2011年1月アーカイブ

ベルリン国立バレエ団2011年日本公演が、昨日(1/30)、最終公演地である滋賀県・びわ湖ホールでの「シンデレラ」で千秋楽を迎えました。

日本公演レポートも今回が最終回。
関西での2公演の様子をお届けします。

まずは、土曜日(1/29)の西宮/兵庫県立芸術文化センターでの「チャイコフスキー」カーテンコールの写真から。

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マラーホフにとって、日本で4回目となった「チャイコフスキー」。
ほぼ出ずっぱりで、チャイコフスキーの引き裂かれた魂を表現するチャイコフスキー役は、肉体的にも精神的にも負担が大きいであろうことは、この作品を観た人なら誰もが感じるはずです。
しかし、マラーホフは、最後まで見事に、微塵のほころびもなく、チャイコフスキーを演じきりました。
新たなマラーホフの魅力、日本のファンにも堪能していただけたのではないでしょうか。

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こちらは、舞台袖の壁にサインをした後の記念写真。
ちょっと前まで、苦悩に満ちた作曲家を演じていたとは思えない、おちゃめな表情で撮影に応じるマラーホフ。
右は、フォン・メック夫人を演じたエリサ・カリッロ・カブレラと。


続いて、昨日(1/30)のびわ湖ホールでの「シンデレラ」。
第2幕の出番前にスタッフルームでポーズを撮る、美女(?)・・・大きなハートのサングラスがこだわりポイントです。
そして、カーテンコールの様子を。

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この日の主演は、ヤーナ・サレンコ(シンデレラ)とライナー・クレンシュテッター(王子)。
東京に続き、大役を踊り終えたヤーナは、晴れ晴れとした笑顔で、拍手に応えていました。
鳴り止まない拍手の中、東京公演千秋楽に続き、「SAYONARA」「See You Again」の電飾看板が現れ、日本公演の幕が降ろされたのでした。

1月15日の東京公演初日から15日間、全9公演を成功裡に終えたベルリン国立バレエ団のメンバーたちは、本日関西国際空港より、帰路につきました。
公演にご来場いただき、暖かいご声援をいただきました皆さまに、心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました!

2011年秋、待望の来日を果たす、バイエルン国立歌劇場の2011年日本公演の発売日、公演日程、入場料が決定いたしました。下記よりご確認ください。


●<オペラフェスティバル>2009−2011 バイエルン国立歌劇場公演情報サイト


ドイツ・オペラの最高峰として、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場と並ぶヨーロッパの三大歌劇場の一角、バイエルン国立歌劇場2006年秋からは験とケント・ナガノが音楽監督に、2008年秋からはニコラウス・バッハラーが総裁に就任し、新体制で、歴史と伝統を誇る歌劇場に、さらなるパワーを吹き込んでいます。6年ぶりとなる今回の日本公演では、このオペラハウスの"新時代"の魅力が披露されます。
ミュンヘンが誇るワーグナーの「ローエングリン」とリヒャルト・シュトラウスの「ナクソス島のアリアドネ」、それにエディタ・グルベローヴァの独壇場「ロベルト・デヴェリュー」を加えた3本は、ドイツ随一のオペラハウス、バイエルン国立歌劇場の威信をかけた絶対の自信作。百花繚乱のオペラ・イヤー2011年、止めを刺すこのバイエルン国立歌劇場日本公演にご期待ください!


※バイエルン国立歌劇場2011年日本公演公式サイトは、2月中旬にオープンの予定です。チケット発売方法詳細、キャスト詳細は、公式サイトにてお知らせいたしますので、もうしばらくお待ちください。

11-01.25SwanLake01.jpg 東京バレエ団が6月に上演する「白鳥の湖」の公演概要が決定いたしました。
 今回は、イタリア生まれの大型ダンスール・ノーブル、ロベルト・ボッレがジークフリート王子役で7年ぶりに東京バレエ団の舞台に登場いたします。古代ギリシャのアポロ像のごとく、端正な容貌と190センチの肉体美を誇るボッレは、その印象の通りの正統派クラシック・ダンサー。数々の古典バレエに主演するいっぽう、「マノン」や「椿姫」など物語バレエの貴公子役でも血の通った演技で感動を呼んでいます。近年は英国ロイヤル・バレエ団をはじめ、ロシアやアメリカの大舞台でも活躍。世界各地で確たる評価を獲得しています。その輝かしい存在感と王子の揺れる心の表現が注目されます。
 ボッレと組んでオデット/オディールを演じるのは上野水香。スケールの大きな演技と華やかな存在感を武器に、これまでも多くのゲストと組んだ経験を持つ上野が、得意の演目に新たなパートナーシップを得て羽ばたきます。
 いっぽう、これが初のオデット/オディール役となるのが小出領子。美しいラインを緻密につづりながら音楽とドラマを表現してゆく小出と、やはり物語を描くことに長けたベスト・パートナーの後藤晴雄が一つに解け合って描き出す神秘の世界は、見ごたえ十分なものとなるはずです。
 見どころ満載の古典の名作を、魅力ある2組のペアでお楽しみください。



東京バレエ団「白鳥の湖」

■公演日程・予定キャスト
6月17日(金) 6:30p.m. 
オデット/オディール:上野水香、ジークフリート王子:ロベルト・ボッレ
6月18日(土) 6:00p.m. 
オデット/オディール:小出領子、ジークフリート王子:後藤晴雄
6月19日(日) 3:00p.m. 
オデット/オディール:上野水香、ジークフリート王子:ロベルト・ボッレ

■会場:ゆうぽうとホール

■指揮:井田勝大

■演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

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■入場料(税込)
[6/17, 6/19]
S=¥11,000 A=¥9,000 B=¥7,000 C=¥5,000 D=¥4,000
学生券=¥2,000 
(5/21(土)よりNBS WEBチケット(学生会員)のみで発売。25歳までの学生が対象。公演当日、学生証必携)
S席ペア割=¥21,000  A席ペア割=¥17,000
親子S席ペア券=¥16,500  親子A席ペア券=¥13,500
(3/24(木)よりNBS電話予約のみで受付) 
----------------------------------------
[6/18]      
S=¥9,000 A=¥7,000 B=¥5,000 C=¥4,000 D=¥3,000
学生券=¥1,000 
(5/21(土)よりNBS WEBチケット(学生会員)のみで発売。25歳までの学生が対象。公演当日、学生証必携)
S席ペア割=¥17,000  A席ペア割=¥13,000
親子S席ペア券=¥13,500  親子A席ペア券=¥10,500
(3/24(木)よりNBS電話予約のみで受付)


