2012年1月アーカイブ


1月26日(木)に行われた<バルバラ・フリットリ ソプラノ・リサイタル>の新着公演映像です。
歌劇『運命の力』 より レオノーラのアリア "神よ、平和をあたえたまえ"をダイジェストでお聴きください。





歌劇『運命の力』 より レオノーラのアリア "神よ、平和をあたえたまえ"

指揮:カルロ・テナン
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団


●バルバラ・フリットリ ソプラノ・リサイタル >>>
 <Bプロ>2月1日(水)19時開演/会場:東京オペラシティ コンサートホール


  2010年にマニュエル・ルグリを芸術監督として迎えて以来、ウィーン国立バレエ団は彼の指導のもとで劇的な進化を遂げている。ファン待望の2012年日本公演に向けて、ルグリに、彼のウィーンでの活躍ぶりやカンパニーの様子について話を聞いた。


11-12.16_01.jpg---芸術監督に着任される以前から、ルグリさんにとってバレエ団は馴染みのあるカンパニーだったのではないでしょうか。

 ルドルフ・ヌレエフがパリ・オペラ座にいた頃、またその後も、ウィーンでは何度も踊りました。芸術監督に着任し、実際に現在のカンパニーを見て、ダンサーのレベルの高さには非常に驚きました。ウィーンはヌレエフにゆかりの深い場所です。それもあって僕はウィーンを選んだのです。

---ルグリさんが芸術監督に着任されてから、バレエ団が非常に良い方向へ向かっていると伺いました。どんな改革をされたのですか?

 一番大切なのはバレエ団のダンサーを積極的に登用したことです。以前カンパニーにはプリンシパルという階級がなく、ダンサーはいつも第3キャストや群舞のような役を踊るだけでした。それではやる気が出ません。着任してまず、プリンシパルという階級を設けました。また1年で2人の客演しか呼びませんでした。だから彼らは1シーズンを自分たちだけで踊り終え、自信を持つことができたのです。

---レパートリーに新しい作品も加えられました。

 新任の芸術監督として大切なのは、ダンサーをよく知り、彼らの近くにいることです。だから僕が彼らに教えられるような、僕自身が良く知っている作品を選びました。ジェローム・ロビンズの作品やヌレエフ版『ドン・キホーテ』のような演目です。特に斬新な内容ではありませんが、ウィーンでは新しい作品でした。問題はダンサーがそれをこなせるかでしたが、彼らは本当によくやりました。

---レパートリーには、クラシックとモダンバレエの作品両方を選択されました。

 僕の根底にはいつもクラシック・バレエがあります。だから僕はクラシック寄りの芸術監督だと言えるでしょう。しかし僕はいつも新しい振付家に心を開いて来ましたし、新しい経験をしたいと思っています。これがバレエを生かすのです。
 同時に、観客のことを気にかけなければいけない、という意識も選択に関係しているのかもしれません。ウィーンの観客はとても保守的です。だからモダン作品をあまり上演できないのです。僕の信念は観客に何かを押しつけないことです。しかし「これが好きなら、こんな作品もあるんですよ」と紹介することは出来ます。ある時点で、好みの変化は訪れるものです。

---ウィーンの観客に変化があったとお考えですか?

 そうだと思います。「変わった」と言うには尚早ですが。しかし希望はありますね。

---芸術監督として素晴らしいスタートを切られたわけですね。

 本当にたくさんのことを成し遂げました。ダンサーも幸せそうだし、お客様も劇場に来てくださいます。試練の時ではありましたが、成功に終わったと思います。

---もともとダンサーの水準は高かったということですが、ルグリさんはそれ以上の要素をバレエ団にもたらしているように見えます。

 このバレエ団には、僕より技術的に優れたダンサーがたくさんいます。彼らは僕に出来ないような技を次々と決めてみせます。しかし僕にはピルエットとステップの間にあるものを与える事が出来ます。それこそがバレエの魔法を作るのです。バレエの世界で、一体何が違いを生むのでしょう?それはいかに観客とコミュニケーションを取るか、どうやって物語を伝えるか、いかに舞台上で芸術家として存在するかなのです。僕にとって大切なのは「君の技術で色々なことが出来るのなら、どうやってそれを見せるかを考えなさい。何を観客に与えられるか考えなさい」と伝えることです。それがスター、更にはスーパースターを生むのです。

---日本公演に「こうもり」を選ばれました。

 まずヨハン・シュトラウス2世の作品で、ウィーン的な演目であること。そして振付家がローラン・プティで、フランス人である僕に関わりのある作品であることが理由です。カンパニーにとって得意な演目でもあります。また〈ウィンナ・ガラ〉では、バレエ団の主要なダンサーをお目にかけることが出来ると思います。


