2017年10月アーカイブ


東京バレエ団では来たる4月にアシュトン振付「真夏の夜の夢」、バランシン振付「セレナーデ」を上演いたします。
東京バレエ団はすでに「水晶宮」、「テーマとヴァリエーション」、「バレエ・インペリアル」というバランシンの代表的な作品をレパートリーにしていますが、このたび4つ目の作品として「セレナーデ」が新たに加わることになりました。
また、「真夏の夜の夢」ではフリーデマン・フォーゲルをゲストに迎え、沖香菜子が初めてタイターニア役に挑戦します。また、物語の狂言回しをつとめる重要なパック役は宮川新大がつとめることになりました。その他の配役は決まり次第発表いたしますので楽しみにお待ちください。
リハーサルの様子は公式ホームページ、ツイッター等で発信してまいります。東京バレエ団の新たな挑戦にどうぞご期待ください。

______________________________________


「真夏の夜の夢」
振付:フレデリック・アシュトン / 音楽:フェリックス・B.メンデルスゾーン

「セレナーデ」 ★東京バレエ団初演 
振付:ジョージ・バランシン / 音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー




◆公演日程
4月28日(土)15:00 
4月30日(月・祝)15:00

会場 : 東京文化会館(上野) 

dream1.jpg
「真夏の夜の夢」より

主な配役(両日共通)

  タイターニア : 沖 香菜子
  オベロン    :   フリーデマン・フォーゲル(ゲスト/シュツットガルト・バレエ団プリンシパル)
  パック     :    宮川 新大

※「セレナーデ」はバレエ団初演のため、配役はリハーサル後に決定となります。決まり次第、ホームページ等で発表いたします。

演奏 : 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

入場料金(税込)
S:¥12,000  A:¥10,000  B:¥8,000  C:¥6,000  D:¥5,000   E:¥4,000
※未就学児の入場はお断りいたします。

◆お得なチケット
・ペア割引券[S、A、B席] 2枚で1,000円割引。※NBS(電話・WEBチケットのみ)
・親子ペア券[S、A、B席] お子さまが半額。※お子さまは小学生~高校生まで。お席は選べません。
※NBS(電話・WEBチケット)のみで2018年1月23日(火)10時から発売。1月13日(土)からの一斉発売で満席になった場合は、発売されない場合があります。
・エコノミー券 ¥3,000 ※イープラスのみで2018年3月23日(金)より発売。お一人様2枚まで。
・学生券 ¥2,000 ※NBS WEBチケットのみで2018年3月23日(金)より発売。10歳から25歳までの学生が対象。公演当日、学生証を携行ください。

 
【発売日】
WEBチケット先行発売 [座席選択S~D]  2017年12月20日(水)21:00~12月27日(水)18:00

一斉発売 2018年1月13日(土)10:00より

--------------------------------------
お問い合わせ お申し込み
チケットセンターTEL 03-3791-8888(平日10:00~18:00、土曜10:00~13:00)

WEBチケット http://www.nbs.or.jp/ 
※ご利用いただく際には、事前に会員登録(登録料・年会費は無料)が必要となります。
 --------------------------------------


 NBSバレエ公式ツイッターで展開中の「蘇るモーリス・ベジャール」ツイッターキャンペーン。この企画は〈モーリス・ベジャール没後10年記念シリーズ〉の上演に伴い、ハッシュタグ「#ベジャール」で、モーリス・ベジャールに関連するファンの皆さまの思い出や今後への期待をシェアするため、8月から11月までに四か月にわたって展開しております。
 これまでの3つのお題には合計1,000近くものつぶやきを発信していただき、ベジャールを愛してくださる皆さまに心より御礼申し上げます。いよいよ明日から11月、早くもキャンペーン最終月となりました。11月のお題は下記にてご確認ください。引き続き皆さまから多数のつぶやきをいただけることを願っております。数に制限はございませんので、熱い想いいくつでも、心のままにつぶやいていただければ幸いです。

 皆さまからたくさんのつぶやきをお待ちしています!


