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公演最終日!

2009年10月13日 20:59 レポート

10月10日(土)、横須賀芸術劇場にて斎藤友佳理、後藤晴雄、高木綾主演、マカロワ版「ラ・バヤデール」公演が行われ、横須賀公演をもって、このたびの「ラ・バヤデール」東京バレエ団初演が無事終了いたしました。

より充実した舞台をお届けすべく、東京公演、その後の西宮公演後も厳しいリハーサルを重ねてきた団員たち。
リハーサル中は「今日が最後なんて信じられない!」といった様子でしたが、最終公演だからこそ、今持てる力のすべてを出し切ろうと、いつも以上に熱のこもった舞台となりました。

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終演後のニキヤ、ソロル、ガムザッティのスリーショットです。
大役を演じきった安堵感からか、すぐに衣裳部屋に行ってしまった後藤。
衣裳を脱ぎ始めていたのですが、慌てて着替えて撮影に応えてくれました。

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(左から斎藤友佳理、後藤晴雄、高木綾)

はじめは、先輩である斎藤の両脇に後藤と高木が並びましたが、「やっぱりソロルが真ん中じゃないと!」という斎藤の一言でこの並びに。
舞台が終えてホッとした表情の中に、まだ役の雰囲気が残っている3人でした。

マカロワ版「ラ・バヤデール」初演に向けて、5月からリハーサルを進め、多くの方の協力のもと、無事千秋楽を迎えることができました。
ナタリア・マカロワさん、オルガ・エブレイノフさんからいただいた沢山のアドバイスと思い出とともに、東京バレエ団にとって、大切なレパートリーがまたひとつ増えました。
皆さま、ぜひ「ラ・バヤデール」再演の日を楽しみにお待ちください!

「ラ・バヤデール」制作日記の更新も今回が最後となりました。
今までこのBlogをご愛読いただきました多くの皆さまに、そして東京、西宮、横須賀公演にご来場いただきましたすべての皆さまに、東京バレエ団一同心より感謝申し上げます。

公演は終了しましたが、このブログは今後もしばらくご覧いただけますので、公演のことを思い出しながら、時折のぞいてくださいね!

これからも東京バレエ団をよろしくお願いいたします!

西宮公演!

2009年10月 3日 22:22 レポート | 新着情報

早いもので東京公演の最終日から1週間が過ぎました。
しかし、東京バレエ団は、まだまだ「ラ・バヤデール」一色。
本日は西宮の兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールで公演が行われました。

昨日のクラス終了後、大阪に入った東京バレエ団のメンバーは、今日は朝から1時間半のクラスレッスンを行い、その後にゲネプロ、そして18時から本番というなかなかハードなスケジュールで本番を迎えました。

東京公演初日とほぼ同じキャストで上演された本日の「ラ・バヤデール」。
出演者全員がマカロワ版「ラ・バヤデール」という作品を大切に思い、再びこの作品を踊れる喜び、そしてこの素晴らしい作品を関西のお客様にも楽しんでいただきたいという想いが伝わってくる、熱気あふれる舞台でした。
カーテンコールでは、客席からもそんな盛大な拍手が贈られていました。

終演後に撮影した1枚です。皆のこの笑顔をご覧ください!

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ダンサーたちは、口を揃えて「自分の役はもちろんだけど、この作品のすべてが大好き」だと言っています。
無事に公演を終えた安堵感と同時に、残り一公演となってしまった寂しさも感じているのか、舞台を去るのが名残惜しそうでした。

そのラスト公演は、来週10日(土)。よこすか芸術劇場で行われます。
横須賀公演に向けて、来週も「ラ・バヤデール」のリハーサルがみっちり。
最後の最後まで、少しでも良い舞台をお届けすべく、取り組んでまいりますので、お近くの方も遠くの方もぜひ横須賀に足をお運びください!

東京公演最終日!

2009年9月28日 23:50 レポート | 新着情報

「ラ・バヤデール」東京公演、3公演が無事に終了しました。
3日間、たくさんのお客様にご来場いただき、ありがとうございました。
3キャストによる、「ラ・バヤデール」はいかがでしたでしょうか。

最終日の終演後の様子をお届けします。

公演3日目の昨日も、団員たちは元気に劇場入り。
約1ヶ月に渡って振付家のナタリア・マカロワさん、助手のオルガ・エブレイノフさんとともに、連日いつにも増した緊張感の中リハーサルを行ってきましたが、お二人が離日した昨日もその緊張感は続いていました。
入念にクラスレッスンを行い、本番の前にはワルツ、ジャンベの踊り、パダクシオンのリハーサル。
リハーサル中は、もういらっしゃらないのに指導者のお二人の声が聞こえてくるような気が・・・。
この1ヶ月で、お二人は東京バレエ団にとってとても大きな存在となっていました。

