー:ヴァンサン・シャイエ
二人の義姉:エミリー・コゼット、ドロテ・ジルベール
ダンス教師:バンジャマン・ペッシュ
3/13(土)1:30p.m.
シンデレラ:マリ=アニエス・ジロー
映画スター:カール・パケット
継母:ジョゼ・マルティネス
プロデューサー:ヴァンサン・シャイエ
二人の義姉:メラニー・ユレル、ステファニー・ロンベール
ダンス教師:バンジャマン・ペッシュ
3/13(土)6:30p.m.
シンデレラ:デルフィーヌ・ムッサン
映画スター:マチュー・ガニオ
継母:ステファン・ファヴォラン
プロデューサー:アレッシオ・カルボネ
二人の義姉:エミリー・コゼット、ドロテ・ジルベール
ダンス教師:マチアス・エイマン
3/14(日)1:30p.m.
シンデレラ:マリ=アニエス・ジロー
映画スター:カール・パケット
継母:ジョゼ・マルティネス
プロデューサー:ヴァンサン・シャイエ
二人の義姉:メラニー・ユレル、ステファニー・ロンベール
ダンス教師:バンジャマン・ペッシュ
3/15(月)6:30p.m.
シンデレラ:デルフィーヌ・ムッサン
映画スター:マチュー・ガニオ
継母:ステファン・ファヴォラン
プロデューサー:アレッシオ・カルボネ
二人の義姉:エミリー・コゼット、ドロテ・ジルベール
ダンス教師:マチアス・エイマン
「ジゼル」
2010年
3/18(木)7:00p.m.
ジゼル:アニエス・ルテステュ
アルブレヒト:ジョゼ・マルティネス
ミルタ:マリ=アニエス・ジロー
ヒラリオン:ジョシュア・オファルト
パ・ド・ドゥ:メラニー・ユレル、エマニュエル・ティボー
3/19(金)7:00p.m.
ジゼル:ドロテ・ジルベール
アルブレヒト:マチアス・エイマン
ミルタ:エミリー・コゼット
ヒラリオン:ニコラ・ポール
パ・ド・ドゥ:リュドミラ・パリエロ、アレッシオ・カルボネ
3/20(土)1:30p.m.
ジゼル:アニエス・ルテステュ
アルブレヒト:ジョゼ・マルティネス
ミルタ:マリ=アニエス・ジロー
ヒラリオン:ジョシュア・オファルト
パ・ド・ドゥ:メラニー・ユレル、エマニュエル・ティボー
3/20(土)6:30p.m.
ジゼル:デルフィーヌ・ムッサン
アルブレヒト:バンジャマン・ペッシュ
ミルタ:エミリー・コゼット
ヒラリオン:ニコラ・ポール
パ・ド・ドゥ:リュドミラ・パリエロ、アレッシオ・カルボネ
3/21(日・祝)1:30p.m.
ジゼル:オレリー・デュポン
アルブレヒト:ニコラ・ル・リッシュ
ミルタ:マリ=アニエス・ジロー
ヒラリオン:ジョシュア・オファルト
パ・ド・ドゥ:メラニー・ユレル、エマニュエル・ティボー
※上記の配役は2010年3月4日現在の予定です。
パリ・オペラ座バレエ団の都合、出演者の怪我等の理由により変更になる場合がありますので、ご了承の上、チケットをお求めください。出演者の変更にともなうチケットの払い戻し、日にちの振替はいたしません。正式な配役は公演当日に発表いたします。