■前売開始日: 2月26日(土)10:00a.m.より 

■NBS WEBチケット先行抽選予約:2/9(水)10:00〜2/17(木)18:00

■お問い合わせ・お申し込み:
財団法人日本舞台芸術振興会 NBSチケットセンター 
TEL:03-3791-8888 (平日10:00〜18:00、土曜10:00〜13:00、日祝休)

photo:Kiyonori Hasegawa

ベルリン国立バレエ団の東京公演は、昨日の「チャイコフスキー」をもって、閉幕いたしました。
1月15日の「シンデレラ」初日以来、多くのお客さまにご来場いただきましたこと、心よりお礼申し上げます。

さて昨日の「チャイコフスキー」最終公演のレポートをお届けします。
"マラーホフの渾身の舞台!"という評判が評判を呼び、当日券をお求めになる方の長い列が。
客席も開演前から、どこか高揚した空気が流れ、マラーホフの"チャイコフスキー"への熱い期待が感じられます。

ほとんど出ずっぱり、しかもアクロバティックともいえる振りを踊り続けるチャイコフスキー役は、体力的にもハードですが、マラーホフは2日連続3回目の公演も、全力でチャイコフスキーを演じきりました。
幕が下りた後は、一瞬の静寂の後、割れんばかりの拍手が沸きあがり、カーテンコールではさらに大きな拍手が。
そして、「SAYONARA」「See You again」の電飾看板と金銀の紙吹雪がおりると、場内はスタンディング・オベーションとなって、喝采を贈り続けていました。

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終演後舞台上では、シャンパンが振舞われ、全員で乾杯。
6年ぶりの日本公演が、成功裡に終わり、皆の一様に安堵の表情を浮かべていました。

本日、カンパニーは全員が休日。
思い思いに、来日以来はじめてとなる日本の休日を楽しんでいることでしょう。
明日からは、今週末の西宮公演と大津公演に向けてのリハーサルがはじまります。
1月30日の大津での最終公演まで、このレポートは続きますので、引き続きご愛読ください。

本日はベルリン国立バレエ団東京公演の最終日。
感動の声がたくさん寄せられている「チャイコフスキー」東京最終公演の開幕を前に、初日に撮影した舞台写真が届きました。

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(*写真はクリックすると大きなサイズでご覧いただけます)

本日は15時開演。13時30分より当日券を発売いたします。
東京で「チャイコフスキー」がご覧いただける最後の機会、写真からも伝わっていくる、マラーホフの渾身のパフォーマンス、ぜひお見逃しなく!


photo:Kiyonori Hasegawa

「チャイコフスキー」~生と死のミステリー
全2幕



台本・振付・演出: ボリス・エイフマン
音楽: ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
装置・衣裳: ヴァチェスラフ・オクネフ

--------------------------------------------

チャイコフスキー:ウラジーミル・マラーホフ
分身/ドロッセルマイヤー:ヴィスラウ・デュデク
フォン・メック夫人:ベアトリス・クノップ
チャイコフスキーの妻:ナディア・サイダコワ
王子(若者/ジョーカー):ディヌ・タマズラカル
少女:ヤーナ・サレンコ


ヤーナ・バローヴァ、アニッサ・ブリュレ、エロディー・エステーヴ、ヴェロニカ・フロディマ、
マリア・ジャンボナ、ステファニー・グリーンワルド、針山愛美、ヨアンナ・ヤブロンスカ、
エリナー・ヤゴドニク、菅野茉里奈、アナスタシア・クルコワ、ワレリア・マナコワ、ニコレッタ・マンニ、
サラ・メストロヴィック、ナターリア・ミュノス、クラジィーナ・パヴロワ、クリスティアーネ・ペガド、
巣山 葵、寺井七海、ヴェレーナ・サーム

マルチン・アロヨス、ゲヴォルク・アソヤン、ミハエル・ファトゥラ、アルシャク・ガルミヤン、
ドミニク・ホダル、アレクサンドル・コルン、クリスティアン・クレール、マリアン・ラザール、
アルトゥール・リル、ウラジスラフ・マリノフ、エイメリック・モッセルマンズ、アレクセイ・オルレンコ、
ハビエ・ペーニャ・バスケス、ケヴィン・プゾー、スフェン・ザイデルマン、アレクサンドル・シュパク、
デイヴィッド・シミック、フェデリコ・スパリッタ、マルチン・シィマンスキー、ウリアン・タポル、
メフメト・ユマク


指揮: ヴェロ・ペーン
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

◆上演時間◆

第1幕 15:00 - 15:50

休憩 25分

第2幕 16:15 -16:55

東京バレエ団「ダンス・イン・ザ・ミラー」リハーサルレポート

取材・文:高橋森彦(舞踊評論家)


 現代バレエに革命をもたらしたモーリス・ベジャールが世を去って早3年。巨匠の厚い信頼を勝ち得てきた東京バレエ団が、新たなベジャール・レパートリーに挑む――。珠玉の名作群をベジャール作品の申し子、ジル・ロマンが編み直した「ダンス・イン・ザ・ミラー」の開幕が迫るなか、東京バレエ団スタジオで公開リハーサルが行われた。
 披露されたのは、冒頭に上演される『現在のためのミサ』ソロ&アンサンブル、"ラ・ダンス"と名付けられた場面だ。1967年に20世紀バレエ団が初演したもので、宗教儀式・祈りを主題とする。サイケデリックな興奮に満ちたピエール・アンリの音楽にのせたこの作品を皮切りに、"東京バレエ団が、モーリスの歩んだ道程を改めて知る旅"(ロマンによるプログラムノート)へと誘われる。
 ダンサーたちの、白のスニーカーにジーンズ姿という格好は、上着こそ違うとのことだが、本番同様という。芸術監督の飯田宗孝、バレエミストレスの友田弘子が見守るなか振付指導の那須野圭右(モーリス・ベジャール・バレエ団)が厳しくチェックを行い、緊張感の漂うリハーサルとなった。
 まずは女性群舞の確認から。寝転びつつ手を挙げ起き上がったり、腰を落としたりといった動きを経て、鳥が翼を羽ばたかせるように両手を上下させていったりする。手をはばたかせる振付の際、すかさず那須野の注意が入る。「手や肘でなく胸を起点として大きく回すように」。すると、見違えるように生気を増した動きへと変わってくる。
 続いて男性陣。上半身を大きく肉感的に用いた"ベジャール振り"を小気味よくこなすさまは壮観だ。その後出演者総出の通しへ。男女のパ・ド・ドゥで埋め尽くしたユニゾンは迫力満点で、小走りする、ひざまずいて祈るといった振付等や高岸直樹のソロも印象に残る。ダイナミックな動きのなかに深い精神性を湛えた秘儀空間が立ちあがった。