お二人が残してくれた数々のアドバイス、励ましの言葉を胸に、団員たちは3公演を最後まで全力で踊りきりました。

こちらは、舞台袖から撮影したカーテンコールの様子です。

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舞台上は、無事に3日間の東京公演を終えた安堵感、充実感に包まれました。

昨日初共演を果たした、斎藤友佳理と後藤晴雄のツーショットです。

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2人は、この後予定されている10月10日(土)の横須賀公演でも共演します。

「ラ・バヤデール」に向けて、リハーサルを続けてきた東京バレエ団のメンバーは、本日は1日オフ。
明日からはまたレッスン、リハーサルを再開し、今週末10月3日(土)には兵庫県立芸術文化センターにて、来週10月10日(土)には横須賀芸術劇場での公演があります。

その模様は、引き続きこのブログでお届けしますので、最後までおつきあいください!

2日目&クラブアッサンブレイベント

2009年9月27日 15:25 レポート | 新着情報

昨日の公演にも、多くのお客様にご来場いただきありがとうございました。
吉岡美佳、木村和夫、田中結子の「ラ・バヤデール」はいかがでしたか?

本日の東京公演最終日を前に、残念ながら昨日は振付家のナタリア・マカロワさん、助手のオルガ・エブレイノフさんの最後の日となりました。
終演後のひとときが、お二人との最後の時間でした。舞台上には全員が集合し、そこでオルガさんから東京バレエ団へのメッセージが伝えられました。

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なんとオルガさんは、日本語でスピーチ!この日のために、こっそり日本語を練習していたそうです。
無事に2日目を終えた団員たちは、5月からリハーサルを指導していただいたオルガさんからの暖かい言葉に、胸が熱くなったようでした。

そして、芸術監督の飯田宗孝から、団員たちからお二人への贈り物が手渡されました。
バレエ団への賛辞のほか、ここを去ることを寂しく感じるとおっしゃってくださったマカロワさんの一言に、舞台上には成功を祝う笑顔と満足感のほかに、少し寂しさが。。。
楽屋では、お二人のもとに団員たちが個別に訪れ、それぞれお二人へ感謝の思いを伝えていました。

その一方で、昨日の終演後は東京バレエ団友の会クラブ・アッサンブレの特別イベントが行われました。

これまでにスタジオ・パフォーマンス鑑賞、リハーサル・レッスン、見学会、トークショー、ダンサーとの交流会などを実施し、ご好評をいただきましたが、今回は「ラ・バヤデール」の初演を記念して、会員の皆様を舞台裏へご案内するバックステージツアーを初めて行いました。

終演後の興奮さめやまない中、受付を済ませた会員の皆様を舞台へご案内。普段舞台上にあがる機会はなかなかありませんので、皆様とても興味津々のご様子でした。

舞台袖には、それぞれ衣裳や装置、小道具なども展示され、舞台からは見えない細かい部分にまでこだわり抜かれた装飾を食い入るようにご覧になっていました。

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衣裳担当者の立会いのもと、じっくりと衣裳をご覧いただきながら、会員の方々からの質問にもお答えしました。

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皆様とても熱心に耳を傾け、写真などを撮影しながらご覧になっていました。

そして、その後に舞台に集まっていただき、舞台監督の立川さんがスカラ座からお借りした舞台装置の解説。
第3幕で登場する仏像は、崩壊のシーンで上下に動き、後ろに倒れるのですが、それを皆様の前で実演!
倒れた状態のままになっていたところから、仏像を起き上がらせ、上下に動かし、また最後の崩壊の場面の倒れるところをお見せしました。

間近で動く巨大な仏像の迫力に、お客様も圧倒されている様子でした。

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3幕の崩壊のシーンは、マカロワさんから「こんなに美しい崩壊のシーンは見たことないわ!」と直々にお褒めいただいたとのこと。
さすが、東京バレエ団のスタッフ!

バックステージツアー後は、リハーサル室での懇親会が行われ、公演を終えたばかりのダンサーたちも参加。
初演を終えた感想などを話しながら、会員の皆さんとの交流を図りました。

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昨日の公演で主演した吉岡美佳と木村和夫は、木村が吉岡をエスコートして登場。
まだニキヤとソロルのままといった雰囲気が残る2人に、会員の方たちからは熱い拍手が贈られました。

バックステージツアー、懇親会に参加したクラブアッサンブレ会員の皆さんは、今回のイベントをとても楽しんでくださった様子。
これからもさまざまなイベントを企画してまいりますので、クラブアッサンブレにご興味を持たれた方は、東京バレエ団事務局までお問い合わせください!

マカロワ版「ラ・バヤデール」公演も、本日が東京公演最終日!
皆様、どうぞ最後までお楽しみください!

