東京バレエ団: 2014年3月アーカイブ

東京バレエ団創立50周年 祝祭ガラ

東京バレエ団は今年8月に創立50周年を迎えます。その記念ガラでは、初演で大成功を収めて東京バレエ団の発展の寄与し、その歴史を語る上で欠かせない重要なレパートリー5つを選んでお届けします。また、東京バレエ団ともっとも共演回数が多い3人のビック・スターが集い、それぞれ名演の誉れ高い舞台を披露してくれます。マラーホフの「ペトルーシュカ」、ルグリの「オネーギン」、そしてギエムの「ボレロ」は、おそらくこれが見納めとなるでしょう。

■公演日程
8月30日(土) 3:00p.m.
8月31日(日) 3:00p.m.    

■予定される演目&主な配役

「ペトルーシュカ」 
振付:ミハイル・フォーキン 音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
出演:ウラジーミル・マラーホフ、東京バレエ団

「ラ・バヤデール」 より"影の王国"
振付・演出:ナタリア・マカロワ(マリウス・プティパの原振付による)
音楽:レオン・ミンクス  編曲:ジョン・ランチベリー(マリオ・ボワ出版) 
出演:東京バレエ団 

「スプリング・アンド・フォール」 
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:アントニン・ドヴォルザーク「セレナーデ ホ長調 Op.22」
美術・照明・衣裳:ジョン・ノイマイヤー 
出演:東京バレエ団

「オネーギン」第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・クランコ 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
出演:マニュエル・ルグリ、東京バレエ団

「ボレロ」 
振付:モーリス・ベジャール 音楽:モーリス・ラヴェル 
出演:シルヴィ・ギエム、東京バレエ団

指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


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photos:Kiyonori Hasegawa



■会場
NHKホール(渋谷)

■入場料(税込)
S席:22,000円 A席:19,000円 B席:16,000円 C席:13,000円 D席:9,000円 E席:5,000円



ペア割引券[S, A, B席]  2枚で1,000円引き

エコノミー券 \ 3,000 
※イープラスのみで8/1(金)より発売。
学生券 \ 2,000 
※NBS WEBチケットのみで8/1(金)より発売。25歳までの学生が対象。公演当日、学生証を携行ください。

■前売開始日  
2014年5月10日(土)10:00a.m.より一斉発売開始
※NBS WEBチケット 座席選択先行予約  4/22(火)21:00〜4/29(火・祝)18:00

■お問い合わせ:NBSチケットセンター TEL03-3791-8888 (平日10:00〜18:00、土曜10:00〜13:00)


※表記の出演者・演目は2014年3月13日現在の予定です。出演者の怪我・病気、その他の都合により変更になる場合がありますので、ご了承のうえチケットをお求めください。変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の振替はいたしません。正式な出演者・演目は当日発表とさせていただきます。
※未就学児童のご入場はお断りします。

 ローザンヌよりモーリス・ベジャール・バレエ団(BBL)芸術監督ジル・ロマンが来日、3月10日、記者懇親会が開催されました。11月に東京バレエ団が初演するベジャール振付『第九交響曲』がいよいよ始動、作品について、リハーサルについてと、さまざまな話題が飛び出しました。

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 「ボンジュール! ついに何年ものあいだ夢見ていたプロジェクトが実現します」と笑顔のジル・ロマン。東京バレエ団とBBLの共同制作、さらには、巨匠ズービン・メータ指揮によるイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、独唱者、合唱団とのコラボレーションで創り出す、壮大なスケールのこの舞台について、「以前もメータ氏を迎え、東京バレエ団とBBLの共同プロジェクトで『春の祭典』を上演(2010年〈奇跡の響演〉)、二つのカンパニーを混ぜ合わせる試みがなされましたが、今回、『第九交響曲』でもこうしたプロジェクトが進んでいます。ベートーヴェンの音楽、シラーの詩による作品全体のテーマは、"人間は手を取り合い、一つになってこそ、進んでいくことができる"ということ。いまの時代こそ、国籍の区別を越えて、このような作品を上演することが必要です。東京公演の後に企画されている上海公演、そして欧州ツアーも、ぜひ実現させたい」と、熱い思いを明かしました。

 ベジャールが『第九交響曲』を創作したのは、1964年。今回の上演でも、「64年の振付はそのまま」といいます。「モーリスは常にダンサーを中心に考え、ダンサーにより適した形で振付をしていました。"プレタポルテは創らない。寸法を測り、オーダーメイドで創るのだ"と、よく言っていたものです。もしそこに何か違いが見られたとしたら、96年にパリ・オペラ座バレエ団がこの作品を上演したときのように、そのダンサーによって振付を最適化している、ということです」。

 6日前にスタートしたリハーサルでは、『第九交響曲』を踊った経験をもつピョートル・ナルデリの指導で、第一楽章の稽古が進行中。「東京バレエ団には、バイタリティ、若さ、テクニックがある。彼らにはまずこの第一楽章を踊ってもらい、その後、全ての楽章でBBLと東京バレエ団を融合させていきたい」と今後のプランを語りました。リハーサルでは、若手ダンサーたちもおおいに活躍、「若者は新しいものに出会って成長をとげます。私たちは未来を信じることも必要だと、考えています」。

 さらに、東京バレエ団創立50周年にふれ、「この規模のカンパニーを50年にもわたって維持するのは、非常な困難をともなう仕事だと、身をもって感じています。家族の一員として、心からの賞賛の気持ちを抱いています」。今年は日本・スイス国交樹立150 周年の年でもありますが、両バレエ団の繋がりも、よりいっそう深まる年となりそうです。

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文:加藤智子(フリーライター)

photos : Nobuhiko Hikiji

 

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