 バレエ団のメンバーと話すと、ダンサーに多くの機会を与え、芸術性に重きを置くルグリの方針が歓迎されていることが分かる。2011年7月の日本公演に参加した木本全優は、ルグリが着任して以来、カンパニーに「みんなで競い合って、やろう」という雰囲気が生まれたと話す。ルグリと共演したニーナ・ポラコワは「彼はスタイルを重視するし、それが好き」だと語った。またデニス・チェリェヴィチコは、ルグリは「歩き方、視線、雰囲気」まで彼に教えるのだという。持ち前の卓越した技術と、ルグリのもたらす優れた芸術性。ルグリを得たウィーン国立バレエ団は、無敵のカンパニーに生まれ変わろうとしているのではないか?

インタビュー・文/尾崎瑠衣

NBSニュースvol.299より転載



photo:Wiener Staatsballett-Michael Poehn




●ウィーン国立バレエ団 公式サイト>>>

☆ウィーン国立バレエ団2012年日本公演チケットは明日(1/28)10時より一斉前売開始!

昨夜、東京オペラシティコンサートホールえ開催された、バルバラ・フリットリの3年ぶりとなる東京でのリサイタルは、怒涛のブラヴォーに包まれ、初日を終えました。
音楽評論家の加藤浩子さんが寄稿してくださった昨夜のリサイタルの模様を、舞台写真とともにお届けいたします。




信頼感に支えられた至福の一夜〜バルバラ・フリットリ、リサイタルを聴いて

加藤浩子(音楽評論家)

 幸せな夜。
12-01.27_01.jpg コンサートを聴いてそう思える夜は、とても少ない。
 そのまれな幸せに、今年はじめて出会えた夜だった。
 バルバラ・フリットリ。イタリア・オペラなら何をおいてもまず彼女で聴きたい、そう思わせる、当代きっての、純イタリアのソプラノだ。美しく品格のある声と、完璧な技術との同居。若いころは清らかさも魅力だったが、今はより成熟し、格調の高さを豊麗なオーラが包みこむようになった。以前が白百合なら、今はカサブランカかカトレアといったところだろうか。このような美しい成長を見せてくれる歌手と同じ時代に生きていることは、大きな歓びだ。
 フリットリが一流である証は、ステージに出た以上は聴き手を必ず満足させてくれることにもあらわれている。当たり前なように思えるけれど、このハードルをクリアしている歌手はきわめて少ない。慎重にレパートリーを選び、声に合わないものは退けてきた、歌手としての知性の賜物だ。前半を歌曲、後半をオペラアリアで固め、しかも2回の公演のそれぞれに確固とした色がある今回の東京公演のプログラムも、フリットリの知性と自信を物語っている。
 その1夜目は、リヒャルト・シュトラウスとヴェルディという潔いプログラム。
 酔った。期待以上だった。音楽の美しさに涙するのは至福の体験だが、それを2度も味わえた。前半の《4つの最後の歌》と、プログラムの最後に置かれた《運命の力》のアリア〈神よ、平和を与えたまえ〉。フリットリとシュトラウスは意外な組み合わせだったけれど、そしてもちろんドイツ的ではなかったけれど、オーケストラと一体となり、音楽のなめらかな美しさを汲み上げた、馥郁とした香気に満ちた演奏は、一期一会のものだった。
 後半のヴェルディ・アリアは、フリットリの独壇場。彼女の美質であるやわらかで湿り気のある声、長いフレーズの艶やかさ、ふくよかさはいっそう味わいを増し、アリア1曲で全曲の輪郭を浮かび上がらせる表現力は卓越の極み。恋人を待つ夜の庭園の情景が目に浮かんだ《イル・トロヴァトーレ》の〈穏やかな夜〉。夜明けの海が語りかけてくるような、《シモン・ボッカネグラ》の〈暁に星と海は微笑み〉。そして、艶麗な声をたっぷりと聴かせた、《運命の力》の〈神よ、平和を与えたまえ〉。この曲の絶対的な美しさを、これほど確信できた演奏ははじめてだった。クライマックスへと上りつめ、最後の高音が宙に放たれた時、全身に戦慄が走るのを感じながら、ヴェルディがこれを聴いたらきっと満足しただろうと、なぜか確信してしまったのだった。