初日カーテンコール

2009年9月26日 16:45 レポート | 新着情報

昨日の初日にはたくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。
本日2日目の公演が15時開演。現在(16時45分)、第2幕「影の王国」を上演中です。

さて、昨日のカーテンコールの写真が届きましたので、早速ご紹介します。

まずは客席から大きな拍手で迎えられ、喝采に応える振付家のナタリア・マカロワさんです。

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そして、その後振付指導のオルガ・エブレイノフさんも登場。
客席からは惜しみない拍手が贈られました。

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初日キャストも満面の笑みで拍手に応えます。

幕の下りた後の舞台では、無事に舞台を終えたダンサーたちへ、マカロワさんから労いの言葉が伝えられました。
「ダンサーの皆さんは本当に頑張って素晴らしい舞台を創り上げてくれました。主役、ソリストの皆さんはもちろんのこと、コール・ド・バレエは本当に素晴らしく、これほどのコール・ド・バレエは他でも観たことがありません」というマカロワさん、オルガさんのお二人の言葉に、団員たちは喜びと安堵の表情を浮かべていました。

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どうぞ、明日の舞台もお楽しみに!


photo:Kiyonori Hasegawa

本日開幕!

2009年9月25日 22:40 レポート | 新着情報

本日、マカロワ版「ラ・バヤデール」が無事開幕いたしました!

東京バレエ団にとって3年ぶりの全幕初演となった「ラ・バヤデール」。
5月に振付指導のオルガ・エブレイノフさんのリハーサルがスタートしてから4ヶ月。途中、他の公演のリハーサルや本番が入ったものの、ダンサー、スタッフたちは、この名作の初演に向けて、着実に準備を進めてきました。
このBlogでもお伝えしているように、9月1日には振付家のナタリア・マカロワさんも来日し、ご自分の持っているものすべてを東京バレエ団のダンサーたちに伝えようとしてくださるかのように、情熱を持って指導をしてくださいました。
伝説のバレリーナと呼ばれるにふさわしく、年齢を感じさせない凛としたマカロワさんの姿、そして的確で丁寧な指導に、ダンサーたちも大きな刺激を受け、リハーサルは緊張感の中にも充実感をもって順調に進み、本日の初日を迎えました。

主役の上野水香、高岸直樹、奈良春夏をはじめ、ソリスト、コール・ド・バレエまで、マカロワさん、オルガさんからいただいた、宝物のような数々のアドバイスを胸に、舞台に臨み、それはカーテン・コールの鳴り止まない暖かい拍手となって、実を結びました。
本日ご来場いただきましたお客様、本当にありがとうございました。

終演後の舞台袖で、マカロワさんを中心に撮影した1枚。
マカロワさん、ニキヤ役の上野水香、ガムザッティ役の奈良春夏の笑顔が何とも晴れやかです。

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公演は、明日・明後日も続きます。
明日の開演は15時。当日券は13時30分より発売いたしますので、ぜひご家族、お友達をお誘いあわせの上、ご来場ください!
想像以上の迫力で、皆さまに感動をお届けします!

ゲネプロ2日目~明日初日です!

2009年9月24日 21:21 レポート | 新着情報

本日二度目の更新は、お約束どおり、2日目(9/26)キャストでゲネプロの様子をお伝えします。

今日のゲネプロは、東京バレエ学校の生徒と東京文化会館の"青少年のための舞台芸術体験プログラム"の参加者に公開され、約220名の学生たちが客席に集まりました。

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東京バレエ学校の生徒が東京バレエ団のゲネプロやリハーサルを見学する機会はほとんどありません。ゲネプロでは1階中通路に長机が置かれ、そこに振付家のマカロワさん、芸術監督の飯田宗孝が座り、舞台をチェックします。生徒たちは最初、いつもとは違う客席の雰囲気に少しとまどっていたようでしたが、時間通りにゲネプロが始まると食い入るように舞台を観ていました。

それでは、本番さながらに行われた舞台の模様を少しだけお伝えしましょう。

こちらは、舞台袖から撮影した1幕1場のワンシーン。
これまで何度も共演している吉岡美佳と木村和夫は、まさにニキヤとソロルがそこにいるかのような、ピッタリと息のあった舞台を見せてくれました。
美しい2人のパ・ド・ドゥに、客席の学生たちも惹きこまれていたようです。

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そして、客席の学生たちの注目が集まったのはこのシーン!
1幕2場のニキヤとガムザッティがソロルを巡り、争う緊迫感あふれるシーンです。

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ニキヤを演じる吉岡、そしてガムザッティを演じる田中結子からは、憎しみだけではなく、それぞれのソロルへの愛も強く感じられました。
3人のニキヤ、ガムザッティがいずれ劣らぬ迫真の演技で、二人の女性の激しくも切ない心情をお見せしますので、どうぞご期待ください!