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 リハーサル終了後、那須野と「進行役」として多くの場面に登場するという木村に話を聞くことができた。
 那須野は、ロマンが公演前に来日して最後の仕上げを行うまでの指導を一任された。ベジャール作品を踊るに際し重要なのは「エナジー」と断言する。「(ベジャール作品は)形ではなく精神を伝えなければ意味がない」。バレエ学校時代から数えて10年にわたって晩年の巨匠の謦咳に接してきた自負は、熱心な指導ぶりからも伝わってきた。
 木村は、今回『火の鳥』のタイトル・ロールを踊る。自身何回踊ったか覚えていないと語るくらい踊り込んでいるが、踊ったあと目の前が真っ暗になるほど精魂を使い果たすという。那須野の助言も受けて心機一転挑むという『火の鳥』の演技、物語の進行者としての存在感に注目したい。
 "亡き偉大なベジャールへの祈りと、未来への希望"という構想に基づく「ダンス・イン・ザ・ミラー」は、"生きよ、踊り続けよ"というベジャール不変のメッセージを改めて実感させる舞台となりそうだ。

photo:Kiyonori Hasgeawa



●「ダンス・イン・ザ・ミラー」リハーサル映像



「チャイコフスキー」~生と死のミステリー
全2幕



台本・振付・演出: ボリス・エイフマン
音楽: ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
装置・衣裳: ヴァチェスラフ・オクネフ

--------------------------------------------

チャイコフスキー:ウラジーミル・マラーホフ
分身/ドロッセルマイヤー:イブラヒム・ウェーナル
フォン・メック夫人:エリサ・カリッロ・カブレラ
チャイコフスキーの妻:ナディア・サイダコワ
王子(若者/ジョーカー):ディヌ・タマズラカル
少女:セブネム・ギュルゼッカー

ヤーナ・バローヴァ、アニッサ・ブリュレ、エロディー・エステーヴ、ヴェロニカ・フロディマ、
マリア・ジャンボナ、ステファニー・グリーンワルド、針山愛美、ヨアンナ・ヤブロンスカ、
エリナー・ヤゴドニク、菅野茉里奈、アナスタシア・クルコワ、ワレリア・マナコワ、
ニコレッタ・マンニ、サラ・メストロヴィック、ナターリア・ミュノス、クラジィーナ・パヴロワ、
クリスティアーネ・ペガド、巣山 葵、寺井七海、ヴェレーナ・サーム

マルチン・アロヨス、ゲヴォルク・アソヤン、ミハエル・ファトゥラ、アルシャク・ガルミヤン、
ドミニク・ホダル、アレクサンドル・コルン、クリスティアン・クレール、マリアン・ラザール、
アルトゥール・リル、ウラジスラフ・マリノフ、エイメリック・モッセルマンズ、アレクセイ・オルレンコ、
ハビエ・ペーニャ・バスケス、ケヴィン・プゾー、スフェン・ザイデルマン、アレクサンドル・シュパク、
デイヴィッド・シミック、フェデリコ・スパリッタ、マルチン・シィマンスキー、ウリアン・タポル、
メフメト・ユマク


指揮: ヴェロ・ペーン
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


◆上演時間◆

第1幕 15:00 - 15:50

休憩 25分

第2幕 16:15 -16:55


※当初のお知らせより出演者が上記のとおり変更となりました。何卒ご了承のほどお願い申し上げます。

昨夜の「チャイコフスキー」にご来場いただき、ありがとうございました。
マラーホフが渾身の力を込めて演じたチャイコフスキーはいかがでしたでしょうか?

チャイコフスキーの苦悩を渾身の演技で表現するマラーホフの圧倒的な舞台に、終演後には「マラーホフの迫真の演技に圧倒された」「髭のマラーホフがかっこいい!」などなどの声が聞かれました。
先ほどTwitterでも検索してみましたら(NBSも漸く公式のアカウント[@NBS_japan]を稼働させましたゆえ)、こちらにも熱い感動のつぶやきがたくさん。
これまでの"王子マラーホフ"のイメージを一新して、人間の業、孤独感、魂の苦悩を情熱の限りに演じ切ったマラーホフ。
今のマラーホフだからこそ演じることができる、チャイコフスキー役との運命的な出会いを日本で体験できる喜びに満たされた方も多かったのではないでしょうか。

昨日の感動をもう一度味わいたい、そう思っていらっしゃる方のために、以前もご紹介しましたが、もう一度「チャイコフスキー」のプロモーション映像を再度掲載いたします。



短いですが、思わず前のめりになって見入ってしまう映像ですよね。
繰り返し何度でもご覧になって、「チャイコフスキー」の世界を堪能してください。

こちらは終演後の1枚。

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マラーホフとマラーホフのお母様です。
先日お手製のピロシキを差し入れしてくださったお母様は、今回が初来日とのこと。
日本で、多くの人に愛される息子を見て、お母様も喜んでいらっしゃるのではないでしょうか。

そして、こちらは昨日行われた、「マスク・クラス」の写真です。
厳しい寒さが続いている日本では、各地で風邪とインフルエンザが大流行中。
そこで、予防のためにベルリン国立バレエ団のメンバー全員に、マスクが配られました。
電車や人の多い場所では、必ずマスクをしてくださいね・・・という趣旨で配布したのですが、なぜか、"ドレスコード=マスク"の「マスク・クラス」が開催されることになりました。

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みんな、顔が小さいので、普通サイズのマスクがとっても大きく見えます。

厳しいスケジュールのツアーのひととき、ちょっとした遊び心と風邪予防を兼ねた、楽しいイベントでした。
(ちなみに昨年3月に来日したパリ・オペラ座バレエ団でも、"ドレスコード=パジャマ"の「パジャマ・クラス」が行われたのでした)

この「マスク・クラス」参加者の記念写真が、ベルリン国立バレエ団のブログにアップされています。
このブログには、ほかにも日本公演でのダンサーたちの横顔がたくさん掲載されていますので、ぜひご覧になってください。

●ベルリン国立バレエ団ブログ(独語と英語)>>>
http://staatsballettberlin.wordpress.com/


本日は休演日でしたが、東京文化会館では朝からクラスとリハーサルが行われ、明日の「チャイコフスキー」の公演に備えていました。
明日の「チャイコフスキー」は15時開演。
当日券は13時30分より発売いたします。
あの感動をふたたび体験したいと思っていらっしゃる方も、新鮮な驚きを体験したいと思っていらっしゃる方も、ぜひ東京文化会館にお越しください!

