2015年4月アーカイブ


オデット/オディール:平田桃子
ジークフリート王子:マシュー・ゴールディング
女王:アナ・アルブダッシュヴィリ
ロットバルト: ジョナサン・ペイン
ベンノ(王子の友人):チュウ・ツ・チャオ

【第1幕】

王子の友人たち:サマラ・ダウンズ、イヴェット・ナイト、デリア・マシューズ、
チャン・イージン、ウィリアム・ブレイスウェル、ジョナサン・カグイオア、
ファーガス・キャンベル、ブランドン・ローレンス
二人の高級娼婦:アンジェラ・ポール、水谷実喜
貴族、侍女たち:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

【第2幕】

小さな白鳥たち:アランチャ・バゼルガ、ローラ・パーキス、エミリー・スミス、カーラ・ドアバー
二羽の白鳥:サマンサ・ダウンズ、デリア・マシューズ
白鳥たち:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

【第3幕】

式典長:ローリー・マッケイ
ハンガリーの姫君:エリス・シー
ポーランドの姫君:サマラ・ダウンズ
イタリアの姫君:水谷実喜
チャルダッシュ:ルース・ブリル、ジョナサン・カグイオア ほか
マズルカ:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団
ナポリの踊り: ジェイド・ヒューゼン、ローラ・パーキス、ジェームス・バートン、キット・ホルダー
スペインの踊り:イヴェット・ナイト、チャン・イージン、ブランドン・ローレンス、
ヴァレンティン・オロヴャニコフ
大使、小姓、護衛、従者、貴族たち:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

【第4幕】

白鳥、小さな白鳥たち:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

指揮:フィリップ・エリス
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ団


◆上演時間

第1幕(転換3分)第2幕 18:30-19:45

休憩 20分

第3幕 20:05-20:50

休憩 15分

第4幕 21:05-21:25



※本公演で主演を予定していたジェンナ・ロバーツは、来日後のリハーサル中に捻挫した足が回復せず、出演できなくなりました。代わってプリンシパルの平田桃子が本日のオデット/オディール役を演じます。何卒ご了承下さい。

オデット/オディール:セリーヌ・ギッテンズ
ジークフリート王子:タイロン・シングルトン
女王:アナ・アルブダッシュヴィリ
ロットバルト:ヴァレンティン・オロヴャニコフ
ベンノ(王子の友人):ツァオ・チー

【第1幕】

王子の友人たち:ルース・ブリル、ジェイド・ヒューゼン、シャン・ヤオチエン、
エリス・シー、キット・ホルダー、マックス・マスレン、
オリヴァー・ティル、ルイス・ターナー
二人の高級娼婦:アランチャ・バゼルガ、ローラ・パーキス
貴族、侍女たち:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

【第2幕】

小さな白鳥たち:ルース・ブリル、カーラ・ドアバー、
エミリー・スミス、水谷実喜
二羽の白鳥:イヴェット・ナイト、チャン・イージン
白鳥たち:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

【第3幕】

式典長:ローリー・マッケイ
ハンガリーの姫君:デリア・マシューズ
ポーランドの姫君:イヴェット・ナイト
イタリアの姫君:水谷実喜
チャルダッシュ:ジェイド・ヒューゼン、キット・ホルダー ほか
マズルカ:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団
ナポリの踊り:ローラ・デイ、カーラ・ドアバー、チュウ・ツ・チャオ、オリヴァー・ティル
スペインの踊り:エリス・シー、ダリア・スタンチェレスク、
ウィリアム・ブレイスウェル、ファーガス・キャンベル
大使、小姓、護衛、従者、貴族たち:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

【第4幕】

白鳥、小さな白鳥たち:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

指揮:フィリップ・エリス
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ団


◆上演時間

第1幕(転換3分)第2幕 14:00-15:15

休憩 20分

第3幕 15:35-16:20

休憩 15分

第4幕 16:35-16:55

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団「白鳥の湖」(425427)でオデット/オディールを踊る予定だったジェンナ・ロバーツが、リハーサル中に足を捻挫したため、本日(425)の公演に出演できませんでした。そのため第1幕のジークフリート王子役は予定通りマシュー・ゴールディングが踊り、第2幕以降はセリーヌ・ギッテンズとタイロン・シングルトンが主演いたしました。

4月27日(月)の公演につきましては、ロバーツの回復が見込めないため、オデット/オディール役は平田桃子が踊ります。ジークフリート役につきましては、当初の予定通りマシュー・ゴールディングが踊ります。