そうこうしているうちに、「ラ・バヤデール」東京バレエ団初演の開幕まで、18時間を切ってしまいました。
皆さまの期待以上の舞台をご覧いただけるよう、ダンサーもスタッフも心地よい緊張感と高揚感を味わいながら、明日の初日に臨みます。

東京バレエ団「ラ・バヤデール」をどうぞお楽しみに!

ゲネプロ初日

2009年9月24日 16:30 レポート | 新着情報

「ラ・バヤデール」はいよいよ明日初日!
開幕に向けて、リハーサルが行われている東京文化会館は熱気に包まれています。

昨日は初日(9/25)キャストによるゲネプロが行われました。
22日に会場に入ってからは、衣装を着けてリハーサルを行っていましたが、ゲネプロは衣装だけでなくヘアもメイクも本番同様で行ったため、楽屋ではヘアメイクさんが大忙しでした。
というのも・・・「ラ・バヤデール」には僧侶が大勢出演します。
その僧侶たちのヘアメイクには、客席からちょっと見ただけでは絶対にわからない、信じられないほどの手間と時間がかかっているのです。

僧侶たちのヘアメイクの裏側をちょっとご覧いただきましょう。

まず、僧侶役のダンサーは、頭にすっぽりと白い極薄のゴムキャップ("ボールド・キャップ"と言うそうです)をかぶせられます。
液体のりでざっと貼り付けてから、さらに顔のまわりの部分をアセトンで溶かして肌に吸い付かせ、ぴったりと密着。
その後、顔と頭に茶色のドーランを塗って、スキンヘッドの完成。

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その上に、鬘をかぶせて漸く一人の僧侶、完成! となるのです。

IMG_0093.JPGヘアメイク担当のスタッフさんは、ミラノ・スカラ座のオペラ公演期間中に、スカラ座のスタッフさんから、「お坊様の作り方」の手順をしっかり学び、昨日のゲネプロに備えていたものの、昨日は一人の僧侶を仕上げるのに40分かかったとか。

僧侶役の人だけでなく、大僧正、マグダヴェーヤ、ブロンズ像、6人の苦行僧もみんな、この"ボールド・キャップ・メイク"(勝手に名づけて"お坊様メイク")を施されているのです。
トータル25人・・・ヘアメイクさんの苦労がおわかりいただけるのではないでしょうか。

そして、その中の一人、ブロンズ像の松下裕次の登場です!
この輝かしい金色を全身に塗るのに、4人がかりで20分。冠の下は、もちろん金色の"お坊様メイク"仕様です。何と耳の中まで、金色! 前から見ても、横から見ても、金一色です。

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ちなみに"お坊様メイク"の必需品、ボールド・キャップは日本では販売されておらず、この公演のために海外から特別に輸入した貴重品とのこと。
公演をご覧の際には、オペラグラスでじっくり僧侶たちのメイクをご覧になってくださいね。

最後に、昨日のゲネプロの様子を少しだけご紹介しましょう。
第2幕「影の王国」の一糸乱れぬコール・ド・バレエと第3幕の結婚式のシーンです。

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これまで何度かこのBlogで、豪華な衣装を紹介してまいりましたが、実際に見る衣装は、照明との相乗効果で、一段と豪華で美しく感じられます。
生地、装飾、すべて舞台上での効果を考えて選び抜かれたものだということが、おわかりいただけるはずです。

今日は、2日目(9/26)のキャストでのゲネプロが行われます。
もちろん、この様子もお伝えいたしますので、最後まで「ラ・バヤデール」制作日記をご愛読ください。

「ラ・バヤデール」開幕まで、26時間です!

photo:Kiyonori Hasegawa(舞台写真)

伝説のバレリーナ~ナタリア・マカロワ

2009年9月 4日 16:55 レポート | 公演情報

9月2日より、「ラ・バヤデール」の振付家であるナタリア・マカロワさんによるリハーサルが始まりました。
リハーサル開始から3日目となった本日は、1幕ニキヤのソロ、2幕ニキヤとソロルのアダージオ、そして影の王国の3人のヴァリエーションのリハーサルが行われました。
20世紀を代表するバレリーナといわれるマカロワさんの直接指導とあって、リハーサルを行う団員のみが残されたスタジオには、普段とは違う緊張感が漂っていました。