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 聴衆も素晴らしかった。最初から最後まで会場に漂っていた幸福感は、フリットリと聴衆のあいだに存在していた信頼感によるところが大きい。彼女は裏切らない、と日本の聴き手は知っている。演奏でも、聴衆への誠意でも。だからフリットリは愛される。そしてフリットリも、その夜の聴衆を愛していた。
 カルロ・テナンの指揮もよかった。歌心に溢れ、イタリア人らしいテンションの高さもあるけれど、決して崩れない冷静さと知性。その点、今宵のプリマと共振していた。
 アンコールで歌われた《トゥーランドット》のリューのアリア〈氷のような姫君の心も〉は、たっぷりと甘いデザートの舌触り。2月1日の第2夜では、こんなプッチーニとチレアが聴けると思うと、またわくわくしてきてしまう。 


photos:Kiyonori Hasegawa



●バルバラ・フリットリ ソプラノ・リサイタル 公演概要>>>

【1/27追記】

※入場料金に一部誤りがございました。お詫びするとともに、下記のとおり訂正させていたただきます。
(誤)C=¥10,000→(正)C=¥11,000
(誤)E=¥6,000→(正)E=¥5,000


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「じゃじゃ馬馴らし」
ウィリアム・シェイクスピア原作によるジョン・クランコ振付の全2幕のバレエ
音楽:ドメニコ・スカルラッティ/編曲:クルト・ハインツ・シュトルツェ

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●公演日程&予定キャスト
2012年
6月1日(金) 7:00p.m. 
 キャタリーナ:スー・ジン・カン ペトルーチオ:フィリップ・バランキエヴィッチ
6月2日(土) 2:00p.m.
 キャタリーナ:アリシア・アマトリアン ペトルーチオ:アレクサンダー・ジョーンズ
6月2日(土) 6:30p.m.
 キャタリーナ:マリア・アイシュヴァルト ペトルーチオ:ジェイソン・レイリー



「白鳥の湖」
古典版に基づくジョン・クランコ振付の全4幕のバレエ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー 

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●公演日程&予定キャスト
2012年
6月5日(火) 6:30p.m. 
 オデット・オディール:アリシア・アマトリアン ジークフリート王子:フリーデマン・フォーゲル
6月6日(水) 6:30p.m.
 オデット・オディール:マリア・アイシュヴァルト ジークフリート王子:マライン・ラドメイカー


●会場:東京文化会館

●演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


●来日予定の主なプリンシパル
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●入場料(税込み):
S=¥18,000 A=¥16,000 B=¥14,000 C=¥11,000 D=¥8,000 E=¥5,000 
学生券:¥2,500 エコノミー券=¥4,000
 ※未就学児童のご入場はお断りします。
 ※エコノミー券はイープラスのみで4/28(土)より発売。お一人様2枚まで。
 ※学生券はNBS WEBチケットのみで4/28(土)より発売。25歳までの学生が対象。公演当日、学生証必携



 ◇NBSチケットセンター(電話)だけで申込みいただけるお得なチケット

  ◆「じゃじゃ馬馴らし」「白鳥の湖」2演目セット券[S, A, B席]  2枚で2,000円お得! 
   ※2演目が同枚数であれば、日にちと券種は自由な組み合わせでお求めいただけます。

  ◆ペア割引券[S, A, B席]  2枚で1,000円お得! 
   S席ペア割=\35,000  A席ペア割=\31,000  B席ペア割=\27,000
   ※2演目セット券とペア割引券の併用はできません。

  ◆親子ペア券 お子様が半額! ※4/6(金)より発売。
   親子S席ペア券=\27,000  親子A席ペア券=\24,000  親子B席ペア券=\21,000 
   ※お子様は小学生~高校生が対象。日にちによってはチケットをご用意できない場合があります。

●前売開始日: 3月10日(土)10:00a.m.より

●NBS WEBチケット先行抽選予約[S、A、B券]:2月17日(金)10:00~3月2日(金)18:00

●お問い合わせ:NBSチケットセンター TEL03-3791-8888

※表記の配役は2011年12月20日現在の予定です。出演者の怪我や病気、シュツットガルト・バレエ団の都合等により変更になる場合があります。出演者変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の変更はお受けできません。正式な配役は公演当日に発表いたします。


●全国公演

【西宮公演(兵庫)】 兵庫県立芸術文化センター
6月9日(土) 「じゃじゃ馬馴らし」  お問い合わせ:0798-68-0255

【大津公演(滋賀)】 びわ湖ホール
6月10日(日) 「白鳥の湖」  お問い合わせ:077-523-7136

<バルバラ・フリットリ ソプラノ・リサイタル>
Barbara Frittoli in Japan 2012

1月26日(木)7:00 p.m. / 会場:東京オペラシティ コンサートホール



第1部  7:00 p.m. - 7:40 p.m.