以上の変更につきまして、なにとぞご了承のほどお願い申し上げます。

 

 

■「白鳥の湖」 427(月)

 

オデット/オディール:ジェンナ・ロバーツ → 平田桃子



オデット/オディール:ジェンナ・ロバーツ
ジークフリート王子:マシュー・ゴールディング
女王:マリオン・テイト
ロットバルト:ジョナサン・ペイン
ベンノ(王子の友人):マティアス・ディングマン

【第1幕】

王子の友人たち:サマラ・ダウンズ、イヴェット・ナイト、デリア・マシューズ、
チャン・イージン、ウィリアム・ブレイスウェル、ジョナサン・カグイオア、
ファーガス・キャンベル、ブランドン・ローレンス
二人の高級娼婦:アンジェラ・ポール、ローラ・パーキス
貴族、侍女たち:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

【第2幕】

小さな白鳥たち:アランチャ・バゼルガ、水谷実喜、エミリー・スミス、カーラ・ドアバー
二羽の白鳥:サマンサ・ダウンズ、デリア・マシューズ
白鳥たち:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

【第3幕】

式典長:ローリー・マッケイ
ハンガリーの姫君:エリス・シー
ポーランドの姫君:サマラ・ダウンズ
イタリアの姫君:平田桃子
チャルダッシュ:ルース・ブリル、ジョナサン・カグイオア ほか
マズルカ:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団
ナポリの踊り:ジェイド・ヒューゼン、ローラ・パーキス、ジェームス・バートン、キット・ホルダー
スペインの踊り:イヴェット・ナイト、チャン・イージン、ブランドン・ローレンス、
ヴァレンティン・オロヴャニコフ
大使、小姓、護衛、従者、貴族たち:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

【第4幕】

白鳥、小さな白鳥たち:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

指揮:フィリップ・エリス
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ団


◆上演時間

第1幕(転換3分)第2幕 14:00-15:15

休憩 20分

第3幕 15:35-16:20

休憩 15分

第4幕 16:35-16:55

「ロミオとジュリエット」全3幕
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11月13日(金) 6:30p.m. 
ジュリエット:アリシア・アマトリアン ロミオ:フリーデマン・フォーゲル
11月14日(土) 2:00p.m. 
ジュリエット:アンナ・オサチェンコ ロミオ:ジェイソン・レイリー
11月15日(日) 2:00p.m. 
ジュリエット:エリサ・バデネス ロミオ:ダニエル・カマルゴ


「オネーギン」全3幕
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11月21日(土) 2:00p.m. 
タチヤーナ:アリシア・アマトリアン オネーギン:フリーデマン・フォーゲル
11月22日(日) 2:00p.m. 
タチヤーナ:ヒョ・ジョン・カン オネーギン:ロマン・ノヴィツキー
11月23日(月・祝) 2:00p.m. 
タチヤーナ:アンナ・オサチェンコ オネーギン:ジェイソン・レイリー


ガラ公演〈シュツットガルトの奇跡〉

11月18日(水) 6:30p.m. 