NBS公式Twitterスタート!

本日1月21日(金)より、NBSの公式Twitterを始動いたします。
アカウントは[@nbs_japan]。
皆さま、フォローをお願いいたします。

それに合わせて、サイトのトップページも少しだけデザインを変えました。
その他にも、より利用していただきやすくするために、少しずつサイトに手を加えていく予定です。

NBS(財団法人日本舞台芸術振興会)にとって2011年は設立30周年となる記念すべき年。
皆さまに、より一層、楽しんでいただける、そして感動していただける、オペラ・バレエの舞台をお届けしてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

ベルリン国立バレエ団の東京公演も「シンデレラ」、<マラーホフ・ガラ>の公演を終え、早くも折り返し地点を過ぎました。
本日、いよいよ待望のウラジーミル・マラーホフ主演「チャイコフスキー」が開幕いたします。

"マラーホフが新境地を拓いた""俳優としての成熟を果たした"と絶賛されている「チャイコフスキー」。
何度も書いているような記憶もございますが・・・・マラーホフ・ファンでなくとも絶対に見逃せない舞台です!

マラーホフのビデオメッセージでもお知らせしたとおり、マラーホフの出演公演にご来場いただいたお客様の中から、各公演抽選で1名様に、マラーホフが心をこめて書いたスペシャルなサイン入り、愛用のバレエシューズ、そしてサイン入り「チャイコフスキー」の舞台写真をプレゼントいたします。

本日の公演は18時30分開演。17時より当日券(S券~D券)を発売いたします。

こちらは昨日の「チャイコフスキー」ゲネプロで撮影した1枚。

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美しいチャイコフスキーの音楽に乗せて、マラーホフが渾身の演技で描き出す偉大な作曲家の光と影をどうぞ、ご堪能ください。

「チャイコフスキー」~生と死のミステリー
全2幕



台本・振付・演出: ボリス・エイフマン
音楽: ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
装置・衣裳: ヴァチェスラフ・オクネフ

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チャイコフスキー:ウラジーミル・マラーホフ
分身/ドロッセルマイヤー:ヴィスラウ・デュデク
フォン・メック夫人:ベアトリス・クノップ
チャイコフスキーの妻:ナディア・サイダコワ
王子(若者/ジョーカー):ディヌ・タマズラカル
少女:ヤーナ・サレンコ

ヤーナ・バローヴァ、マリア・ボムポウリ、アニッサ・ブリュレ、ソラヤ・ブルノ、
エロディー・エステーヴ、ヴェロニカ・フロディマ、マリア・ジャンボナ、ステファニー・グリーンワルド、
針山愛美、ヨアンナ・ヤブロンスカ、エリナー・ヤゴドニク、菅野茉里奈、アナスタシア・クルコワ、
ワレリア・マナコワ、ニコレッタ・マンニ、サラ・メストロヴィック、ナターリア・ミュノス、
クラジィーナ・パヴロワ、クリスティアー ネ・ペガド、巣山 葵、寺井七海、
ヴェレーナ・サーム、クセニア・ウィースト

マルチン・アロヨス、ゲヴォルク・アソヤン、ミハエル・ファトゥラ、アルシャク・ガルミヤン、
ドミニク・ホダル、アレクサンドル・コルン、クリスティアン・クレール、マリアン・ラザール、
アルトゥール・リル、ウラジスラフ・マリノフ、エイメリック・モッセルマンズ、アレクセイ・オルレンコ、
ハビエ・ペーニャ・バスケス、ケヴィン・プゾー、スフェン・ザイデルマン、
アレクサンドル・シュパク、デイヴィッド・シミック、フェデリコ・スパリッタ、
マルチン・シィマンスキー、ウリアン・タポル、メフメト・ユマク

指揮: ヴェロ・ペーン
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


◆上演時間◆

第1幕 18:30 - 19:20

休憩 25分

第2幕 19:45 - 20:25

三者三様、熱風を巻き起こす「ボレロ」

吉田 裕(舞踊評論)


上野水香──  しなやかに謳う肢体が魅せる「決定版」メロディー

11-01.19-bolero01.jpg いま現在、本家のベジャール・バレエ以外では、彼女こそが「決定版」として人々の脳裏に焼き付いているのではないか。実際、国の内外を問わず、上野のしなやかに謳う肢体の神秘性に、客席は沸きに沸いた。その所作が訴えかけるベジャールの本意が声を発するとき、会場全体が圧倒的な高揚感に包み込まれてきたのである。
 だが、上野の凄みはそこにとどまらない。というのも、彼女のステージにはつねに驚きがあるからだ。同じ振付を二度とは同じ解釈では踊らない、という驚きが。たとえば、あるときは静かな闘志を燃やす挑戦者、あるときは獲物を狙う俊敏な豹、またあるときは天高く舞い上がる鷹 ──。豊かに膨らむイメージを喚起しつつ、舞台が生ものであるという実感を、上野ほど如実に呼び起こすメロディーはほかにはいない。
 次はどのような存在が目の前に立ち現われるのか。その謎が明かされる瞬間は近い。


高岸直樹──  元祖メロディーから円熟のメロディーへ

11-01.19-bolero03.JPG この名作がカンパニーのレパートリーとなったその日から、彼はいわば日本におけるメロディーの一番手、すなわち元祖だった。それまでのほかの誰とも似ていない、正真正銘の「アジアの雄」、そんな栄えある像を確立したパイオニアである。
 その本質を一言でいえば、トップ・アスリートのストイシズム、そして太陽神とでも評すべき大らかな男性性。いうなれば、はがねのような身体と、それを支える精神の高潔さ。これが、高岸が繰り出す『ボレロ』の興奮の源だ。赤い円卓の中心に在って揺るぎないリーダーシップを示しつつ、リズムたちの信頼を一身に集め、彼らに投げかける眼差しの一つひとつにも、大海原のように豊かな慈愛が満ちている。まさに高岸の舞踊人生を象徴しているかのようだ。彼のキャリアの深化に合わせ、このメロディーがさらに重厚化し、かつ完成の域に至っていることへの興味は尽きない。


