2019年7月アーカイブ

2019年7月31日

NBSニュースvol.390「くるみ割り人形」記事 訂正のお知らせ


 7月31日の〈フェリ、ボッレ&フレンズ〉公演会場から配布されている「NBSニュースvol.390」の、東京バレエ団「くるみ割り人形」の記事中に、一部記載の抜け落ちがありました。
 「予定される主な配役」は、ただしくは下記の通りです。ここに訂正してお詫び申し上げます。


■予定される主な配役
マーシャ:川島麻実子(12/13)、沖香菜子(12/14)、秋山瑛(12/15)
くるみ割り王子:柄本弾(12/13)、秋元康臣(12/14)、宮川新大(12/15)

〈フェリ、ボッレ&フレンズ〉Aプロ 7月31日(水)のキャスト

♦主な配役♦


― 第1部 ―


「カラヴァッジオ」
振付:マウロ・ビゴンゼッティ
音楽:ブルーノ・モレッティ(クラウディオ・モンテヴェルディより)


メリッサ・ハミルトン
ロベルト・ボッレ



「フォーリング・フォー・ジ・アート・オブ・フライング」
振付:ナタリア・ホレチナ
音楽:ヨハン・セバスティアン・バッハ


シルヴィア・アッツォーニ
アレクサンドル・リアブコ



「ボレロ」
振付:ローラン・プティ
音楽:モーリス・ラヴェル


上野水香
マルセロ・ゴメス



― 第2部 ―


「アミ」
振付:マルセロ・ゴメス
音楽:フレデリック・ショパン


マルセロ・ゴメス
アレクサンドル・リアブコ



「クオリア」
振付:ウェイン・マクレガー
音楽:スキャナー


メリッサ・ハミルトン
ロベルト・ボッレ



「アルルの女」
振付:ローラン・プティ
音楽:ジョルジュ・ビゼー


シルヴィア・アッツォーニ
アレクサンドル・リアブコ



― 第 3 部 ―


「マルグリットとアルマン」
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:フランツ・リスト


マルグリット:アレッサンドラ・フェリ
アルマン:ロベルト・ボッレ
アルマンの父:マルセロ・ゴメス
公爵:アレクサンドル・リアブコ   他



ピアノ:フレデリック・ヴァイセ=クニッター (「アミ」 「マルグリットとアルマン」)

※その他の作品は、特別録音による音源を使用します。




♦上演時間♦


第1部 19:00 - 19:45
休憩     15分
第2部 20:00 - 20:35
休憩     20分
第3部 20:55 - 21:30

2019年7月19日

速報! パリ・オペラ座バレエ団 2020年日本公演

バレエを愛した絶対王政時代の国王ルイ14世による「王立舞踊アカデミー」の創設から来年で359年。世界最古の歴史をもつバレエの殿堂、パリ・オペラ座バレエ団が2020年2月に来日します。 カリスマ・エトワールだったオレリー・デュポンが2017年に芸術監督に就任し、新たな時代を迎えている最高峰のバレエ団が、輝けるエトワールたちをともなって華やかな舞台を繰り広げます。


今回の公演で上演されるのは、19世紀にパリ・オペラ座バレエ団によって初演されたロマンティック・バレエの名作「ジゼル」。そして、20世紀の物語バレエの天才振付家ジョン・クランコが創作し、観客はもちろんダンサーたちが踊ることを夢見る傑作「オネーギン」。「オネーギン」が、クランコを創設者とするシュツットガルト・バレエ団以外の外来バレエ団によって日本で上演されるのは初めてのことになります。どうぞご期待ください。


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「ジゼル」 photo: Julien Benhamou/OnP         「オネーギン」  photo: Sophie Delaporte


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オレリー・デュポン(芸術監督) photo: Svetlana Loboff/OnP



公演名:パリ・オペラ座バレエ団 2020年日本公演
演目:
「ジゼル」  振付:ジャン・コラーリ/ジュール・ペロー 音楽:アドルフ・アダン
「オネーギン」  振付:ジョン・クランコ 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
公演日:2020年2月27日(木)~3月8日(日)
会場:東京文化会館(上野)


公演概要発表:9月初旬予定
先行発売開始:10月初旬予定


※ここに表記した内容は2019年7月20日現在の予定です。


いち早く情報を知りたい方は、こちらからメールアドレスをご登録ください。
(※NBSWEBチケットに登録のある方は不要です)  ▶ 個人情報保護方針について

2019年7月17日

〈フェリ、ボッレ&フレンズ〉速報!日本初演「フラトレス」、ハンブルク・バレエ団にてリハーサル進行中!