「ボリショイに捧ぐ」振付:ジョン・クランコ
 アリシア・アマトリアン、デヴィッド・ムーア

「Ssss...」振付:エドゥアルド・クルグ
 パブロ・フォン・シュテルネンフェルス ★

「リトル・モンスターズ」振付:デミス・ヴォルピ
 エリサ・バデネス、ダニエル・カマルゴ

「ホルベアの時代より」振付:ジョン・クランコ
 ミリアム・カセロヴァ、ロマン・ノヴィツキー

「心室」振付:イツィク・ガリリ
 フリーデマン・フォーゲル、ジェイソン・レイリー

「バイト」振付:カタジェナ・コジルスカ
 アンナ・オサチェンコ、コンスタンティン・アレン

「イニシャルR.B.M.E.」(第3楽章)振付:ジョン・クランコ
 アリシア・アマトリアン、フリーデマン・フォーゲル、ほか

「モペイ」振付:マルコ・ゲッケ
 デヴィッド・ムーア

「ファンファーレLX」振付:ダグラス・リー
 アンナ・オサチェンコ、ジェイソン・レイリー

「魅惑」振付:デミス・ヴォルピ
 ヒョ・ジョン・カン

「じゃじゃ馬馴らし」(パ・ド・ドゥ)振付:ジョン・クランコ
 エリサ・バデネス、ダニエル・カマルゴ

「伝説」振付:ジョン・クランコ
 アリシア・アマトリアン、フリーデマン・フォーゲル

「同じ大きさ?」振付:ロマン・ノヴィツキー
 マテオ・クロッカード=ヴィラ、ルイス・スティンス、アレクザンダー・マッゴーワン

「In2」振付:ファビオ・アドリジオ 
 ミリアム・カセロヴァ、コンスタンティン・アレン ★

「モノ・リサ」振付:イツィク・ガリリ
 ヒョ・ジョン・カン、ジェイソン・レイリー

「ドン・キホーテ」(パ・ド・ドゥ)振付:マキシミリアーノ・グエラ
 エリサ・バデネス、ダニエル・カマルゴ
★ピアノ演奏

◆会場:東京文化会館

◆一斉前売開始:6月6日(土) 10:00a.m.

◆入場料(税込み) 
S=\19,000 A=\17,000 B=\15,000 C=\12,000 D=\9,000 E=\6,000 
※未就学児童のご入場はお断りします。
エコノミー券 \ 4,000 
※イープラスのみで10/9(金)より発売。お一人様2枚まで。 
学生券 \ 3,000 
※NBS WEBチケットのみで10/9(金)より発売。25歳までの学生が対象。公演当日、学生証を携行ください。

お得なチケット
☆ペア割引券[S, A, B席] 2枚で1,000円割引!
※NBS(電話、WEBチケット)のみで発売。

☆親子ペア券 お子様(小学生~高校生)が半額! 
※NBS(電話、WEBチケット)のみで6/9(火)より発売。お席は選べません。


◆主催: 公益財団法人日本舞台芸術振興会
◆後援:ドイツ連邦共和国大使館


◆他都市公演

【札幌】「ロミオとジュリエット」11/25(水)ニトリホール 011-241-3871
【西宮】「オネーギン」11/28(土)兵庫県立芸術文化センター0798-68-0255



※シュツットガルト・バレエ団日本公演の「オネーギン」の配役につきまして、明日(4/25)から配布いたします公演チラシ、NBSニュースの記載から変更が生じました。弊財団に最終的な配役の連絡が入ってきたのちに、芸術監督のリード・アンダーソンおよびシュツットガルト・バレエ団のバレエスタッフがさらに熟考を重ねたもので、その結果、11/22(日)のオネーギン役を下記のとおり変更する旨の連絡がありました。ロマン・ノヴィツキーがオネーギン役を踊るのは日本公演が初めてとなり、日本の観客にぜひ披露したいというアンダーソン監督の意向です。
以上、なにとぞご了承いただきますようお願い申し上げます。また、お客様には情報が混乱してご迷惑をおかけすることをお詫び申し上げます。

 「オネーギン」 11月22日(日)2:00p.m.
  オネーギン: コンスタンティン・アレン → ロマン・ノヴィツキー に変更

※チケットご購入の前に必ずお読みください。
表記の配役は2015年4月23日現在の予定です。出演者の怪我や病気、シュツットガルト・バレエ団の都合等により変更になる場合があります。出演者変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の変更はお受けできません。正式な配役は公演当日に発表いたします。


シュツットガルト・バレエ団日本公演の「オネーギン」の配役につきまして、明日(4/25)から配布いたします公演チラシ、NBSニュースの記載から変更が生じました。弊財団に最終的な配役の連絡が入ってきたのちに、芸術監督のリード・アンダーソンおよびシュツットガルト・バレエ団のバレエスタッフがさらに熟考を重ねたもので、その結果、11/22(日)のオネーギン役を下記のように変更する旨の連絡がありました。ロマン・ノヴィツキーがオネーギン役を踊るのは日本公演が初めてとなり、日本の観客にぜひ披露したいというアンダーソン監督の意向です。
以上、なにとぞご了承いただきますようお願い申し上げます。また、お客様には情報が混乱してご迷惑をおかけすることをお詫び申し上げます。


「オネーギン」 11月22日(日)2:00p.m.
オネーギン: コンスタンティン・アレン → ロマン・ノヴィツキー に変更


公益財団法人 日本舞台芸術振興会

先の2演目セット券受付時には、皆さまから大変多くのお電話をいただき、電話がなかなかつながらずにご迷惑をおかけいたしました。大変申し訳ございませんでした。

そこで、明日、418日(土)の一斉発売開始日には、NBSチケットセンターの受付時間を午前10時から午後3時まで延長して、皆様のお申し込みをお待ちいたします。

また、NBSWEBチケットでも、電話予約と同条件で、ご自身でお席を選びながらご購入いただけます。

そのほかイープラス、チケットぴあ、ローソンチケット、CNプレイガイド、東京文化会館チケットサービスでも、それぞれの持ち分を販売いたしますので、併せてご利用いただければ幸いです。