後藤晴雄──  進化し続ける幻惑のメロディー

11-01.19-bolero02.jpg 2009年2月、彼はここ東京で初めてこの役を披露した。そのときの残像は、いま
だ記憶のすみずみまでをも覆っている。それまでの後藤のイメージを一新するかのような、謎めいた衝撃が走ったからにほかならない。
 客席に微笑みかけるように、柔らかな空気で始まった彼のメロディー。燃えるような激しさとも、また憑かれたような情熱とも一見距離があるものの、音楽とともに、いつの間にやら巻き込まれ、気がついてみるとすっかり幻惑し尽くされていた。が、これがなぜか無類に心地よい。全編をとおし、得体の知れぬマイルドな野生が彼を内面から衝き動かしていた。こんな『ボレロ』は見たことがなかったのである。
 「後藤のメロディーには、まだまだ先がある!」、と多くの観客に確信させたことだけは疑いがない。今後の進化を永く見続けたいとの思いを、皆が強烈に抱いている。

photo:Kiyonori Hasegawa



●東京バレエ団が誇る3人の「ボレロ」ダンサー。映像でもご覧ください!




今回の日本公演で、たった一度だけ上演された<マラーホフ・ガラ>。
昨日の公演にご来場いただきました皆さま、ありがとうございました。
日本初演の演目も多く、バラエティに満ちた、ベルリン国立バレエ団ならではのプログラムをお楽しみいただけたのではないでしょうか。

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「ブルッフ・ヴァイオリン協奏曲第1番」は、ガラ公演の最後を締めくくるに相応しい、華やかで心が浮き立つような作品。
客席も大いに盛り上がり、カーテンコールでは惜しみない拍手が贈られました。
そして、このガラのタイトルでもある、マラーホフが私服姿で登場。
客先からは一段と大きな拍手が沸きあがりました。

さて、ここからは昨日の舞台裏で撮影した写真をご覧いただきましょう。

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左の「東京」と大きな文字が描かれた印象的なジャージ。
昨日のステージをご覧になった方ならすぐにおわかりかと思いますが、これはエリッサ・カリッロ・カブレラとミハイル・カニスキンが踊った「ショータイム」の衣裳。
もともとこの衣裳には、「Berlin」と描かれていたそうですが、日本側スタッフが特別に"日本ヴァージョン"として制作してくれました。
また、この作品で、舞台のダンサーに向かって、日本語でさまざまな指示をしていたのは、マラーホフ芸術監督。
3日前から制作スタッフに指導を受けたマラーホフの日本語、完璧でした!

右の美味しそうな写真は、マラーホフのお母様特製のピロシキです。
針山愛美さんの妹さんの家のキッチンで、お母様が心をこめてダンサーとスタッフのために作ってきてくださったピロシキは、本場ロシアの味!
本当に美味しかったです。お母様ありがとうございました!


そして、こちらは楽屋の廊下に広げられた「チャイコフスキー」の衣裳。

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いずれも、上品な色合いとカッティング、細部にまでこだわった刺繍や装飾が美しい衣裳です。
マラーホフが新境地を拓いたといわれている「チャイコフスキー」は、いよいよ明日が初日です。
マラーホフファンならずとも見逃せない衝撃の舞台を楽しみになさってください!

本日19時からはゲネプロが行われますので、この模様もまたお知らせしますね。

ベルリン国立バレエ団 2011年日本公演
《マラーホフ・ガラ》



‐第1部‐

「騎兵隊の休息」よりパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ、音楽:イワン・アルムスヘイメル

セブネム・ギュルゼッカー、マリアン・ヴァルター


「ショータイム」よりデュエット
振付:エリック・ゴーティエ、音楽:フィリップ・カニヒト、ジョルジュ・ビゼー

エリサ・カリッロ・カブレラ、ミハイル・カニスキン


「せむしの仔馬」より "フレスコ" パ・ド・カトル
振付: アルテュール・サン=レオン、音楽:チェーザレ・プーニ

ヤーナ・バローヴァ、サラ・メストロヴィック、クラジィーナ・パヴロワ、アナスタシア・クルコワ


「アルレキナード」よりパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ、音楽:リッカルド・ドリゴ

ヤーナ・サレンコ、ライナー・クレンシュテッター


「これが死か」
振付:モーリス・ベジャール、音楽:リヒャルト・シュトラウス

ウラジーミル・マラーホフ
ベアトリス・クノップ、エレーナ・プリス、ナディア・サイダコワ、ポリーナ・セミオノワ


【休憩】


‐第2部‐

「スピリット」
振付:ウラジーミル・マラーホフ、音楽:ヨハン・セバスティアン・バッハ

セブネム・ギュルゼッカー、イブラヒム・ウェーナル


「ヴェニスの謝肉祭」"サタネラ"パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ、音楽:チェーザレ・プーニ

クラジィーナ・パヴロワ、ディヌ・タマズラカル


「ブルッフ・ヴァイオリン協奏曲第1番」
振付:クラーク・ティペット、音楽:マックス・ブルッフ

ポリーナ・セミオノワ - ヴィスラウ・デュデク
エレーナ・プリス - ミハイル・カニスキン
ヤーナ・サレンコ - ライナー・クレンシュテッター
ステファニー・グリーンワルド - マリアン・ヴァルター

マリア・ボムポウリ、マリア・ジャンボナ、エリナー・ヤゴドニク、菅野茉里奈、
ニコレッタ・マンニ、クリスティアーネ・ペガド、巣山 葵、ヴェレーナ・サーム

タラス・ビレンコ、ミハエル・ファトゥラ、クリスティアン・クレール、エイメリック・モッセルマンズ、
アレクセイ・オルレンコ、ハビエ・ペーニャ・バスケス、アレンサクドル・シュパク、フェデリコ・スパリッタ


※音楽は特別録音によるテープを使用いたします。


◆上演時間◆

第1部 18:30-19:45

休憩 20分

第2部 20:05-20:55

日本中で寒波が猛威をふるっています。
東京でも昨日は今年一番の寒さを記録。
一歩外に出ただけで、体の芯まで凍り付くような寒さでした。
そんな中、沢山のお客様に「シンデレラ」の公演にご来場いただきました。
本当にありがとうございます。