R. シュトラウス Richard Strauss

楽劇『サロメ』 より 「7つのヴェールの踊り」 [オーケストラ]
SALOME, Op.54, Dance of the Seven Veils

歌曲「四つの最後の歌」
Vier letzte Lieder


-休憩20分-


第2部  8:00 p.m. - 8: 45 p.m.


G. ヴェルディ Giuseppe Verdi

歌劇 『オテロ』 より  第3幕 舞踏音楽(バッラビレ) [オーケストラ]
OTELLO, 'Ballabile' dal III atto

歌劇 『イル・トロヴァトーレ』 より レオノーラのカヴァティーナとカヴァレッタ
"穏やかな夜~この恋を語るすべもなく"
IL TROVATORE, "Tacea la notte placida....di tale amor..."

歌劇『アッティラ』 より 前奏曲 [オーケストラ] 
ATTILA, Preludio

歌劇『シモン・ボッカネグラ』 より アメーリアのロマンツァ
"夕やみに星と海はほほえみ"
SIMON BOCCANEGRA, Act 1 Scene 1 "Come in quest'ora bruna"

歌劇『運命の力』 より LA FORZA DEL DESTINO
序曲 [オーケストラ] Ouverture
レオノーラのアリア "神よ、平和をあたえたまえ" "Pace, mio Dio"


指揮:カルロ・テナン
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

1月26日(木)に、東京オペラシティ コンサートホールで開催される、バルバラ・フリットリ ソプラノ・リサイタル<Aプロ>の曲目が、次のとおり変更となります。


ヴェルディ作曲
歌劇『アロルド』より "ああ、われはいずこに"

  ↓

ヴェルディ作曲
歌劇『イル・トロヴァトーレ』より
レオノーラのカヴァティーナとカヴァレッタ「穏やかな夜~この恋を語るすべもなく」



12-01.23_hopejapan02.jpg 昨年10月19日(水)に、東京文化会館で開催した、東日本大震災復興支援チャリティ・ガラ<HOPE JAPAN>。
 この公演には、日本の再生を願い、そのために行動したいというシルヴィ・ギエムの思いに賛同した、アンソニー・ダウエル、藤村 実穂子、花柳 壽輔、林 英哲、アレクサンダー・イングラム、マニュエル・ルグリ、マッシモ・ムッル、藤舎 名生の各氏、そして東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京バレエ団が出演。出演者、スタッフ全員が無報酬で参加いたしました。
 本チャリティ・ガラ公演の収益金、および<HOPE JAPAN>ツアー会場でお預かりした募金も含め、このたび収支が確定し、20,466,927円になりましたことを、ご報告させていただきます。
 この全額を、1月19日付けで、あしなが育英会「東日本大地震・津波遺児のための募金」に寄付させていただきました。(あしなが育英会の領収書を添付いたしましたので、ご確認いただければ幸いです。クリックで大きな画像が表示されます)
 本公演にご賛同いただき、ご来場いただきました皆さま、募金にご協力いただきました皆さまに、心よりお礼申し上げます。




東日本大震災復興支援チャリティ・ガラ<HOPE JAPAN> 公演概要


◇公演日:10月19日(水) 6:30p.m.

◇会場:東京文化会館

◇出演者[アルファベット順]

アンソニー・ダウエル(元英国ロイヤル・バレエ団芸術監督)
遠藤 真理(チェリスト)
藤村 実穂子(歌手、メゾ・ソプラノ)
シルヴィ・ギエム(ダンサー) 
花柳 壽輔(日本舞踊家、花柳流四世宗家家元)
林 英哲(太鼓奏者)
アレクサンダー・イングラム(指揮者)
マニュエル・ルグリ(ダンサー、ウィーン国立バレエ団芸術監督)
マッシモ・ムッル(ダンサー、ミラノ・スカラ座バレエ団エトワール)
藤舎 名生(横笛奏者、藤舎流笛家元)

東京バレエ団
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団



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photo:Kiyonori Hasegawa

日本初となるアリーナ・コジョカルのグループ公演<アリーナ・コジョカル ドリーム・プロジェクト>開幕まで1カ月となりました。
これまで未定となっておりました、Bプロのダリア・クリメントヴァとワディム・ムンタギロフの演目が「くるみ割り人形」よりグラン・パ・ド・ドゥに決定いたしました。
また、Aプロでのロベルタ・マルケスとヨハン・コボーの演目が、「ブルージュの大市」から「ゼンツァーノの花祭り」に変更となりました。
何卒ご了承ください。