 

NBSチケットセンター

 

 

    NBSチケットセンター TEL03-3791-8888 4/18(土)10001500

    NBSWEBチケット

 

今回、世界バレエフェスティバルは39年目を迎える。1976年にスタートし、3年ごとに開催して14回目。出演したダンサーは200人を超える。振り返ってみれば、39年の間に時代は大きく変わったが、よくぞここまで続けてこられたものだと、我ながら思う。3年ごとというのがちょうど竹の節のようで、その一つひとつの節目を思い出すと、この39年間の世界のバレエ界の動き、日本のバレエ界の移り変わりが、実感をともなって理解できるような気がする。このフェスティバルも一度成功したら、次からは楽だと考える人がいるかもしれないが、毎回毎回ストレスが溜まりっぱなしで、フェスティバル開幕の1か月前から、終了するまで気の休まる暇がないほどである。
1thWBFカーテンコール1976(photo_Seiich Hasegawa).jpg昔のことに思いをめぐらすと懐旧の情を揺さぶられるが、第1回、第2回のころのことは、セピア色ながら不思議と鮮明に憶えている。いまでこそ海外から来日するダンサーは引きも切らず、ダンサーたちにとって日本は格好の稼ぎ場になっているが、第1回当時は海外からアーティストを招くことがまだ珍しい時代だった。出演料を払うにしても、「日銀ライセンス」と呼ばれていた外貨の支払い証明書が必要だったのだ。今ではEメールやファックスでやりとりをしているが、当時海外との通信手段は主に手紙だったし、急ぎのときは電報だった。その後テレックスで連絡できるようになって、ずいぶん便利になったと感じたものである。電話も旧ソ連に連絡するときには、電電公社(NTTの前身)にあらかじめ何時に電話をしたいと申し込まなければならなかったが、それでもなかなか繋がらなかった。出演の条件もこちらが提示すれば、アーティストの方でごねることはほとんどなかった。そんな時代から、このフェスティバルはスタートしたのだった。第1回目に出演した今は亡きマーゴ・フォンティンは、このフェスティバルの後、リーダース・ダイジェスト誌に寄稿し、「やがて東京が世界のバレエの中心地になるだろう」と書いて日本のバレエ関係者を驚かせた。
第2回目は1979年、観客に振付に対する認識を高めてもらおうと考え、「プティパからベジャールまで」というサブタイトルをつけて、さまざまな振付家の作品を紹介した。いま振り返って日本のバレエ発展の歴史を考えると、この企画は我ながらなかなか画期的だったと思う。第3回は1981年、パ・ド・ドゥやソロだけでは単調になってしまうという考えから、ジョルジュ・ドンの踊るベジャール振付の「ボレロ」やランダー振付の「エチュード」を東京バレエ団のコール・ド・バレエつきで上演した。
このころから、世界バレエフェスティバルはわが国のバレエ・ファンの間で完全に定着したようだ。オリンピックでもワールド・カップでもそうだが、世界の一流プレイヤーたちが真剣に力の限りを尽くして競技すれば、観るものは感動を覚えずにはいられない。その感動と興奮が3年ごとにくり返されて、14回も続いている。
幸い、このフェスティバルはいまやバレエの世界において、とても有名な存在になった。自薦他薦の売り込みも多く、参加を断るのに苦労しているし、インターネット時代になって海外から観にきたいというバレエ・ファンも増えてきている。日本はバレエにおいても世界有数の市場であることは間違いないが、その牽引車的な役割を担ってきたのがこのフェスティバルといって過言ではないだろう。世界のバレエ界の潮流、新しい才能の台頭をいち早く紹介するのもこのフェスティバルの役割だとみなされているから、そうした期待を裏切るわけにはいかない。私が主宰者の立場でこのフェスティバルについて語れば、自画自賛の謗りを免れないから、第10回を機に新書館から出された「世界バレエフェスティバル写真集」にアレッサンドラ・フェリのコメントが載っていたので、それを引用させていただく。
「世界バレエフェスティバルは間違いなく世界でもっとも名声を勝ち得たガラ・コンサートです。・・・ここには芸術のための余地がきちんとあります。ダンサーがみな自分自身を表現できるのです。ですから、これは私が参加する唯一のガラ公演なのです。・・・このフェスティバルでは私たちはみんなで舞台を分かち合うことができます。こうしてスターたちと感動を分かち合う機会を持てるというのは、まさに、このフェスティバル特有のものだと思います」(アレッサンドラ・フェリ)。参加者にこう言ってもらえるのは主催者冥利に尽きる。
「継続は力なり」という言葉があるが、39年続いてきたこのフェスティバルは継続することで新たな価値を生むことを、はからずも証明してきたともいえる。世界的に見ても、この種の催しで39年も続いている例は少ないだろう。これからも周囲がまだ存在意義を認めてくれるうちは、このフェスティバルを存続すべきであると考えている。私が若いころに誕生させたこのバレエフェスは、多くの観客の皆さまに支えられて39歳の立派な大人になったが、いま振り返ると私もバレエフェスとともに成長させてもらったような気がする。これまで13回にわたるバレエフェスの公演会場に足を運んでくださった観客の皆さまにあらためて御礼を申し上げたい。そして私に多くの才能豊かなダンサーたちにめぐり合わせてくれた「バレエフェス」という機会にも感謝を捧げたい気持ちだ。マーゴ・フォンティンの予言どおり、いま「東京が世界のバレエの中心地」と認められているのも、バレエフェスのおかげと言っていいのかもしれない。
この原稿を書いていて、突然降って湧いたように、昔このフェスティバルを観た外国の友人から「これは日本が世界に誇れる‶文化資源″の一つだ」と言われた記憶が蘇ってきた。39年を迎えた今、この言葉が意味をもち始めたのかもしれない。私の後を継ぐ者たちの手でさらに回数を重ねることによって、バレエフェスがより大きな"日本の文化資源"に成長していってほしいと願っている。