7月31日に初日を迎える〈フェリ、ボッレ&フレンズ〉。この舞台では昨年の世界バレエフェスティバルで見事日本の舞台への復帰をはたしたフェリが、バレエ界きってのスター・ダンサー、ロベルト・ボッレとともにその成熟した芸術を披露する、バレエ・ファン垂涎の公演です。


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本公演では多彩な作品の上演が予定されています。中でもBプログラム(8月3日夜、8月4日)の「フラトレス」はこの舞台が日本初演となるだけに、公演の白眉として注目しているファンの方も多いのではないでしょうか?


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「フラトレス」~ハンブルク・バレエ団の公演より~


今回上演する「フラトレス」はノイマイヤー振付『ドゥーゼ』第2幕のある場面。女優ドゥーゼと彼女をめぐる男性たちを描いたものです。


ちなみに、『ドゥーゼ』は実在したイタリアの大女優エレオノーラ・ドゥーゼ(1858~1924年)をモデルに、2015年にノイマイヤーが発表した全2幕のバレエです。ノイマイヤーは"女優バレリーナ"と称えられるフェリにドゥーゼの面影を重ねたのでしょうか...


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「フラトレス」~ハンブルク・バレエ団の公演より~中央はマルク・フベーテ


〈フェリ、ボッレ&フレンズ〉では、振付家であるノイマイヤー自らが来日し、直々にダンサーたちを指導。公演前に最後の仕上げを行うという熱の入れようです。そしてハンブルク・バレエ団を代表して4名のダンサー、カレン・アザチャン、カーステン・ユング、アレクサンドル・トルーシュ、マルク・フベーテという豪華メンバーが集結。特に、ユングとアザチャンは今シーズンでの退団を発表しているだけに、これがハンブルク・バレエ団のプリンシパルとして最後の舞台となりますので見逃せません。


ハンブルク現地では、先日まで連日熱いリハーサルが行われていました。"舞台を待ちきれない!"と首を長くしているファンの方々のために、そのリハーサルの様子を写真でご紹介します。


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※「フラトレス」のもう少し詳しい解説。そしてこの公演のために特別にノイマイヤーが寄稿した心温まるメッセージは会場で販売する公式プログラムに掲載されますので、ご来場の際はぜひお求めください。



今年の夏、新たなレジェンドが生まれる予感。そんな公演の初日まであと14日です!



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2019年7月12日

〈フェリ、ボッレ&フレンズ〉 ~ロベルト・ボッレからのメッセージ~

今夏注目のバレエ公演、〈フェリ、ボッレ&フレンズ〉の公演まであと19日とせまってまいりました。

現在のバレエ界を牽引する存在であるアレッサンドラ・フェリとロベルト・ボッレという2名のレジェンドが、日本初披露となる作品を多数上演するバレエファン注目の公演です。

本日はフェリとともに座長をつとめるボッレが、日本のお客様のためにビデオメッセージを寄せてくれました。ぜひご覧ください!



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2019年7月10日

英国ロイヤル・オペラ2019年日本公演「ファウスト」主演 ヴィットリオ・グリゴーロからのビデオメッセージ

本年9月に来日する英国ロイヤル・オペラ。今回の日本公演では、「ファウスト」に期待されているオペラ・ファンの方も多いのではないでしょうか?


「ファウスト」は"ファウストのワルツ"やマルグリートのアリア"宝石の歌"、ファウストの甘いロマンス"この清らかな住まい"などの曲が演奏会で単独で取り上げられることは多いものの、作品の規模の大きさから、全曲上演が極めて限られたオペラです。


中でも重要なのが主役のファウスト。最初は老人として登場し、悪魔の魔法で若返るという設定のために演技、歌ともに高度な技量が要求され、世界的にもこなせる歌手は数えるほどしかいません。日本公演ではヴィットリオ・グリゴーロという声、容姿、演技と三拍子そろった理想的な"ファウスト"がお目見えします。


そんなグリゴーロの登場を心待ちにしている日本のファンのために、特別にビデオメッセージを寄せてもらいました。ぜひご覧ください!