NATALIA MAKAROVA2.jpgマカロワさんの来日は今回が2度目。キーロフ(現マリインスキー)・バレエ時代の1969年に、「眠れる森の美女」でフロリナ姫を踊られた時以来、実に40年ぶり(!)となります。
代表作を収録した 「ナターシャ~ベスト・オブ・ナタリア・マカロワ」、名パートナーとして知られたアンソニー・ダウエルさんとの「白鳥の湖」「ジゼル」「ラ・シルフィード」をはじめ、数多くのDVDが発売されていますので、映像を通じてマカロワさんの素晴らしい舞台をご覧になった方はたくさんいらっしゃるでしょうが、実際にマカロワさんの舞台をご覧になったという方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。
そこで、素晴らしい舞台写真も交えて"伝説のバレリーナ"と呼ばれるマカロワさんを簡単にご紹介させていただきます。

ナタリア・マカロワさんは1940年ロシア、サンクトペテルブルク生まれ。
13歳の時に、ワガノワバレエアカデミーに入学されました。

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14歳の頃


卒業後、キーロフ(現マリインスキー)・バレエ団に入団し、すぐにソリストに昇格。
1961年にロンドンで踊った「ジゼル」は、後々まで最高の公演と評され、彼女を象徴する作品のひとつとなりました。1965年には、ヴァルナ国際バレエコンクールの金賞を受賞。



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キーロフ時代の『ジゼル』

しかし、キーロフ・バレエ団のロンドン公演中の1970年9月4日、自由な芸術活動を求めてイギリスに亡命。バレエ界に大きな衝撃を与えました。
その後、アメリカン・バレエ・シアターに入団し、1972年からは英国ロイヤル・バレエ団と共演。
ルドルフ・ヌレエフやアンソニー・ダウエルなどをパートナーに、幅広い役を踊り、華々しく活躍されました。
その当時の写真がこちらです。


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ルドルフ・ヌレエフとの『白鳥の湖』


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アンソニー・ダウエルとの『白鳥の湖』(Photo by Max Waldman)

レパートリーには、古典全幕作品から、ケネス・マクミラン、ジェローム・ロビンズ、ジョージ・バランシン、フレデリック・アシュトン、アンソニー・チューダー、モーリス・ベジャール、ローラン・プティ、ジョン・ノイマイヤー、グレン・テトリー、そしてジョン・クランコなどの振付家の作品があり、彼女のために振付けられたものも多くあります。



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『ロミオとジュリエット』より(Photo by Dina Makaroff)

振付家としては、1980年にアメリカン・バレエ・シアターの依頼を受け、『ラ・バヤデール』を改訂演出。西側のバレエ団として初めて、アメリカン・バレエ・シアターが全幕を上演しました。
1989年にはロイヤル・バレエが再び全幕を上演。
その後、マカロワ版「ラ・バヤデール」は、ミラノ・スカラ座バレエ団、ハンブルグバレエ団、スウェーデン王立バレエ団、ブエノスアイレスのテアトロコロン、オーストラリアバレエ団、オランダ国立バレエ団、スペインのコレーラバレエなどで上演されています。
そして、このたび東京バレエ団でも上演が決定しました。

マカロワさんは、『ラ・バヤデール』の演出、振付を行って以来、『ジゼル』、『眠れる森の美女』、『白鳥の湖』、『パキータ』など数々の古典作品を手がけています。
現在も、世界各国で古典作品の上演を続け、後進の育成にあたられています。

そして、マカロワさんは、バレリーナ、振付家だけではなく、マルチ・タレントとしても活躍。
ミュージカル『オン・ユア・トューズ』でブロードウェイ・デビュー。この作品によって1983年トニー賞ミュージカル主演女優賞を受賞されました。
さらに、84年にはイギリスのウエスト・エンドで上演された同作品に主演し、ローレンス・オリビエ賞も獲得されました。

1989年2月1日、19年の時を経て、芸術家の亡命者として初めて凱旋公演を行い、キーロフ・バレエの舞台で再び踊りました。
1991年には、女優としても活動を開始しています。

バレリーナ、振付家、女優として多彩な活動を続けているマカロワさんは、どこにそんなパワーがあるのだろうと思ってしまうほど、とても小柄で可憐。
しかし、彼女の指導はとても細かく、厳密で、リハーサルに取り組む団員たちもいつも以上に集中しています。
日本でマカロワさんの指導を直接受けているのは、東京バレエ団だけ。
指導は、26日まで続きます。
東京バレエ団によるマカロワ版『ラ・バヤデール』の世界をお楽しみに!