※本稿は2006年8月号のNBSニュース掲載分に加筆したものです。

※写真は第1回世界バレエフェスティバルカーテンコールより(撮影:Seiichi Hasegawa)

12月に予定されている、シルヴィ・ギエム ファイナルツアーの公演日程、プログラムが決定いたしましましたので、お知らせいたします。
開演時間、前売開始日、入場料など公演詳細は決定次第お知らせいたします。



Life in Progress15-04.10Guillem.jpg

◆公演日程:
12月17日(木)
12月18日(金)
12月19日(土)
12月20日(日)

◆会場:東京文化会館

◆プログラム:
『Bye』(ギエム)
アクラム・カーン新作 ソロ
(ギエム)               
ラッセル・マリファント新作パ・ド・ドゥ
(ギエム、エマニュエラ・モンタナ―リ)             
『イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド』(東京バレエ団)
『ドリーム・タイム』(東京バレエ団)


シルヴィ・ギエム ファイナルツアー

◆公演日程&会場:
[川 口]12月9日(水)  会場:川口総合文化センター
[相模原]12月10日(木)  会場:相模女子大学グリーンホール
[富 山]12月12日(土)  会場:オーバード・ホール
[新 潟]12月13日(日)  会場:新潟県民会館
[前 橋]12月14日(月)  会場:前橋市民文化会館
[西 宮]12月22日(火)  会場:兵庫県立芸術文化センタ
[高 松]12月23日(水・祝)  会場:アルファあなぶきホール
[福 岡]12月25日(金)  会場:福岡サンパレス ホテル&ホール
[名古屋]12月26日(土)  会場:愛知県芸術劇場
[広 島]12月28日(月)  会場:広島文化学園HBGホール

◆プログラム:
『ボレロ』(ギエム、東京バレエ団)
『TWO』(ギエム)
『イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド』(東京バレエ団)
『ドリーム・タイム』(東京バレエ団)

4月18日(土)にいよいよ一斉前売りがスタートする、この夏の第14回世界バレエフェスティバル。既報の通り、追加8名を加えて、現在38名の出演者が決定しております。このたびAプロ、Bプロについて出演者の組み合わせが下記の通り決まりましたのでお知らせいたします。