◇予定されるプログラム◇


<Aプロ>

ラリナ・ワルツ
振付:リアム・スカーレット/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
全員

ゼンツァーノの花祭り☆演目変更
振付:オーギュスト・ブルノンヴィル/音楽:エドヴァルド・ヘルステッド
ロベルタ・マルケス、ヨハン・コボー

「眠れる森の美女」よりローズ・アダージオ
振付:マリウス・プティパ/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
アリーナ・コジョカル
ヨハン・コボー、スティーヴン・マックレー、ワディム・ムンタギロフ、セルゲイ・ポルーニン

チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ
振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
ローレン・カスバートソン、ワディム・ムンタギロフ

レ・リュタン
振付:ヨハン・コボー/音楽:ヴィェニャフスキ、バッジーニ
アリーナ・コジョカル、スティーヴン・マックレー、セルゲイ・ポルーニン、
チャーリー・シエム(ヴァイオリン)、ピアニスト

エチュード
振付:ハラルド・ランダー/音楽:カール・チェルニー
アリーナ・コジョカル、ヨハン・コボー、スティーヴン・マックレー、セルゲイ・ポルーニン
東京バレエ団


<Bプロ>

ラリナ・ワルツ
振付:リアム・スカーレット/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
全員

タランテラ
振付:ジョージ・バランシン/音楽:ルイ・モロー・ゴットシャルク
ロベルタ・マルケス、スティーヴン・マックレー

「くるみ割り人形」より グラン・パ・ド・ドゥ☆演目決定!
振付:ワシリー・ワイノーネン/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
ダリア・クリメントヴァ、ワディム・ムンタギロフ

ディアナとアクテオン
振付:アグリッピーナ・ワガノワ/音楽:チェーザレ・プーニ
ローレン・カスバートソン、セルゲイ・ポルーニン

「椿姫」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
アリーナ・コジョカル、アレクサンドル・リアブコ

ザ・レッスン
振付:フレミング・フリント/音楽:ジョルジュ・ドルリュー
ヨハン・コボー、アリーナ・コジョカル、ローレン・カスバートソン

「ドン・キホーテ」ディヴェルティスマン
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
アリーナ・コジョカル、ローレン・カスバートソン、ロベルタ・マルケス、ダリア・クリメントヴァ
ヨハン・コボー、セルゲイ・ポルーニン、スティーヴン・マックレー、ワディム・ムンタギロフ
東京バレエ団

※表記の出演者・演目は2012年1月20日現在の予定です。出演者の怪我・病気、その他の都合により変更になる場合がありますので、ご了承のうえチケットをお求めください。変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の振替はいたしません。正式な出演者・演目は当日発表とさせていただきます。

ウィーン国立歌劇場2012年日本公演公式サイトの"来日予定ダンサー"ページを公開しました。
芸術監督のマニュエル・ルグリ、プリンシパル・ダンサー7名、ソリスト6名のバイオとともに、ウィーン国立バレエ団から届いたオルガ・エシナ、イリーナ・ツィンバル、ロマン・ラツィク、デニス・チェリェヴィチコ、エノ・ペシ、ミハイル・ソスノフスキーのプロモーション・ビデオも掲載しております。
プロモーション映像は、それぞれ1分程度の長さですが、舞台映像やリハーサル風景もたっぷり盛り込まれており、見ごたえ十分です!
ぜひ、下記リンクよりご覧ください。

●ウィーン国立バレエ団公式サイト"来日予定ダンサー" >>>

<ニジンスキー・ガラ>

◆主な配役◆

「薔薇の精」
薔薇:ディヌ・タマズラカル
少女:吉川留衣


「牧神の午後」
牧神:ウラジーミル・マラーホフ
ニンフ:上野水香


「レ・シルフィード」
プレリュード:小出領子
詩人:木村和夫
ワルツ:高木綾
マズルカ:田中結子
コリフェ:乾友子-渡辺理恵


「ペトルーシュカ」
ペトルーシュカ:ウラジーミル・マラーホフ
バレリーナ:佐伯知香
ムーア人:後藤晴雄
シャルラタン:柄本弾


指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
ピアノ:尾崎有飛(「ペトルーシュカ」)


◆上演時間◆

「薔薇の精」「牧神の午後」 15:00 - 15:30
-休憩 20分-
「レ・シルフィード」 15:50 - 16:25
-休憩 15分-
「ペトルーシュカ」 16:40 - 17:20

<ニジンスキー・ガラ>

◆主な配役◆

「レ・シルフィード」
プレリュード:吉岡美佳
詩人:ウラジーミル・マラーホフ
ワルツ:佐伯知香
マズルカ:奈良春夏
コリフェ:矢島まい-川島麻実子


「薔薇の精」
薔薇:ディヌ・タマズラカル
少女:高村順子


「牧神の午後」
牧神:後藤晴雄
ニンフ:井脇幸江


「ペトルーシュカ」
ペトルーシュカ:ウラジーミル・マラーホフ
バレリーナ:小出領子
ムーア人:森川茉央
シャルラタン:柄本弾


指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
ピアノ:尾崎有飛(「ペトルーシュカ」)