「ラ・バヤデール」~誕生から現在まで~ (3)

2009年7月21日 14:58 レポート | 新着情報

バレエ評論家の村山久美子さんによる連載もいよいよ最終回。今回は、マカロワ版「ラ・バヤデール」の誕生秘話と特徴を解説してくださいました。


ナタリア・マカロワ版『ラ・バヤデール』

 マカロワは、バレエ王国ロシアで最も伝統があり、バレエ史上の最重要人物マリウス・プティパが数々の古典名作バレエを生み出したマリインスキー・バレエの中心的バレリーナの一人だった。そのマカロワが自由な芸術活動を求めて西側に亡命したのが1970年。欧米諸国がソ連と自由に交流できなかった時代、古典作品や、そのスタイルを熟知している彼女の力を、欧米のカンパニーが頼りにしたのは当然である。そして1980年、アメリカン・バレエ・シアターが彼女に『ラ・バヤデール』の演出を依頼した。
 知的で研究熱心なマカロワは、『ラ・バヤデール』の演出にあたって、ハーバード大学のシアーター・コレクションに所蔵されているマリウス・プティパの作品を記録保存した資料(舞踊譜)を解読し、20世紀以降に失われていた部分を再現しようとした。この舞踊譜は、ステパーノフ式というシステムで書かれており、かつてはロシアのバレエ学校でこのシステムの解読の仕方を教えていた。
 舞踊譜を研究した結果として、マカロワの新演出の大きな特徴となったのが、20世紀以降失われていた最終幕のガムザッティとソロルの結婚式と、それに続く寺院の崩壊と、ニキヤとソロルの亡霊がやっと結ばれる最後のシーンである。現在は、2002年にマリインスキー・バレエが原典版を忠実に復元し、原典版を知ることができるが、それまでは、マカロワ版のみが、プティパの最終幕の内容を伝えるものだった。マカロワの最終幕は、マリインスキー劇場に保管されているスゴアを探し出すことができなかったためであろう、ジョン・ランチベリーが前幕までのスタイルに類似した曲を、新たに作曲した。プティパの原典版では各曲が完結している組曲のようになっているが、マカロワ版では、音楽が途切れずに物語の流れを作り、スピーディに展開するドラマティックなシーンが出来上がっている。寺院崩壊後のラストシーンの、浄化された美しさも格別である。

村山久美子(バレエ評論家)

「ラ・バヤデール」~誕生から現在まで~ (2)

2009年7月14日 14:12 レポート | 新着情報
「ラ・バヤデール」演出の変遷

 マリウス・プティパによって1877年にペテルブルグのボリショイ(現マリインスキー)劇場で発表された『ラ・バヤデール』は、プティパの存命中に、2度改訂版が出されている。 次のプティパ自身による蘇演は、1900年に、皇帝一家と親密に交際し劇場で絶対的な力をもっていたプリマのマチルダ・クシェシンスカヤがの希望により行われた。
 1912年には、ニコライ・レガートが、プティパ亡きあとの復元演出を行った。この版は、不必要な削除や単純化が批難されたとはいえ、レパートリーに残り、1917年の革命後も再演された。しかし、この後の1941年のチャプキアーニとポノマリョーフの新演出が出るまでに、第4幕が消えてしまった。舞台装置が焼失してしまったとか、神の怒りで神殿が崩壊するという内容が、宗教を公的には認めなかったソ連の芸術としてふさわしくないと判断されたのかなど推測されているが、理由は明確にはされていない。いずれにしても、劇場から依頼された二人は、3幕ものでプティパ版からもっとも遠い演出を行った。
 1948年には41年版の二人が再び新演出を行い、有名な「金の像」の踊りが、ズプコフスキーによって振り付けられた。
 これらの後に出てくるのが、現マリインスキー劇場出身で欧米で活躍してきたナタリア・マカロワが、アメリカン・バレエ・シアターのために1980年に演出した版である。マカロワは失われてしまった第4幕を再現したが、音楽はランチベリーによる新しいものを用いている。

村山久美子(バレエ評論家)

「ラ・バヤデール」~誕生から現在まで~ (1)

2009年7月 9日 14:09 レポート | 新着情報

バレエ評論家の村山久美子さんに「ラ・バヤデール」の誕生、変遷、そしてマカロワ版の特徴を解説していただきました。これから3回にわたって届けします。
「ラ・バヤデール」をより深く知っていただけること間違いなし。貴重なエピソードも盛り込まれた連載は鑑賞前に必読です。


