2015年5月アーカイブ

NBS(日本舞台芸術振興会)では、本年8月に開催いたします<第3回めぐろバレエ祭り>の運営補助をしていただけるアルバイトの方を募集しております。
バレエが好きな方、イベントが好きな方は勿論、お子さまが好きな方、地域貢献などにご興味がある方も大歓迎です。ふるってお申込みください。


【対象】
 ①25歳までの学生の方(在学生に限る。高校生不可)
 ②下記の期間ご参加いただける方

【期間】
 2015年7月1日(水)~8月16日(日) 週1~2回程度、勤務時間については応相談
 2015年8月19日(水)~8月23日(日) 左記期間は9:00-20:00

【業務内容】
 運営補助業務(配布物手配、設置、お客様誘導、受付など)

【勤務場所】
 日本舞台芸術振興会事務所 (目黒区目黒4-26-4)
 めぐろパーシモンホール(目黒区八雲1-1-1めぐろ区民キャンパス内)

【待遇】
 時給 900円、交通費全額支給
 ※定員になり次第、締め切らせていただきます。

【応募方法】
 履歴書を下記までお送りください。折り返し担当者から連絡いたします。

 〒153-0063
 東京都目黒区目黒4-26-4
 公益財団法人日本舞台芸術振興会
 めぐろバレエ祭り アルバイト採用係

【採用に関するお問い合わせ】
 TEL:03-3791-7000(平日10:00-18:00)

第14回世界バレエフェスティバルAプロ・Bプロの演目、ガラ公演・全幕特別プロ「ドン・キホーテ」の公演詳細(発売方法、ガラ演目)が決定いたしました。
詳細は下記よりご確認ください。



 ◆第14回世界バレエフェスティバル プログラム >>>


 ◆第14回世界バレエフェスティバル ガラ 公演詳細 >>>


 ◆第14回世界バレエフェスティバル 全幕特別プロ「ドン・キホーテ」公演詳細 >>>

1 photo Julien Benhamou_ Opeフ〉a national de Paris_tw.jpg オペラ座バレエ団のエトワールの中で、ダンスに興味がない人々にも広く名前を知られているのがオレリー・デュポン。そんな彼女の『マノン』によるアデュー公演はガルニエ宮の席を埋めた2167名(その中には映画界、政界のセレブリティも大勢 !!)だけでなく、ライヴ放映したフランス国内の映画館に足を運んだ人々も立ち会えるという特別なアデュー公演となった。
 常に定刻に開始するオペラ座だが、この晩の開始は19時30分の開演時間を数分すぎてから。オレリー・デュポンとゲスト・ダンサーのロベルト・ボッレによる『マノン』はこの晩で5回目ということもあり、二人の息はぴったり。特別な晩であり、しかも生中継なので、コール・ド・バレエも豪華なエトワール共演者(ステファン・ビュリオン、アリス・ルナヴァン、バンジャマン・ペッシュ、カール・パケット)も完成度の高い仕事で、誰の目にも忘れがたい舞台を作り上げた。一幕目の登場シーン、馬車を降りたところで大きな拍手で迎えられたオレリーは、テクニック面でも演技面でも円熟そのもの。42歳定年制度さえなければ今後も観客を多いに楽しませ続けられただろうにと悔やまれる(注・2014〜2015年のシーズン最後まで在籍するので、シーズンの最終公演『感覚の解剖学』を踊る可能性もあり)。 

2 photo Julien Benhamou_ Opeフ〉a national de Paris_tw.jpg アデュー公演ではカーテンコール後、金の紙吹雪が舞台上から舞い落ちるのが常なのだが、この晩、感極まったオレリーは紙吹雪を待つことなく涙を見せた。『マノン』の出演ダンサーに遠巻きに囲まれ舞台中央に立ち、会場からの鳴り止まぬ拍手に涙と笑顔で答えるオレリー。エルヴェ・モロー、ピエール・ラコット、マニュエル・ルグリが順に舞台上手から現れ、またバンジャマン・ミルピエ芸術監督に導かれてブリジット・ルフェーブル前芸術監督も。下手で惜しまぬ拍手を送っていたアニエス・ルテスチュ、ローラ・エケ、ドロテ・ジルベール、アマンディーヌ・アルビッソン、レティシア・ピュジョルたちは、姿をみつけたオーリーが舞台中央へと招いた。会場が脇に沸いたのは、7才の長男と4才の次男の登場だろう。ママが観客に向かって挨拶する後ろで、床の星を拾い集めては散らし・・・。投げる勢いが余って長男がすてん !と転ぶ一幕もあり、微笑ましさをプラス。パパのジェレミー・ベランガールは下手で子供目線で座ったまま、拍手を続けていた。この晩、観客は偉大なエトワールに別れを告げつつ、一人の女性としてのオレリー・デュポンの姿を垣間見ることもできたといえよう。彼女は9月からはオペラ座のバレエ・マスターに就任することが発表されている。このアデュー公演は26年のダンサーとしてのキャリアを全うした後、新しい人生の章を開く42歳の女性の未来を祝福する機会でもあった。