◆上演時間◆

「レ・シルフィード」 19:00 - 19:40
-休憩 20分-
「薔薇の精」「牧神の午後」 20:00 - 20:25
-休憩 15分-
「ペトルーシュカ」 20:40 - 21:20

<ニジンスキー・ガラ>

◆主な配役◆

「薔薇の精」
薔薇:ディヌ・タマズラカル
少女:吉川留衣


「牧神の午後」
牧神:ウラジーミル・マラーホフ
ニンフ:上野水香


「レ・シルフィード」
プレリュード:吉岡美佳
詩人:木村和夫
ワルツ:高木綾
マズルカ:田中結子
コリフェ:乾友子-渡辺理恵


「ペトルーシュカ」
ペトルーシュカ:ウラジーミル・マラーホフ
バレリーナ:小出領子
ムーア人:後藤晴雄
シャルラタン:柄本弾


指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
ピアノ:尾崎有飛(「ペトルーシュカ」)


◆上演時間◆

「薔薇の精」「牧神の午後」 19:00 - 19:30
-休憩 20分-
「レ・シルフィード」 19:50 - 20:25
-休憩 15分-
「ペトルーシュカ」 20:40 - 21:20


ウィーン国立バレエ団「こうもり」のハイライト映像が到着しました!
この作品は、ヨハン・シュトラウスII世の名曲の数々にのせた、オペレッタの名作「こうもり」を、ローラン・プティがその音楽と題名を使って振付け、フランスのエスプリと洗練を加えたバレエ。
"ウィーンのダンサーがもっとも力を発揮する演目"とルグリが語る、ウィーン国立バレエ団ならではの演目です。






●ウィーン国立バレエ団公式サイト>>>

☆1/11(水)10時より、ウィーン国立歌劇場 NBS WEBチケット先行抽選予約受付開始!


1月12日(木)に初日を迎える、東京バレエ団<ニジンスキー・ガラ>の上演時間をお知らせいたします。
1月12日(木)、14日(土)と13日(金)の上演順が異なっておりますので、ご注意ください。



<ニジンスキー・ガラ> [上演時間 約2時間20分]


1月12日(木) 19:00開演


『薔薇の精』       19:00~19:30
『牧神の午後』

-休憩 20分-

『レ・シルフィード』    19:50~20:25

-休憩 15分-

『ペトルーシュカ』    20:45~21:20 



1月13日(金) 19:00開演


『レ.シルフィード』   19:00~19:40

-休憩 20分-

『薔薇の精』       20:00~20:25
『牧神の午後』

-休憩 15分-

『ペトルーシュカ』    20:40~21:20



1月14日(土) 15:00開演


『薔薇の精』       15:00~15:30
『牧神の午後』

-休憩 20分-

『レ・シルフィード』    15:50~16:25

-休憩 15分-

『ペトルーシュカ』    16:45~17:20 



●東京バレエ団<ニジンスキー・ガラ>公演情報はこちら>>>



 今年4月に来日公演を行うウィーン国立バレエ団のダンサーが出演した"ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2012"。
 1月1日にNHK Eテレで生放送されたこのコンサートが、本日1月7日(土)にNHK 総合(後半部分を中心に放送)で、1月9日(月・祝)にNHK BSプレミアムで再放送されます。

 ウィーン国立バレエ団のダンサーが出演するのは、「ワルツ"人生を楽しめ"」、「ポルカ"燃える恋"」、「ワルツ"美しく青きドナウ"」の3曲。
 「ワルツ"人生を楽しめ"」は、イリーナ・ツィンバルデニス・チェリェヴィチコを中心にしたメンバーが華やかに踊り、「ポルカ"燃える恋"」では、マリヤ・ヤコヴレワキリル・クリラーエフが、クリムトの"接吻"をドラマティックにバレエで再現。
 そしてウィーンの代名詞ともいえる「ワルツ"美しく青きドナウ"」は、ウィーン国立バレエ団の顔ともいえるオルガ・エシナロマン・ラツィクの両プリンシパルが堂々たるダンスで魅せてくれます。
 2010年秋に、マニュエル・ルグリが芸術監督に就任以来、奇跡的な成長を続けているウィーン国立バレエ団の魅力を、感じ取ってていただけるかと思います。ぜひご覧ください!