本日もかなり冷えこみましたが、そんな寒さにも負けず、ベルリン国立バレエ団のメンバーは、クラスに、そして<マラーホフ・ガラ>のリハーサルに汗を流していました。
18時からは<マラーホフ・ガラ>ゲネプロが行われました。
ところどころ音楽を止めながら、綿密に最終確認を行う出演者たち。
何度も踊っている作品といえども、同じ舞台になることなど決してありません。
だからこそ、ちょっと気になることでも、自分が納得できるまでとことん追求していく。
そういった姿勢から、感動を生む舞台が作り出される・・・ゲネプロに限らず、リハーサルを見るといつも強く感じることです。

かな〜り、ボケてしまいましたが(すみません!)、そんなゲネプロの写真をお届けします。

IMG_5259.jpg IMG_5283.jpg

左は、マラーホフと女性ダンサー4人(ベアトリス・クノップ、エレーナ・プリス、
ナディア・サイダコワ、ポリーナ・セミオノワ)によるモーリス・ベジャール振付「これが死か」。
上演を希望する声をこれまでの沢山いただいて来たのですが、マラーホフがこの作品を日本で披露するのは今回がはじめて。
絶対に見逃せない1本です。

右はこちらも日本で初披露となる「ブルッフ・ヴァイオリン協奏曲第1番」。
ベルリン国立バレエ団の主要ダンサーが次々と登場し、宝石箱のように華やかな舞台を繰り広げます。
色あざやかな衣裳にもご注目ください!

皆さんから、たくさんお問い合わせをいただいていた上演順も決定いたしました。
そして、これまで未定となっていた「ヴェニスの謝肉祭」のディヌ・タマズラカルの相手役も第2ソリストのクラジィーナ・パヴロワに決定。
キャストは、明日の朝10時に正式発表となりますが、プログラムと予定上演時間をお知らせいたします。



<マラーホフ・ガラ>プログラムと上演時間

‐第1部‐ 18:30-19:45
「騎兵隊の休息」よりパ・ド・ドゥ
「ショータイム」よりデュエット
「せむしの仔馬」より "フレスコ" パ・ド・カトル
「アルレキナード」よりパ・ド・ドゥ
「これが死か」

【休憩】20分

‐第2部‐ 20:05-20:55
「スピリット」
「ヴェニスの謝肉祭」"サタネラ"パ・ド・ドゥ
「ブルッフ・ヴァイオリン協奏曲第1番」



<マラーホフ・ガラ>は、ベルリン国立バレエ団の「今」を体感していただける魅力的なプログラムとなっています。
明日も厳しい寒さは続くようですが、防寒対策を万全にして東京文化会館にお運びください。
ご来場お待ちしております!

当日券は、17時より発売いたします!

「シンデレラ」全2幕


振付・演出:ウラジーミル・マラーホフ
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
装置・衣裳:ヨルディ・ロイク

--------------------------------------------

シンデレラ:ポリーナ・セミオノワ
ゲスト・ダンサー/王子:ミハイル・カニスキン

甘いモノ好きのバレリーナ:ライナー・クレンシュテッター
アル中のバレリーナ:フェデリコ・スパリッタ
元プリマ/仙女:ベアトリス・クノップ
芸術監督:バーバラ・シュローダー
バレエ・マスター:トマス・カールボルグ
衣裳デザイナー:エルフィ・グンプレヒト
そのアシスタント:マルツェナ・ソバンスカ

春の妖精:マリア・ジャンボナ
お付きの騎士:アレクサンドル・コルン
夏の妖精:エリサ・カリッロ・カブレラ
お付きの騎士:アルシャク・ガルミヤン
秋の妖精:ステファニー・グリーンワルド
お付きの騎士:ウラジスラフ・マリノフ
冬の妖精:セブネム・ギュルゼッカー
お付きの騎士:アルトゥール・リル


舞踏会の人々:
ヤーナ・バローヴァ、マリア・ボムポウリ、アニッサ・ブリュレ、ソラヤ・ブルノ、
エロディー・エステーヴ、ヴェロニカ・フロディマ、針山愛美、ヨアンナ・ヤブロンスカ、
エリナー・ヤゴドニク、アナスタシア・クルコワ、ワレリア・マナコワ、ニコレッタ・マンニ、
ナターリア・ミュノス、クリスティアーネ・ペガド、巣山 葵、ヴェレーナ・サーム、
クセニア・ウィースト

マルチン・アロヨス、ゲヴォルク・アソヤン、タラス・ビレンコ、ミハエル・ファトゥラ、
クリスティアン・クレール、マリアン・ラザール、エイメリック・モッセルマンズ、
アレクセイ・オルレンコ、ハビエ・ペーニャ・バスケス、アレクサンドル・シュパク、
デイヴィッド・シミック、ウリアン・タポル、メフメト・ユマク


指揮:ヴェロ・ペーン
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


◆上演時間◆

第1幕 15:00 - 15:45

休憩 25分

第2幕 16:10 - 17:05

本日、ベルリン国立バレエ団2011年日本公演が、マラーホフ自身の振付作品「シンデレラ」で華やかに開幕いたしました!
凍り付くような冷え込みの中、東京文化会館に足をお運びいただきました皆さま、本当にありがとうございました。
マラーホフ版「シンデレラ」楽しんでいただけましたでしょうか?

取り急ぎ、本日舞台裏で撮影した写真をお届けします。

まずは昼公演。

IMG_5199.jpg IMG_5206.jpg
昼公演の主演は、ポリーナ・セミオノワとミハイル・カニスキン。カーテン・コールでは晴れ晴れとした笑顔が印象的でした。
右は、終演後の舞台で撮影した貴重な1枚。
絶妙の演技と女性ダンサー顔負けのポワントワークで、会場を大いに沸かせた大型美女2名(甘いモノ好きのバレリーナ=ウラジーミル・マラーホフとアル中のバレリーナ=フェデリコ・スパリッタ)に囲まれた、本物の美女(シンデレラ=ポリーナ・セミオノワ)の記念撮影です。

そして夜公演。

IMG_5209.jpg IMG_5219.jpg

昨日も「童話の世界から抜け出してきたような可愛いペア」と書いたとおりの、チャーミングな舞台を見せてくれた、ヤーナ・サレンコ(シンデレラ)とマリアン・ヴァルター(王子)のカーテンコールの様子です。
そして、本日も登場。ヤーナとマリアンの愛息マーレイくんです。親子3人の幸せいっぱいの写真は、見ているだけで笑顔になります。

マラーホフ版「シンデレラ」を東京でご覧いただけるのは、明日のみ。
明日も厳しい寒さが続くようですが、ベルリン国立バレエ団「シンデレラ」で寒さを吹き飛ばしてください!
明日の当日券は、13時30分より発売いたします。
S〜D券をご用意しておりますので、ぜひご来場ください!