アマンディーヌ・アルビッソン
(パリ・オペラ座バレエ団)
Aプロのみ出演 【初】
- マチュー・ガニオ
(パリ・オペラ座バレエ団)
Aプロのみ出演
マリーヤ・アレクサンドロワ
(ボリショイ・バレエ)
- ウラディスラフ・ラントラートフ
(ボリショイ・バレエ)【初】
アリシア・アマトリアン
(シュツットガルト・バレエ団)
- フリーデマン・フォーゲル
(シュツットガルト・バレエ団)
シルヴィア・アッツォーニ
(ハンブルク・バレエ)
- アレクサンドル・リアブコ
(ハンブルク・バレエ)
アシュレイ・ボーダー
(ニューヨーク・シティ・バレエ)
Aプロのみ出演【初】
- イーゴリ・ゼレンスキー (※1)
(モスクワ音楽劇場バレエ、ノヴォシビルスク・バレエ)
アリーナ・コジョカル
(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)
- ヨハン・コボー
(ルーマニア国立バレエ団)
オレリー・デュポン
(パリ・オペラ座バレエ団)
- エルヴェ・モロー
(パリ・オペラ座バレエ団) 【初】
マリア・アイシュヴァルト
(元シュツットガルト・バレエ団)
- マライン・ラドメーカー
(オランダ国立バレエ団)
イザベル・ゲラン
(元パリ・オペラ座・バレエ団)
- マニュエル・ルグリ
(元パリ・オペラ座・バレエ団)
マリア・コチェトコワ
(サンフランシスコ・バレエ)
- ダニール・シムキン
(アメリカン・バレエ・シアター)
サラ・ラム
(英国ロイヤル・バレエ団)【初】
- ワディム・ムンタギロフ
(英国ロイヤル・バレエ団)【初】
アンナ・ラウデール
(ハンブルク・バレエ)【初】
- エドウィン・レヴァツォフ
(ハンブルク・バレエ) 【初】
ウリヤーナ・ロパートキナ
(マリインスキー・バレエ)
ミリアム=ウルド・ブラーム
(パリ・オペラ座バレエ団)【初】
- マチアス・エイマン
(パリ・オペラ座バレエ団) 【初】
タマラ・ロホ
(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)
- アルバン・レンドルフ
(デンマーク・ロイヤル・バレエ団/イングリッシュ・ナショナル・バレエ ゲスト) 【初】
ヤーナ・サレンコ
(ベルリン国立バレエ団)
- スティーヴン・マックレー
(英国ロイヤル・バレエ団)
ヴィエングセイ・ヴァルデス
(キューバ国立バレエ団)
- オシール・グネーオ
(ノルウェー国立バレエ団) 【初】
ディアナ・ヴィシニョーワ
(アメリカン・バレエ・シアター/マリインスキー・バレエ)
- ウラジーミル・マラーホフ (※2)
ディアナ・ヴィシニョーワ
(アメリカン・バレエ・シアター/マリインスキー・バレエ)
- マルセロ・ゴメス
(アメリカン・バレエ・シアター)
Bプロのみ、8/9から参加
オスカー・シャコン
(モーリス・ベジャール・バレエ団)
Bプロのみ出演
デヴィッド・ホールバーグ (※3)
(アメリカン・バレエ・シアター/ボリショイ・バレエ) 【初】

※上記の出演者、組合せは4月8日現在の予定です。演目、出演順は未定です。
※1 ゼレンスキーはBプロも出演いたします。
※2 Aプロのみの組み合わせ。マラーホフはBプロも出演いたします。
※3 相手役調整中です。


第13回世界バレエフェスティバルでは、ディアナ・ヴィシニョーワ、スヴェトラーナ・ザハロワ、ナターリア・オシポワに、ウリヤーナ・ロパトキナ、オレシア・ノヴィコヴァ、エフゲーニャ・オブラスツォーワなど初参加のダンサーも加わり、ロシアの名花の競演が大きな話題となりました。オシポワと初参加のイワン・ワシーリエフの超絶技巧も客席を大いに沸かせました。



【4/7追記】モーリス・ベジャール・バレエ団のオスカーシャコンの参加が決定いたしました。


この夏開催される世界でもっとも豪華なバレエの祭典、世界バレエフェスティバル。既報の30名の出演者に加えて、このたび調整中だった下記のダンサーの参加が決定いたしました。


マリーヤ・アレクサンドロワ Maria Alexandrova
(ボリショイ・バレエ)

アリシア・アマトリアン Alicia Amatriain
(シュツットガルト・バレエ団)

アシュレイ・ボーダー Ashley Bouder(Aプロのみ)
(ニューヨーク・シティ・バレエ)