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ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2012 再放送


◎1月7日(土)15:30~17:30 NHK 総合(後半部分を中心に放送)

◎1月9日(月・祝)9:00~11:55 NHK BSプレミアム



●ウィーン国立バレエ団2012年日本公演 公式サイト>>>



12-01.07_news_01.jpg ウラジーミル・マラーホフ&東京バレエ団が2012年新春に贈る<ニジンスキー・ガラ>。20世紀初頭に一世を風靡したバレエ・リュスで活躍した不世出の天才ニジンスキーが活躍した名品によるミックス・プロだ。ここでは『レ・シルフィード』『薔薇の精』『ペトルーシュカ』に登場する東京バレエ団の踊り手に焦点をあて、見どころを探りたい。

 ショパンのピアノ曲にのせ、月明かりに照らされた森のなかで詩人が妖精たちと舞う『レ・シルフィード』は東京バレエ団の誇るお家芸のひとつ。整然と揃ったシルフたちの群舞をはじめ細部まで美しく磨きあげられた舞台は海外でも賞賛を浴びてきた。

 ニジンスキーの踊った詩人役をマラーホフと競演するのが木村和夫。この作品は筋のないバレエの先がけと称されるも詩人の個性によって趣が異なる。木村の詩人は単にノーブルに取り澄ましただけでも絵にかいたような純朴なロマンチストでもない。愁いの色濃い面持ちで、メランコリックな空気を漂わせる。とはいえ妖精たちと華麗に舞い一幅の泰西名画の中心にしっかりと収まるさじ加減はベテランならではといえよう。

 プレリュードには吉岡美佳、小出領子というプリマを配する。清楚可憐にして気品あふれる吉岡には妖精役がよく似合う。マラーホフと踊る日もあり、長きにわたって彼と築いてきたパートナーシップの妙が発揮されそうだ。小出は伸びやかなラインと豊かな音楽性を誇る。上半身をなだらかにもちいた優美な踊りを披露するだろう。楚々とした風情が得難い高木綾(ワルツ)、力強い踊りに定評ある田中結子(マズルカ)、堂々たる存在感をみせる奈良春夏(マズルカ)といった選り抜きのソリストたちにも注目したい。

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 『薔薇の精』はゴーティエの詩に基づく佳品。舞踏会から帰った少女が居間でまどろみ夢うつつに薔薇の精と踊りに興じる。タイトル・ロールを踊ったニジンスキーの驚異的な跳躍、両性具有の官能美は語り草となっている。薔薇の精を踊る男性につい目が行ってしまうけれども少女が夢と現実のあいだに抱く淡い恋が見えないとドラマは立ちあがらない。

 『薔薇の精』をマラーホフの秘蔵っ子、ディヌ・タマズラカルが踊り、少女を高村順子と吉川留衣が演じる。高村は愛くるしい容姿といきいきとした踊りが身上。お人形のように可愛らしいなかに少女が抱く大人への憧れを浮き彫りにする。初役となる吉川は見目麗しい顔立ちにしてスタイルも抜群の気鋭。美しく品のある踊りをみせるのではないか。


 本公演の大きな眼目はマラーホフがタイトル・ロールを初披露する『ペトルーシュカ』だろう。人間の心を持ってしまった人形の悲哀をマラーホフがいかに表すか目が離せない。加えて、ペトルーシュカを取り巻く面々を東京バレエ団の実力派が演じるのも楽しみだ。

12-01.07_news_05.jpg ペトルーシュカの思慕するバレリーナは真っ赤な頬紅をつけた可愛らしい人形。不器用な彼の思慕を解らず相手にしない。このたびは小出領子と佐伯知香が挑む。小出は以前踊った際、チャーミングな容姿が映え好評を博した。「人形振り」も堂に入っている。初めて挑む佐伯は愛らしく小粋な踊りをみせる成長株。バレリーナ役にぴったりといえる。

 ペトルーシュカの恋敵ムーア人を後藤晴雄と森川茉央が演じる。以前踊った後藤はペトルーシュカを斬殺する悪漢を冷酷に演じるはずだ。森川はベジャール振付『ザ・カブキ』の直義に抜擢されるなど上り調子の若手であり嘱望される。縁日の見世物小屋の老魔術師シャルラタンを演じる柄本弾も若くして主役経験重ねる俊英ながら『白鳥の湖』の悪魔ロットバルトを演じるなど役柄の幅を広げるだけに迫力十分の演技をみせるだろう。

 東京バレエ団は近年バレエ・リュス作品、ニジンスキーが踊った名作を折にふれて取り上げている。古典作品と現代作品の間に位置し、両者を繋ぐ役割を果たしたレパートリーに接することは、歴史を知り、バレエをより深く楽しむためにも有意義だ。今回は個性あふれる踊り手たちがニジンスキーの伝説をいまに伝える絶好の機会。心ゆくまで堪能したい。