~ 「蘇るモーリス・ベジャール」ツイッターキャンペーン ~

pic.jpg

期間: 2017年8月10日~11月26日

参加方法: 

ご自身のツイッターアカウントで、各月のお題に関する想いをつぶやいてください。つぶやく際には「#ベジャール」を忘れないようお気をつけください。指定のハッシュタグを含まないつぶやきはキャンペーンの対象外とさせていただきます。

つぶやきの回数、内容に制限はございません。お一人様なんどでもつぶやいていただけます。


賞品: モーリス・ベジャール・バレエ団 初来日から50周年記念特製ポストカード(非売品)

※賞品は各月5回以上つぶやいた方に該当月のポストカードを進呈します。
※月ごとにポストカードのデザインが異なります。
※5回以上つぶやいた方でも、進呈するポストカードはお1人様1種類1枚まで
とさせていただきます。


picomage.jpg
ポストカードイメージ


賞品引き換え方法: 11月17日(金)~11月26日(日)の東京公演の期間、会場の東京文化会館1階ロビー内に設ける専用受付でご自身のつぶやきの履歴を携帯電話等の端末、またはプリントアウトした紙で係員にご提示ください。回数を確認のうえ、該当のポストカードを進呈いたします。

特別特典: 4種類すべてのポストカードを集めた方にはNBS認定「ベジャール・マスター」証を進呈いたします



《 11月のお題 》
 【今年の日本公演に期待すること&公演の感想】

【これまでのお題】
8月・・・これまでに観た「ボレロ」のメロディ役ダンサー
9月・・・お気に入りのベジャール振付作品
10月・・・ベジャール(作品)のココが好き!


モーリス・ベジャール・バレエ団(BBL)の日本公演の初日まであと22日となりました。
今回の日本公演では"今"のBBLを象徴する様々な作品を上演しますが、
なんといってもベジャール作品の金字塔にしてバレエ史に燦然と輝く名作、
「ボレロ」を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?

BBLではカンパニーの方針として、通常は公演当日まで配役を発表しないことになっておりますが、
今回特別に「ボレロ」のメロディ役を事前発表させていただくことになりました。

今回は長らくカンパニーを牽引してきた2名のダンサー、
エリザベット・ロスジュリアン・ファヴローが交互にメロディ役をつとめます。

「ボレロ」は主役を男性、女性、どちらもつとめることができる大変珍しい作品です。
女性ならではのしなやかさ、男性ならではの力強さ、
それぞれの"性"ならではの魅力で客席を魅了します。

ぜひ両者の「ボレロ」をご覧いただき、
本家本元ならではの迫力あふれる「ボレロ」をお楽しみください。

__________________________________

モーリス・ベジャール・バレエ団2017年日本公演「ボレロ」 メロディ役

11月25日 (土) 13:30 エリザベット・ロス
                                           
11月25日 (土) 18:00    ジュリアン・ファヴロー      
            
11月26日 (日) 14:00    エリザベット・ロス      
   
bolero2.jpg






>>>モーリス・ベジャール・バレエ団2017年日本公演 公演情報はコチラ


ザハロワとも踊った十八番のアルマンを、ベスト・パートナーと披露

 今回の日本公演『椿姫』で主演予定のエドウィン・レヴァツォフは、金髪長身という華やかな容姿と長い四肢を活かした伸びやかな踊りが舞台上でひときわ目を引く、地元ハンブルクでも大人気のプリンシパル。モスクワ・バレエ学校時代、たまたま覗いたスタジオで踊られていた『椿姫』をノイマイヤー作品と知らずに観て、それまで感じたことのない強い衝撃を受けたというレヴァツォフは、その数年後、ローザンヌ国際バレエコンクールでノイマイヤー本人に見出され、運命の糸に導かれるようにしてハンブルクにやって来た。

small800_Die Kameliendame 5 ツゥ Holger Badekow.jpg

「椿姫」より、アンナ・ラウデールと photo: Holger Badekow


 ノイマイヤーのもとで学んだことの中でもっとも大切にしていることは、"演技をするのではなく、そのキャラクターを生きること"だと語ってくれたレヴァツォフ。単なるパントマイムに終わらない、役柄の"魂"を感じさせる力強くも繊細な踊りは、その圧倒的な存在感とともにノイマイヤー自身のインスピレーションとなり、『ヴェニスに死す』の美少年タッジオ役、『タチヤーナ』でのオネーギン役、『リリオム』の天国の判事役、新作『アンナ・カレーニナ』のヴロンスキー役など、毛色のまったく異なる幅広い役がレヴァツォフのために振付られてきた。

 『椿姫』のアルマン役に関しては、若さゆえの情熱と残酷さで高級娼婦を翻弄する青年という役どころが端正な容貌にこの上なく似合い、2015年にはボリショイ劇場に招かれスヴェトラーナ・ザハーロワの相手役も務めたほどで、今やレヴァツォフの十八番ともいってもいい役。日本公演では、妻アンナ・ラウデールとの間の至高のパートナーシップを見ることができるだろう。