「シンデレラ」全2幕


振付・演出:ウラジーミル・マラーホフ
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
装置・衣裳:ヨルディ・ロイク

--------------------------------------------

シンデレラ:ヤーナ・サレンコ
ゲスト・ダンサー/王子:マリアン・ヴァルター

甘いモノ好きのバレリーナ:ライナー・クレンシュテッター
アル中のバレリーナ:フェデリコ・スパリッタ
元プリマ/仙女:エレーナ・プリス
芸術監督:バーバラ・シュローダー
バレエ・マスター:トマス・カールボルグ
衣裳デザイナー:エルフィ・グンプレヒト
そのアシスタント:マルツェナ・ソバンスカ

春の妖精:菅野茉里奈
お付きの騎士:タラス・ビレンコ
夏の妖精:サラ・メストロヴィック
お付きの騎士:スフェン・ザイデルマン
秋の妖精:寺井七海
お付きの騎士:ドミニク・ホダル
冬の妖精:クラジーナ・パヴロワ
お付きの騎士:ケヴィン・プゾー

舞踏会の人々:
ヤーナ・バローヴァ、マリア・ボムポウリ、アニッサ・ブリュレ、ソラヤ・ブルノ、
エロディー・エステーヴ、ヴェロニカ・フロディマ、針山愛美、ヨアンナ・ヤブロンスカ、
エリナー・ヤゴドニク、アナスタシア・クルコワ、ワレリア・マナコワ、ニコレッタ・マンニ、
ナターリア・ミュノス、クリスティアーネ・ペガド、巣山 葵、ヴェレーナ・サーム、
クセニア・ウィースト

マルチン・アロヨス、ゲヴォルク・アソヤン、タラス・ビレンコ、ミハエル・ファトゥラ、
クリスティアン・クレール、マリアン・ラザール、エイメリック・モッセルマンズ、
アレクセイ・オルレンコ、ハビエ・ペーニャ・バスケス、アレクサンドル・シュパク、
デイヴィッド・シミック、ウリアン・タポル、メフメト・ユマク


指揮:ヴェロ・ペーン
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


◆上演時間◆

第1幕 18:00 - 18:45

休憩 25分

第2幕 19:10 - 20:05

「シンデレラ」全2幕


振付・演出:ウラジーミル・マラーホフ
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
装置・衣裳:ヨルディ・ロイク

--------------------------------------------

シンデレラ:ポリーナ・セミオノワ
ゲスト・ダンサー/王子:ミハイル・カニスキン

甘いモノ好きのバレリーナ:ウラジーミル・マラーホフ
アル中のバレリーナ:フェデリコ・スパリッタ
元プリマ/仙女:ベアトリス・クノップ
芸術監督:バーバラ・シュローダー
バレエ・マスター:トマス・カールボルグ
衣裳デザイナー:エルフィ・グンプレヒト
そのアシスタント:マルツェナ・ソバンスカ

春の妖精:マリア・ジャンボナ
お付きの騎士:アレクサンドル・コルン
夏の妖精:エリサ・カリッロ・カブレラ
お付きの騎士:アルシャク・ガルミヤン
秋の妖精:ステファニー・グリーンワルド
お付きの騎士:ウラジスラフ・マリノフ
冬の妖精:セブネム・ギュルゼッカー
お付きの騎士:アルトゥール・リル

舞踏会の人々:
ヤーナ・バローヴァ、マリア・ボムポウリ、アニッサ・ブリュレ、ソラヤ・ブルノ、
エロディー・エステーヴ、ヴェロニカ・フロディマ、針山愛美、ヨアンナ・ヤブロンスカ、
エリナー・ヤゴドニク、アナスタシア・クルコワ、ワレリア・マナコワ、ニコレッタ・マンニ、
ナターリア・ミュノス、クリスティアーネ・ペガド、巣山 葵、ヴェレーナ・サーム、
クセニア・ウィースト

マルチン・アロヨス、ゲヴォルク・アソヤン、タラス・ビレンコ、ミハエル・ファトゥラ、
クリスティアン・クレール、マリアン・ラザール、エイメリック・モッセルマンズ、
アレクセイ・オルレンコ、ハビエ・ペーニャ・バスケス、アレクサンドル・シュパク、
デイヴィッド・シミック、ウリアン・タポル、メフメト・ユマク


指揮:ヴェロ・ペーン
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


◆上演時間◆

第1幕 13:30 - 14:15

休憩 25分

第2幕 14:40 - 15:35

日が変わってしまったため「昨日」のこととなってしまいましたが、初日前日のベルリン国立バレエ団の様子をお伝えします。

皆さんもよくご存知のとおり、バレエダンサーの一日は「クラスレッスン」からスタート。
まずはリハーサル室と舞台の二手に分かれクラスを行っていました。

こちらはリハーサル室でのクラス。

IMG_5121.jpg IMG_5118.jpg

左の写真の一番右にいるのがマラーホフ。今日もマラーホフ・ブランドの稽古着で。
右の写真には、ママの近くで、赤いボールで遊んでいる、ヤーナ・サンレコの息子マーレイくんの姿も。大人しくママのレッスンを見守る(?)マーレイくんは、すっかりクラスに溶け込んでいました。

IMG_5125.jpg

舞台では、昨日(正確には一昨日ですが・・・)もご覧いただいた、「シンデレラ」の電飾装置に階段が加わって、より華やかに。

そして、17時からは「シンデレラ」のゲネプロが行われました。

初日(15日)の13時30分、2日目(16日)の「シンデレラ」に主演するポリーナ・セミオノワは、来日する毎に、より洗練され、美しくなっているように思います。
このマラーホフ版「シンデレラ」は、ボリショイ・バレエ学校でマラーホフに見出され、彗星のごとくベルリンに登場したとなったポリーナに想を得て創られた作品。
最後にスポットライトを浴びるシンデレラと、今や押しも押されぬバレエ界のスターとなったポリーナが、ひとつに重なって見えてくるに違いありません。

IMG_5133.jpg IMG_5169.jpg

ヤーナ・サレンコとマリアン・ヴァルターのペアも1幕の一部分だけ登場。童話の世界から抜け出したような"かわいい"という表現がピッタリの2人。本番がますます楽しみになってきました。

IMG_5148.jpg

マラーホフ版「シンデレラ」で忘れてはならないのが、シンデレラの先輩ダンサーたち。
こちらの記事でご覧いただいた衣裳を付けて、でもゲネプロなのでヘアメイクなしで登場したマラーホフ。そんなことを感じさせないほど、見事な演技と愛嬌で、女役を演じ切っていました。
この写真のポーズ、たまらなくチャーミングだと思いませんか?