ウリヤーナ・ロパートキナ Ulyana Lopatkina
(マリインスキー・バレエ)

4/7参加決定!
オスカー・シャコン Oscar Chacon
(モーリス・ベジャール・バレエ団)

マルセロ・ゴメス Marcelo Gomes(Bプロのみ、8/9から参加)
※本人の都合によりBプロの初日(8/8)に出演することができません。ご了承ください。
(アメリカン・バレエ・シアター)

ウラディスラフ・ラントラートフ Vladislav Lantratov
(ボリショイ・バレエ)

イーゴリ・ゼレンスキー Igor Zelensky
(モスクワ音楽劇場バレエ、ノヴォシビルスク・バレエ)


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ますますパワーアップしたラインナップで、現在Aプロ・Bプロ2演目セット券(S,A,B席)受付中!
4月18日(土)より一斉前売開始いたします。



Photo: Jade Young(Marcelo Gomes)、Amanda Lane(Igor Zelensky)


※表記の出演者と演目は2015年4月7日現在の予定です。出演者の怪我や病気、その他の都合で出演が不可能になったり演目が変更になる場合があります。出演者及び演目変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の変更はお受けできません。最終出演者及び演目の発表は公演当日とさせていただきます。

ナターリヤ・オシポワ、マチュー・ガニオ、ダニール・シムキン、レオニード・サラファーノフなど新世代のダンサーが初参加、フレッシュな輝きと妙技で客席を魅了。またロシアのトッププリマ、スヴェトラーナ・ザハロワも初参加しています。モンテカルロ・バレエ団のベルニス・コピエテルス、オーストラリア・バレエ団のルシンダ・ダンらが参加し、それぞれジャン=クリストフ・マイヨー、グレアム・マーフィーの作品をバレエフェスで初披露したのも話題となりました。


30周年を迎え、さらにスケールアップした第11回世界バレエフェスティバル。参加ダンサーの出身国、所属カンパニーの所在地は史上最多の24カ国にまで達しました。マニュエル・ルグリとジル・ロマンがエヴァ・エフドキモワに並び、最多記録・7回出場を達成。一方、第4回に初登場したアレッサンドラ・フェリはバレエフェス引退を発表し、ガラ公演の後にセレモニーが行われました。



1994年の第7回世界バレエフェスティバルに初登場以来、前回の第13回まで連続7回の出演を果たし、今回が8回目のとなるウラジーミル・マラーホフが、バレエフェスの思い出、印象などじっくりと語ってくれました。
ダンサーから見たバレエフェスの舞台裏がちょっとだけ垣間見られます。ぜひ、ご覧ください。


21世紀になって初めての開催となった、第10回世界バレエフェスティバル。
シルヴィ・ギエム、アレッサンドラ・フェリ、マラーホフなど常連ビッグスターたちに加えて、英国ロイヤル・バレエ団のアリーナ・コジョカル、タマラ・ロホ、マリインスキー・バレエのディアナ・ヴィシニョーワ、ABTのアンヘル・コレーラなど旬の人気ダンサーが初登場。また前年に久しぶりの来日を果たしたシュツットガルト・バレエ団からアリシア・アマトリアン、フリーデマン・フォーゲル、フィリップ・バランキエヴィッチの3名が出演するなど、21世紀の新しい勢力図を反映する顔ぶれ、プログラムになりました。



20世紀最後の回にふさわしく、9つのカンパニーから豪華な顔ぶれが集まった第9回世界バレエフェスティバル。マニュエル・ルグリ、ウラジーミル・マラーホフなど常連スターに加え、コホウトコヴァ、ブベニチェク兄弟などの初参加組、そして第1回から格別の存在感を放っていたカルラ・フラッチの再登場が話題に。ガリーナ・ステパネンコの回転技が会場を沸かせたほか、シルヴィ・ギエムが「三人姉妹」「マノン」といったドラマ性の高い演目で新たな魅力を見せつけました。




10ヵ国15のバレエ団から35名が出演し、一プログラム18演目の上演時間は4時間を超える、バレエフェスティバル史上最大規模の公演となりました。シルヴィ・ギエム、アレッサンドラ・フェリ、ウラジーミル・マラーホフ、マニュエル・ルグリなど当代トップを誇るスーパースターのほか、新世代のダンサーを多数紹介。特に中南米出身のダンサーたちのラテン・パワーが注目を集めました。



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