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2019年7月 5日

英国ロイヤル・オペラ2019年日本公演 パッパーノの語る「オテロ」ーその2

英国ロイヤル・オペラ2019年日本公演、音楽監督のアントニオ・パッパーノ自らが作品を語る動画の第二弾をご紹介します。

自他ともに認める"劇場育ち"の指揮者パッパーノ。コレペティ(歌手の練習時の伴奏ピアニスト)をつとめたこともあるパッパーノが自らピアノを弾き、語り、歌うというスペシャルな映像です。

ヴェルディの生み出した音楽のディテールまで踏み込んだ非常に濃い内容の解説動画、ぜひご覧ください!



>>>英国ロイヤル・オペラ日本公演 公式ホームページはコチラ


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パッパーノの語る「オテロ」-① はこちら>>>


2019年7月 3日

英国ロイヤル・オペラ2019年日本公演 ~知っているようで知らない、「オテロ」の豆知識

本年9月の英国ロイヤル・オペラの日本公演では、演劇の国に相応しく、シェイクスピア原作の『オテロ』を上演します。歌劇王ヴェルディの代表作として、初演から142年たった今でも世界中で上演され続けている傑作ですが、実はこのオペラが産声をあげるまでには様々な"事件"があったようです。ここではその一部をご紹介します。

(C) ROH. Photo by Catherine Asemore

「オテロ」は難産だった!?

「オテロ」は構想から初演までに7年という年月がかかっています。これはヴェルディには非常に珍しいことです(「椿姫」は約4か月で完成しています)。これだけの時間をかけたのには、ヴェルディが伝統的なオペラの形式から脱却を試みたためで、台本作家のボーイトと膨大な量の手紙をやりとりした記録が残っています。『オテロ』の音楽の形式をみると確実に前作の『アイーダ』とは構成が異なっており、独立したアリア(独唱)がほとんどありません。この形式は最後のオペラ『ファルスタッフ』に受け継がれていくのです。また、『オテロ』を作曲したとき、すでにヴェルディは70歳をこえており、前作から実に16年ぶりの新作でした。"ヴェルディの新作オペラを聴きたい!!"と、当時のイタリアの人々は、『オテロ』の完成を首を長くして待ち望んでいたようです。

ワーグナーに対抗するための「オテロ」!?

「オテロ」より前のイタリア・オペラは"番号オペラ"とも言われ、アリア(独唱)やレチタティーヴォ(朗唱)で場面を区切ることができましたが、「オテロ」ではワーグナーの楽劇のようにオペラ全体がまるで1つの曲のような構成になっています。そのため歌手は他のオペラのように装飾音を加えたり、高音を伸ばしたりすることができなくなりました。ワーグナーの台頭で、イタリア・オペラが"古臭い"などと批判されることもあった当時のイタリア音楽界の人々は「オテロ」の成功に歓喜し、初演の劇評では「ワーグナーはオーケストラに比重をかけすぎて、声の美しさを犠牲にしてしまった。それに対して、ヴェルディは理想的な解決法を見出した」(オピニオーネ誌)などと、対抗心に燃える評を掲載しています。

オテロ役はなにが難しいの?

テノール歌手にとって、オテロは難役の一つにあげられることが多々あります。その理由はたくさんありますが、まずは強い声と繊細な表現力、この2つが同時に求められるということです。「オテロ」の管弦楽はワーグナーの楽劇に匹敵するほどの大編成ですから、それを突き抜ける強い声が必要です。さらに主人公の心理を歌で表現するには細やかな声の動きや柔らかい弱音が欠かせません。この2つの要素を両立させるのは並大抵の技量ではできません。また、オペラは"歌劇"。歌いながら演技もこなさなくてはなりません。1887年の初演時には、作曲家のヴェルディが自ら初演のテノール(フランチェスコ・タマーニョ)に演技指導をしたほど、演技が重要な役なのです。

オマケ NBSスタッフのこぼれ話

ちょっとだけスタッフのこぼれ話を。海外歌劇場の引っ越し公演は数年かけて交渉と計画をする大プロジェクト(予算的にも...)。毎回一番時間がかかるのが作品の選定です。何度もやりとりを重ね、その時最高の状態で上演できる作品を探ります。英国ロイヤル・オペラには多くのレパートリーがありますが、今回は歌劇場の主人、パッパーノの17年間の集大成として「オテロ」が選ばれました。パッパーノはオーケストラと合唱を徹底的に鍛え上げ、飛躍的に水準を向上させました。「オテロ」の優れた上演には一流の歌手だけではなく、指揮者と一体になれるオーケストラ、合唱が必要不可欠です。最高のチームワークが築かれた今だからこそ生まれた"今のロイヤル・オペラのベストが出せるのは「オテロ」だ!"というパッパーノの強い信念。そしてロンドン現地にとんだNBSスタッフがマエストロの指揮する「オテロ」、そしてキース・ウォーナー演出の舞台をみて、「これならばお客様に喜んでいただける!」という確信。こうしてプロジェクトが実現したのです。

2019年7月 1日

英国ロイヤル・オペラ2019年日本公演「オテロ」主演 グレゴリー・クンデの魅力

2019年、クンデ絶好調!