高橋森彦(舞踊評論家)

舞台写真:Kiyonori Hasegawa



●東京バレエ団<ニジンスキー・ガラ>公演情報>>>


2012年の幕開けを飾る、東京バレエ団は<ニジンスキー・ガラ>の初日まで1週間となりました。
舞踊評論家の高橋森彦さんに、<ニジンスキー・ガラ>に出演する東京バレエ団のダンサーたちへの期待、見どころを2回にわたって紹介していただきます。

第1回目は、1月3日に開催された「NHKニューイヤーオペラコンサート」において、『牧神の午後』の牧神とニンフ役を初めて演じた後藤晴雄と上野水香の2人を取り上げていただいています。
届いたばかりの3日の舞台写真と合わせてご覧ください。


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 新春恒例の「NHKニューイヤーオペラコンサート」が1月3日夜に行われた。今年で55回目を迎えた伝統ある催しである。東京・渋谷のNHKホールから全国に生放送されたためご覧になった方もいらっしゃるだろう。内外で活躍するオペラ歌手が集い、名作オペラのなかから愛をめぐるアリアを中心に歌って華やかに競演した。そこに一組バレエの参加があった。東京バレエ団が上演した『牧神の午後』である。

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 同作はフランス象徴派詩人マラルメの詩に触発されてドビュッシーが作曲した「牧神の午後への前奏曲」に伝説の天才舞踊手ニジンスキーが振付・主演したもの。ちょうど今から100年前に初演された。牧神が水浴びに来たニンフたちと戯れるエロティックで夢想的な舞踊詩だ。今回主演したのはともに初役となる後藤晴雄と上野水香だった。

 幕が開くと、小川の側の岩棚で休んでいる牧神が笛を吹いたり、ブドウをむさぼり食ったり、まどろんでいたりする。そこへやって来たニンフに欲情し交わろうとするも果たせない...。やがて残されたスカーフに体を当て自らを慰める――。牧神役の後藤は客席に対し横を向きながら左右に歩いたり、絵画的なポーズを取ったりしながら半獣神に成りきる。フルートに始まる気だるい調子のテーマにのせた所作の一つひとつがナイーヴで、匂い立つような色香もある。野性味たっぷりに半身獣の牧神を演じたと伝えられるニジンスキーの残照を感じさせつつマラルメ/ドビュッシーの生んだ牧歌的な詩情に富む世界に息づいていた。

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 ニンフ演じる上野の演技も新鮮だ。高々と掲げられる脚が代名詞ともいえる抜群の身体能力、高度なテクニックを誇る彼女がエジプト壁画もしくはギリシャ陶器の絵柄を参照したといわれる平面的なポーズや鋭角的な動きの連なる独特な振付を踊るということにイメージが湧きにくいかもしれない。けれども上野は振付の一つひとつを丁寧に噛みしめるかのように踊る。牧神に気付くも逃げ遅れ、絡め捕られそうになり、驚き恥らいながら逃れようとするさまが違わずに伝わった。抑えた演技のなか、ほのかな色気が立ちのぼる。

 開幕迫る<ニジンスキー・ガラ>でも両者はパートナーを変えて『牧神の午後』に主演する。上野は世界のスター、ウラジーミル・マラーホフと組む。奇才マラーホフと、どのような化学反応を起こすか楽しみにしたい。後藤はニンフ役をマラーホフや牧神を当り役にする名手シャルル・ジュドと共演し好評を得た井脇幸江と踊る。ベテラン同士ならではの深みある演技となるだろう。ふたりの個性息づく舞台を、この目でしかと味わいたい。


高橋森彦(舞踊評論家)


舞台写真:NHKニューイヤーオペラコンサートより (c)NHK/NPS



●東京バレエ団<ニジンスキー・ガラ>公演情報>>>




2012年も明け、モナコ公国 モンテカルロ・バレエ団日本公演まで3か月となりました。
Bプロ「シンデレラ」に続いて、Aプロで上演される「アルトロ・カント1」のダイジェスト映像をお届けします。
男性を表すパンツ姿と女性を表すスカート姿の男女が入り混じり、男性同士、女性同士デュオ、トリオ、アンサンブルと形を変えながら、しなやかな動きを紡いでいくダンサーたち。
両性具有をテーマに据えながらも、音楽と溶け合いながら、美しく印象的な腕の造形やムーヴメントがつぎつぎに繰り広げられるマイヨーの傑作です。
カール・ラガーフェルドがデザインしたジェンダーレスな衣裳も見どころのひとつ。
鋭い美意識に貫かれた、緻密なダンスをご堪能ください!




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