オーケストラ、合唱、バレエ、総勢300名による、スペシャル・ガラ<奇跡の響演>の開幕まで、あと5日。 昨日(10/28)、指揮者のズービン・メータとイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーが来日しました。 明日(10/30)、大阪のザ・シンフォニーホールでの行われる、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団2010年日本公演オープニングコンサートのため、イスラエル・フィルの一行は前公演地である中国・上海から関西空港に到着しましたが、メータ氏は「ペトルーシュカ」のリハーサルを見学するため、成田空港から直接、目黒の東京バレエ団スタジオに入りました。 いささか緊張した面持ちで、音楽界の巨匠メータ氏を出迎える東京バレエ団のメンバー。後藤晴雄、吉岡美佳、木村和夫をはじめ初日キャストで「ペトルーシュカ」のリハーサルがスタートすると、メータ氏は指揮棒でテンポを取りながら、まっすぐな視線をダンサーたちに向けます。その視線に応えて本番さながらの演技を見せるダンサーたち。稽古場は心地よい緊張感が流れ、短いながらも充実したリハーサルとなりました。 ベジャール作品は特別録音のテープを使用しているため、「ペトルーシュカ」をオーケストラの演奏により上演するのは、東京バレエ団にとってもはじめてのこと。そしてメータ氏が、バレエ公演を指揮をすることもほとんどありません。限られた時間の中で、<奇跡の響演>の名に相応しい舞台をお届けすべく、この公演に関わる全員が初めて取り組む、このスーパーガラに挑んでいます。 一生に一度体験できるかどうかのスーパー・ガラ、どうぞ、お見逃しなく!
ズービン・メータ×IPO×BBL×東京バレエ団<奇跡の響演>
●公演日:11月3日(水)15:00/4日(木)19:00
●会場:東京文化会館