IMG_5161.jpg

ゲネプロも無事に終わり、舞台の準備も万端。
あと、12時間で初日の幕が開きます。

最後に開幕直前メッセージ第2弾をお届けしましょう。
かわいいヤーナ・サレンコのかわいいメッセージです。



初日の公演は13時30分と18時の2回。いずれも90分前から当日券を発売いたします。
皆さまのご来場、お待ちしております。

遅くなりましたが、昨日の記事でお知らせした、ウラジーミル・マラーホフの開幕直前ビデオメッセージをお届けします。




ビデオメッセージでご覧いただきましたとおり、マラーホフからの「スペシャルプレゼント」が急遽決定いたしました!
マラーホフの出演公演(下記5公演)にご来場いただいたお客様の中から、各公演抽選で1名様に、マラーホフが心をこめて書いたスペシャルなサイン入り、愛用のバレエシューズをプレゼントいたします!
新春ですのでちょっと豪華に、これまたマラーホフのサイン入り「チャイコフスキー」の舞台写真も一緒にプレゼントいたします。
2000人を超える来場者の中で、マラーホフの愛がたっぷり詰まった「スペシャルプレゼント」を受け取ることができるのは、1名様だけ! 
2011年の運を占う、またとない機会です?! ぜひご来場ください!


◆マラーホフからの「スペシャルプレゼント」対象公演◆

 (1) 「シンデレラ」 1月15日(土) 13:30開演
 (2) <マラーホフ・ガラ> 1月18日(火) 18:30開演
 (3) 「チャイコフスキー」 1月20日(木) 18:30開演
 (4) 「チャイコフスキー」 1月22日(土) 15:00開演
 (5) 「チャイコフスキー」 1月23日(日) 15:00開演


●ベルリン国立バレエ団のチケットはこちらから

ウラジーミル・マラーホフ率いる、ベルリン国立バレエ団の6年ぶりとなる日本公演の開幕まで、あと2日となりました。
カンパニーは厳寒のベルリンから、昨日無事日本に到着しました。

会場となる東京文化会館では、今朝から装置や衣裳の搬入が行われ、徐々に開幕準備が整っていきます。
一方ダンサーたちは、到着翌日にもかかわらず、リハーサル室でソリストを中心に、早速クラスと「シンデレラ」、<マラーホフ・ガラ>のリハーサルを行いました。
リハーサルの模様は撮影できませんでしたが、舞台裏の様子を少しご紹介します。

こちらは、日独のスタッフさんが一緒に作業している舞台の様子。「シンデレラ」の電飾装置を設置したときに撮影した1枚。

001.JPG

このような状態から、いつも皆さんがご覧になる舞台を作り上げていくのです。
本日の作業は深夜まで続く予定。スタッフの皆さん、本当にお疲れさまです。


続いてはプリンシパルの楽屋前廊下で撮影した衣裳。

003.JPG 004.JPG

左は、"甘いモノ好きのバレリーナ"と"アル中のバレリーナ"の衣裳。男性が演じるため女性ダンサーのチュチュに比べてちょっと大きめ。その華やかな色彩もあって、たくさんの衣裳が並ぶ廊下でもかなり存在感があります。
右は王子の衣裳です。すっきりとしたデザインが素敵です。


そして、お待たせしました!
芸術監督であり、ベルリン国立バレエ団を代表するダンサーでもある、ウラジーミル・マラーホフの登場です!
リハーサルを終え、楽屋ロビーでくつろいでいたマラーホフさんに、日本のファンの方へのビデオメッセージをお願いすると、ニコっと笑って応えてくれました。
(ビデオメッセージのアップはもうしばらくお待ちください!)

010.JPG

ビデオ撮影終了後に写真も1枚。「これぞ、マラーホフ!」という稽古着ですね。

そこに、「シンデレラ」の2回目の公演(1/15(土)18時)に主演する、ヤーナ・サレンコが息子マーレイくんと登場。
マラーホフは、すぐに駆け寄り、マーレイくんと遊び始めました。
離れて見ていたので正確ではないかもしれませんが、マーレイくんに自分の指を掴ませては離し、掴ませては離し・・・を繰り返していたような。
子どもが大好きなことが伝わってくる、マラーホフの幸せそうな笑顔ったら、なかったです。
外の寒さを忘れるくらい、ほんわかとあたたかくなるヒトコマでした。

011.JPG

012.JPG

この写真から、このときのあたたかい空気が少しだけでも伝わりますでしょうか?


そんなマラーホフが創った、幸せな気持ちになれる「シンデレラ」を東京でご覧いただけるのは、2日間(1/15、16)だけ。
厳しい今年の冬。気持ちだけでもあたたかくなりたい方、ぜひご来場ください!

明日は「シンデレラ」のゲネプロの様子をお届けする予定です。更新は遅い時間になると思いますが、お楽しみに!


●ベルリン国立バレエ団のチケットはこちらから

東京バレエ団「ダンス・イン・ザ・ミラー」の初演にあたり、下記の概要でプレ・トークを開催いたします。初日、2日目には、今回演出を手がけた、ジル・ロマンが登場! ふるってご参加ください!



○東京バレエ団「ダンス・イン・ザ・ミラー」&「ボレロ」 プレトーク○


■2月4日(金) 18:25~18:45
   "「ダンス・イン・ザ・ミラー」とベジャール"  
   出演:ジル・ロマン(聞き手:佐藤友紀)

■2月5日(土) 14:25~14:45
   "「ダンス・イン・ザ・ミラー」とベジャール" 
   出演:ジル・ロマン (聞き手:佐藤友紀)

■2月6日(日) 14:25~14:45
   "私が観た、衝撃の「未来のためのミサ」" 
   出演:佐藤友紀 

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