本年9月に来日する英国ロイヤル・オペラ。今回の日本公演ではヴェルディ晩年の傑作『オテロ』を上演します。注目の主演は昨年のローマ歌劇場『マノン・レスコー』の熱演も記憶に新しいグレゴリー・クンデ。ドラマティック・テノールの第一人者として、世界中から引っ張りだこのクンデが、近年各地で大成功を収めているオテロ役で日本に帰ってきます。

2019年のクンデのスケジュールをみてみると...
1月にウィーン国立歌劇場「アンドレア・シェニエ」主演に続き、1月から4月にかけて、パリ・オペラ座をはじめ、フランス、イタリア、モナコなど各地で立て続けに「オテロ」主演。3月にはメトロポリタン・オペラ「サムソンとデリラ」プレミエに主演し成功をおさめました。

Tenor Gregory Kunde Proves a Hero in Every Sense of the Word in the Met's 'Samson'
(グレゴリー・クンデは、METの「サムソン」においてあらゆる意味で英雄であることを証明した)
 - ニューヨーク・オブザーバー誌 / James Jprden記者

5月にはダラスで「マノン・レスコー」、ボローニャで「トゥーランドット」、シーズンの最後はウィーン国立歌劇場「アイーダ」と、文字通り世界中の歌劇場で活躍しています。特に「オテロ」役は日本を含めて今年だけで世界5か所で歌う予定になっており、文字通り「オテロ」役の第一人者といえる活躍ぶりです。

クンデって何がすごいの?

クンデがなぜ世界のトップで活躍できるのか? なにが他のテノール歌手と違うのか? その秘密に迫りました!

英国ロイヤル・オペラ「オテロ」より

◆ クンデのここがスゴイ!-①レパートリーの広さ

最初はロッシーニなどの"軽い声"の役からキャリアをはじめたクンデですが、少しずつ声を成熟させ、2012年に満を持してヴェルディの「オテロ」役デビューを飾り、大成功をおさめました。以後は「アイーダ」、「トゥーランドット」などのいわゆる"重量級"の役もレパートリーに加わり、さらに元々得意としているフランス・オペラやベルカント・オペラの上演でも欠かせない歌手の1人として主演をつとめ、現在は幅広い作品で活躍しています。

◆ クンデのここがスゴイ!-②知性派テノール

人の声は年齢とともに変化していきますので、テノールだからといって、全てのオペラのテノール役が歌えるわけではありません。ましてや、オペラは生の声で大編成のオーケストラとともに歌う、喉にとって非常に過酷な芸術。オペラ歌手の最も声が出る時期は30~40代とも言われていますが、その時期に自分の声に合わないレパートリーを歌ったり、無理なスケジュールで歌いすぎて喉を壊してしまったり、若くして舞台から消えてしまう歌手も少なくありません。ですがクンデは自分の声を見極め、その時期最適な役に絞って歌ってきたため、結果として幅広いレパートリーを手にし、全盛期の素晴らしい声を今も保っているのです。

◆ クンデのここがスゴイ!-③衰え知らずの力強い美声

昨年のローマ歌劇場の『マノン・レスコー』をお聴きになった方は、クンデの65歳とは思えぬほどのハリと輝きのある声に驚かれたのではないでしょうか? 歌手にとって負担の大きいハードな作品でも、クンデは終盤まで全く崩れることなく歌いきっています。そして、クンデはいまだに"ハイC"のような高音も完璧に出すことができます。これは同じ年代、または彼より若い年齢の歌手を見渡したときに、同じような例が中々見つからないくらい驚異的なことなのです。

クンデの素晴らしさを語る言葉は尽きませんが、オペラはやはり劇場で体験する芸術。歌劇王ヴェルディの最高傑作とそれを彩る歌手たちの競演、現代屈指の名指揮者パッパーノの奏でる圧倒的なオーケストラと合唱の魅力にどうぞご期待ください。

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