 最後、会場全体に届けとばかりに大きな投げキスを送り、舞台後方に引っ込んだオレリー。手を振りつづける彼女の姿に幕が降りたが、日本のバレエファンには大きな楽しみが待っている。オレリーはこのアデュー公演の『マノン』のパートナーにエルヴェ・モローを指名していたのだが、あいにくと彼が怪我で降板。音楽性、感受性という点でエルヴェこそが最高のパートナー、とオレリーは公言してやまない。その彼と共に、今年8月に開催される第14回世界バレエフェスティバルに彼女は来日する。エルヴェと舞台を共にするというパリで果たせなかったダンサー人生最後の夢を、オレリーは夏に日本で叶えることになるのだ。

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取材・文:濱田琴子(在パリ・ジャーナリスト)


写真:Julien Benhamou(舞台)、Michel Lidvac(カーテンコール)

第14回世界バレエフェスティバル、全幕特別プロ「ドン・キホーテ」、ガラ公演の公演日程、発売日が決定いたしましたので、お知らせします。
先行予約の受付方法、前売所等の詳細につきましては、後日当ホームページで発表いたします。



◎全幕特別プロ「ドン・キホーテ」全2幕

◆公演日時:7月29日(水) 7:00p.m.

◆会場:東京文化会館

◆予定される出演者
キトリ:アリーナ・コジョカル (イングリッシュ・ナショナル・バレエ)
バジル:ワディム・ムンタギロフ (英国ロイヤル・バレエ団)
東京バレエ団

◆入場料(税込)
S=\16,000 A=\14,000 B=\12,000 C=\9,000 D=\6,000 E=\4,000

◆前売開始日:6月27日(土)10:00a.m.~

◆指揮:ワレリー・オブジャニコフ

◆演奏:東京フィルハーモニー交響楽団


◎第14回世界バレエフェスティバル<ガラ>

◆公演日時:8月16日(日) 2:00p.m.

◆会場:東京文化会館

◆予定される女性舞踊手
マリーヤ・アレクサンドロワ / シルヴィア・アッツォーニ / アリーナ・コジョカル / オレリー・デュポン / マリア・アイシュヴァルト / イザベル・ゲラン / サラ・ラム / アンナ・ラウデール / ウリヤーナ・ロパートキナ / ミリアム=ウルド・ブラーム / ヤーナ・サレンコ / ヴィエングセイ・ヴァルデス / ディアナ・ヴィシニョーワ

◆予定される男性舞踊手
オスカー・シャコン / マルセロ・ゴメス / デヴィッド・ホールバーグ / マチアス・エイマン / ヨハン・コボー / ウラディスラフ・ラントラートフ / マニュエル・ルグリ / ウラジーミル・マラーホフ / スティーヴン・マックレー / エルヴェ・モロー / ワディム・ムンタギロフ / マライン・ラドメーカー / エドウィン・レヴァツォフ / アレクサンドル・リアブコ / ダニール・シムキン / フリーデマン・フォーゲル / イーゴリ・ゼレンスキー

◆入場料(税込)
S=\29,000 A=\26,000 B=\23,000 C=\18,000 D=\14,000 E=\10,000

◆前売発売日:6月27日(土)10:00a.m.~

◆演奏:東京フィルハーモニー交響楽団



※表記の出演者は2015年5月14日現在の予定のもので、今後やむを得ない事情により変更となる場合があります。予めご了承ください。尚、変更に伴うチケットの払い戻し、公演日・券種のお振替はいたしません。正式な出演者・演目は、当日発表とさせていただきます。
※未就学児童のご入場はお断りいたします。

52日(土)、20世紀を代表する偉大なバレリーナ、ロシアのマイヤ・プリセツカヤが心臓発作で亡くなりました。享年89歳。

1943年にボリショイ・バレエに入団したプリセツカヤは、「白鳥の湖」や「ドン・キホーテ」で大成功を収め、50~60年代には世界最高峰のバレリーナとしての評価を獲得していました。そのプリセツカヤを初めて日本に招へいしたのが東京バレエ団でした。1968年、「白鳥の湖」の舞台で、当時すでに伝説的な至芸と評判だった彼女のしなやかで情感あふれる腕の動きは、類まれな音楽性や演技力とあいまって感動を呼び大きな話題になりました。

プリセツカヤはその後、69年の〈マイヤ・プリセツカヤのすべて〉、74年の東京バレエ団創立10周年記念公演にも客演。後年まで名演を続けた「瀕死の白鳥」、また夫君のロディオン・シチェドリン編曲によるビゼーの音楽を用い、ソビエト体制の下、"闘うバレリーナ"を標ぼうするかのような情熱的な「カルメン」(アルベルト・アロンソ振付)が、強烈な印象を残しました。

そして76年には、当時東京バレエ団主催で上演された第1回世界バレエフェスティバルに、アリシア・アロンソ、マーゴ・フォンテインと並ぶ三大バレリーナの一人として妍を競い、3年後の第2回では、20世紀バレエ団(現モーリス・ベジャール・バレエ団)の故ジョルジュ・ドンとともに、ベジャール振付の「レダ」を披露。自由な表現を希求する芸術家の生き様がひときわ光彩を放ちました。