「ラ・バヤデール」誕生

 『ラ・バヤデール』は、バレエ史上の最重要人物マリウス・プティパが、1877年にサンクト=ペテルブルグのボリショイ劇場(現マリインスキー劇場)で発表した。1847年にロシアにやってきたフランス人プティパは、1869年にバレエ界のリーダーとなる。その後の1870年代のロシアは、貴族が民衆を理解しようと彼らの間に入っていった時期で、民主化の気運が高まっていた。そのような社会の動きは当然芸術にも反映された。だがプティパは社会の民主化のテーマをバレエにすることはなく、バレエだけが現実と離れた夢物語を扱っていると批判された。
 このような状況に業を煮やし、ペテルブルグ新聞の発行人であり編集者のフデコーフが、台本の執筆をプティパに申し出、彼の台本で出来上がったバレエが、当時のロシア社会の動きを取り入れた『ラ・バヤデール』だった。陰謀で毒蛇に噛まれた舞姫ニキヤは、愛していない大僧正に、愛と引き換えに毒消しを提示され、それを床に投げ捨てて自ら死を選ぶ。自分で自分の運命を決定したニキヤは、民主化の波で現れた女性解放の動きに合致する新しい女性像だったのである。
 だが、バレエ『ラ・バヤデール』に成功をもたらしたのは、このような社会の気運の反映だけではなくむしろそれ以上に、プティパの創作の新しさだった。最大の見せ場である幻影の場の成功は、ロマン主義バレエの「バレエは芝居である」ということを強調して行ってきたマイムを主とする具体的な叙述のバレエから、舞踊が主の抽象的なバレエに、かなりの程度に移行したということ語っていたのである。


村山久美子(バレエ評論家)

「ジゼル」会場ロビーにて衣裳展示中

2009年6月12日 17:22 レポート | 新着情報

現在、ゆうぽうとホールにて公演中の東京バレエ団「ジゼル」会場ロビーにて、「ラ・バヤデール」の衣裳を展示中です。

ロビーに展示しているのは、次の3点。

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第1幕でニキヤが着用している白の衣裳。繊細なレースに青い石とスパンコールが散りばめられた、聖なる巫女ニキヤの雰囲気にぴったりのもの。

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ソロルの衣裳は、第2幕のもの。幻想的な「影の王国」で着用されるこの衣裳は、重厚な黒の生地にパールと金が効果的に使われています。

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ガムザッティは、数ある衣裳の中でももっとも豪華な第1幕の衣裳。近くで見れば見るほど、凝った作りであることがおわかりいただけるはず。

明日、明後日の公演をご覧になる予定のある方は少し早めに会場にいらして、細部までじっくりとご覧ください!
衣裳だけでなく、それぞれの頭飾りも必ずチェックしてくださいね。

宣伝用写真撮影レポート

2009年6月 6日 11:23 レポート | 新着情報

今回はお約束どおり、先日東京バレエ団のスタジオで行われた「ラ・バヤデール」の衣裳付撮影の様子をお届けします。

この撮影に臨んだのは、ニキヤ、ソロル、ガムザッティ役の9名。
ダンサーたちは、撮影のためにいつもより早い10時からのクラスに参加(通常ソリストのクラスは11時40分から行われます)し、その後各々メイクに取り掛かりました。
同時に中スタには、撮影スタジオさながらの大掛かりなセットが組み立てられ、撮影の準備が次第に整えられていきます。

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メイクを終えたダンサーが先日の衣裳合わせで選んだ衣裳を着ると、スタジオ内は一気に煌びやかな雰囲気になりました。女性陣は、床山さんに「ラ・バヤデール」独特の髪型を結ってもらい、華やかな髪飾りを付けて完成。ミラノ・スカラ座バレエ団からお借りした衣裳、装飾品は"絢爛豪華!"の一言です。

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そして、いよいよ撮影がスタート。
トップバッターは、後藤晴雄。

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「ラ・バヤデール」の音楽を口ずさみながら、ポーズを決めていました。

続いて、後藤と斎藤友佳理との撮影。

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二人が組むのは、実は今回が初めてなのですが、そんなこと微塵も感じさせないほど息ぴったりで、二人はすでにニキヤとソロルそのもの。

二人の描く「ラ・バヤデール」の世界に、周囲にいたスタッフからは思わずため息が出てしまいました。

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次の撮影は、上野水香と高岸直樹。

先に準備ができた高岸は・・・

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スタジオの隅に置かれていた「ボトムちゃん」の愛称で親しまれている乗馬型トレーニングマシーンに乗って待機!
「ソロルがボトムちゃんに乗っている!」と撮影中のスタジオには、笑いが起こりました。

そんなお茶目な一面も持つ高岸も、撮影が始まるとその表情は真剣そのもの。

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上野と話し合いながら次々と美しいポーズを創り出し、ラストシーンの象徴的なポーズも撮影。

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続いては、吉岡美佳と木村和夫。二人は2幕の影の王国の衣裳での撮影です。

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どちらの衣裳も細かい刺繍、ビーズやスパンコールもふんだんに使わています。ニキヤの髪飾りにも繊細で美しいスパンコールのラインが連なっているのです。舞台でちょっと見ただけではわけらない、こんな細かいところにまでこだわり抜かれた衣裳にもご注目くださいね。

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撮影の後はいつもNBSの全公演を撮影してくださっているカメラマンの長谷川清徳氏と写真をチェック。
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全員真剣な表情でカメラを見つめています。
このあと、満場一致で「これっ!!」という1枚が決まり、吉岡と木村の撮影は無事終了しました。