プリセツカヤは、東京バレエ団の前身である東京バレエ学校と、バレエ団の創成期に多大な尽力をくださった故スラミフィ・メッセレルの姪でもあります。また昨2014年、東京バレエ団の創立50周年にあたっては、没地となったドイツよりわざわざ祝辞を寄せてくれました。

「かなり前のこと─正確に言えば46年前のことですが─私は東京バレエ団とともに「白鳥の湖」を踊りました。それ以降私とバレエ団の間に親愛の情が生まれ、また観客も私たちのことを愛してくださいました。東京バレエ団は非常に有名なバレエ団になりました。権威あり、創造的で、常に前進しているバレエ団です。これはまさに成功です!...」

東京バレエ団と深い縁で結ばれ、また日本の舞台芸術界に多大な影響を与えた不世出の芸術家の死に、深く哀悼の意を表します。

 

                                                                  公益財団法人日本舞台芸術振興会/東京バレエ団


ss76年WBFスキャン0009.jpgs初来日舞台写真(長谷川清一)スキャン0006.jpg写真(左)1968年初来日公演より。相手役はニコライ・ファジェーチェフ。撮影:長谷川清一
(右)1976年、第1回世界バレエフェスティバルのカーテンコールより、中央がプリセツカヤ。

シンデレラ:エリシャ・ウィリス
王子:イアン・マッケイ
やせっぽちの義姉:サマラ・ダウンズ
ふとっちょの義姉:ローラ・パーキス
シンデレラの継母:マリオン・テイト
仙女:イヴェット・ナイト

春の精:水谷実喜
夏の精:セリーヌ・ギッテンズ
秋の精:アランチャ・バゼルガ
冬の精:デリア・マシューズ
ダンス教師:ジェームズ・バートン
仕立て屋:ジョナサン・カグイオア
理髪師:ローリー・マッケイ
かつら屋:キット・ホルダー
カエルの御者:ジェームズ・バートン
トカゲの従僕:ヴァレンティン・オロヴャニコフ、ジョナサン・ペイン
王子の友人たち:
チュウ・ツ・チャオ、ファーガス・キャンベル、
マティアス・ディングマン、ウィリアム・ブレイスウェル
執事:ローリー・マッケイ
ネズミのお小姓たち:東京バレエ学校
仕立て屋のアシスタント、お星さま、貴族たち、給仕:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団


指揮:ポール・マーフィー
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


◆上演時間◆

第1幕 14:00-14:45

休憩  20分

第2幕 15:05-15:45

休憩 20分

第3幕 16:05-16:30

シンデレラ:平田桃子
王子: ジョセフ・ケイリー
やせっぽちの義姉:デリア・マシューズ
ふとっちょの義姉:アンジェラ・ポール
シンデレラの継母:アナ・アルブダッシュヴィリ
仙女: チャン・イージン

春の精:カーラ・ドアバー
夏の精:セリーヌ・ギッテンズ
秋の精:サマラ・ダウンズ
冬の精:イヴェット・ナイト
ダンス教師:マティアス・ディングマン
仕立て屋:ジェームズ・バートン
理髪師:ジョナサン・ペイン
かつら屋:オリヴァー・ティル
カエルの御者:ジョナサン・カグイオア
トカゲの従僕:ローリー・マッケイ、エディヴァルド・ソーザ・ダ・シルヴァ
王子の友人たち:
マックス・マスレン、ブランドン・ローレンス、
ラックラン・モナハン、オリヴァー・ティル
執事:ジョナサン・ペイン
ネズミのお小姓たち:東京バレエ学校
仕立て屋のアシスタント、お星さま、貴族たち、給仕:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団


指揮: ポール・マーフィー
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


◆上演時間◆

第1幕 14:00-14:45

休憩  20分

第2幕 15:05-15:45

休憩 20分

第3幕 16:05-16:30

シンデレラ:エリシャ・ウィリス
王子:イアン・マッケイ
やせっぽちの義姉:サマラ・ダウンズ
ふとっちょの義姉:ローラ・パーキス
シンデレラの継母:マリオン・テイト
仙女:イヴェット・ナイト

春の精:水谷実喜
夏の精:セリーヌ・ギッテンズ
秋の精:アランチャ・バゼルガ
冬の精:デリア・マシューズ
ダンス教師:ジェームズ・バートン
仕立て屋:ジョナサン・カグイオア
理髪師:ローリー・マッケイ
かつら屋:キット・ホルダー
カエルの御者:ジェームズ・バートン
トカゲの従僕:ヴァレンティン・オロヴャニコフ、ジョナサン・ペイン
王子の友人たち:
チュウ・ツ・チャオ、ファーガス・キャンベル、
マティアス・ディングマン、ウィリアム・ブレイスウェル
執事:ローリー・マッケイ
ネズミのお小姓たち:東京バレエ学校
仕立て屋のアシスタント、お星さま、貴族たち、給仕:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団


指揮:ポール・マーフィー
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


◆上演時間◆

第1幕 18:30-19:15

休憩  20分

第2幕 19:35-20:15

休憩 20分

第3幕 20:35-21:00

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