木村はそのまま、ガムザッティ役の田中結子と婚約式のシーンの撮影へ。

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3月の「白鳥の湖」でオディールとジークフリートでも共演した二人は、木村が田中をリードして、次々と美しいポーズを決めていきます。

実は、今回の撮影にあたって、ダンサーたちは振付指導者のオルガ・エブレイノフさんから、事前にポージングの指導を受けていました。

1幕の衣裳で撮影した高木綾は、王冠を持ったポーズをオルガさんが指導してくださいました。

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王女であるガムザッティの衣裳はどれもとてもきらびやかなのですが、特に、1幕のこの衣裳は、王冠やネックレス、ブレスレット、イヤリングも加わり、非常に豪華なものとなっています。

最後の撮影は、3幕の結婚式の衣裳を着た奈良春夏。資料用に置かれていたミラノ・スカラ座のパンフレットを見ながら、撮影の順番を待っている奈良。

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鮮やかな赤い衣裳は、美しい黒髪と印象的な瞳を持つ彼女の雰囲気にぴったりでした!

こうして3時間半に渡る撮影が無事終了。どの写真も「ラ・バヤデール」のドラマティックな雰囲気を見事に現した華やかなものとなりました。
どんな写真なのかは、もうしばらくお待ちください。近日中にこのBlogでご紹介させていただきます。

そして、いよいよ明後日6月8日(月)から、一般発売に先駆けて、NBS WEBチケットサービスでの先行抽選予約の受付が始まります。お友達、ご家族、お誘いあわせのうえ、お申込みください!

衣装合わせ2

2009年5月21日 19:39 レポート | 新着情報

お約束どおり、本日はガムザッティの衣裳合わせの様子をお届けします。

高木綾、奈良春夏、田中結子の3人は、高木と奈良が同期(2001年入団)、田中が1年後輩(2002年入団)ということもあって、普段からとても仲良し。
衣装合わせも和気藹々とした雰囲気の中で行われました。

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それぞれ、いくつかの衣裳を試して、最終的に下の写真の衣裳で撮影することが決定。

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ガムザッティは王女ということもあり、衣裳も豪華できらびやかなものばかり。特に1幕の衣裳(高木が着用しているもの)はクリスタルやスパンコール、ビーズの飾りがふんだんに使われており、ゴージャスの一言です。

オルガさんのリハーサルも折り返し地点を過ぎ、作品が形づくられてきています。稽古場の様子、そして近いうちに主要3役の出演予定日をお知らせできると思いますので、このblogのチェックをお忘れなく!

衣裳合わせ

2009年5月20日 15:11 レポート | 新着情報

昨日のキャスト決定を受け、早速宣伝用写真撮影のための衣裳合わせが行われました。
今回の上演では、ミラノ・スカラ座から衣裳と装置をお借りするのですが、この撮影が予定されていたため、ニキヤ、ソロル、ガムザッティの衣裳だけは一足先に送ってもらっていたのでした。

斎藤友佳理は1幕の衣裳で。ニキヤの雰囲気たっぷりのポーズを取ってくれました。後藤晴雄が着用している衣裳のベルトは宝石のように美しい細工がほどこされています。
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サイズ違いで同じ衣裳を何着か送ってもらっていたので、今回の衣裳合わせでは、それぞれ自分に合いそうなサイズのものを試し、衣裳部さんに調整してもらうという手筈・・・だったのですが、ほとんどが一切お直しなしで大丈夫! 長身揃いのメンバーとはいえ、衣装部さんも驚きの衣裳合わせでした。
ちなみに上野水香はスヴェトラーナ・ザハロワさんの衣裳がオーダーメイドのようにぴったりだったとか。
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写真ではよくわからないかもしれませんが、さすがスカラ座!どの衣裳も細部までこだわりぬかれた逸品ぞろいです。高岸直樹と木村和夫が着用している黒の衣裳は、ベルベットの生地に細かい装飾が施されており、持っただけでずっしりくるような重さなのですが、高岸曰く「実際に着てみるとそうでもない」とか。踊ることを計算しつつデザインされているのでしょうね。

吉岡は「影の王国」のチュチュを着用。このチュチュもレースの繊細さ、刺繍の美しさなど、半端ではないこだわりが感じられます。木村和夫もマッシモ・ムッルさんの衣裳がお直しなしでOK。「ほんとにぴったりだ!」と驚いた様子でした。
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ガムザッッティ3人娘の衣裳合わせの様子は明日お伝えします。
衣裳付き宣伝用写真撮影は来週の金曜日、29日を予定しています。もちろん、このblogでお伝えしますので、お楽しみに!