實川絢子(ライター)




公演概要はこちら>>


 バレエ界に愛と革命をもたらし、日本と深い繋がりをもった天才振付家モーリス・ベジャール。11月のモーリス・ベジャール・バレエ団の来日は、その没後10年/カンパニー来日50周年を記念したものですが、なかでもモーリス・ベジャールの命日(11/22)と翌日に開催される〈ベジャール・セレブレーション〉はそのハイライトです。
 このたび、その公演会場にて以下の特別企画の実施が決定しました。希代の振付家ベジャールを、これまでの舞台の映像や遺品で偲び、彼への想いを言葉に綴り、そして舞台上のダンサーたちと共に祝う"ベジャール10年祭"にどうぞご参加ください。


〈ベジャール・セレブレーション〉特別企画 

来日50周年記念 秘蔵映像上映 
 モーリス・ベジャール・バレエ団のこれまでの日本公演の記録映像を特別編集した映像(20分)を、開演前に舞台上で上映します。※途中入場可


【スケジュール】
11月22日(水)   開場18:15  映像上映18:30~18:50  (舞台)開演19:00
11月23日(木・祝) 開場13:15  映像上映13:30~13:50  (舞台)開演14:00


〈ベジャールへの手紙〉を書こう! 
 当日舞台で上演される「テム・エ・ヴァリアシオン」(※)にちなんで、会場ロビーに10年祭の特別祭壇を設置し、ベジャールへの想いを綴った手紙を供える場を設けます。
 ※芸術監督のジル・ロマンが、生前のベジャールから受け取っていた手紙に対する、"ダンサーの身体で綴るベジャールへの返事"として創作された。


ベジャール遺品&関連品特別展示 


400-600small_sBejart 061(Imsand).jpg 


>>〈ベジャール・セレブレーション〉公演概要はこちら



当初12月17日(日)に母役で出演を予定していた崔美実は、一身上の都合により公演に出演できなくなりました。代わりまして政本絵美が同役をつとめます。このたびの変更につきまして、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。



ベジャールの「くるみ割り人形」

12月17日(日)14:00開演

母役
崔 美実 → 政本 絵美



※上記の配役は10月11日現在の予定です。出演者の怪我・病気、その他の都合により変更になる場合がありますのでご了承ください。変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の振り替えはいたしません。正式な配役は公演当日に発表します。

 脳科学者の茂木健一郎が、日本、そして世界で"挑戦"をテーマにチャレンジしている人々をゲストに迎えて送るTOKYO FMの人気番組「DreamHEART」に、モーリス・ベジャール・バレエ団の芸術監督ジル・ロマンが10月7日(土)と14日(土)に出演します。
 
 学生時代に20世紀バレエ団をご覧になっていたという茂木さん。「ボレロ」や「魔笛」など来日公演の演目について、ベジャールの天才性について、振付家、芸術監督としてのジル・ロマン自身の取り組みや、現在のベジャール・バレエ団の使命についてなど、2週にわたって熱いトークが繰り広げられます。ベジャール・ファン、バレエ・ファン必聴です!


400small_DSC5740_Mizuho Hasegawa.jpg

photo:Mizuho Hasegawa



番組名:Dream HEART
毎週土曜 22:00~22:30 TOKYO FM/JFM系列全国38局ネットで好評ON AIR中
ジル・ロマン出演日:10月7日(土)、10月14日(土) 22:00~22:30
番組HPはこちら>> 



■ モーリス・ベジャール・バレエ団2017年日本公演>>

■ モーリス・ベジャール・バレエ団&東京バレエ団特別合同公演
  〈ベジャール・セレブレーション〉>>

二つの演目で主役を任された大注目の新鋭

 前回のハンブルク・バレエ日本公演で一躍注目を浴びたのが、アレクサンドル・トルーシュである。『真夏の夜の夢』三公演すべてで、いたずら好きの妖精パックを踊り、チャーミングな魅力を振りまいたかと思えば、「ノイマイヤーの世界」では、ノイマイヤーの想いがつまる『くるみ割り人形』を任され、さらにはアリーナ・コジョカルと『椿姫』のワンシーンまで踊ったのだから。テレビでも放映された2014年の新制作バレエ『タチヤーナ』では、重要な登場人物のひとり、情熱的な作曲家レンスキーを踊り、みずみずしくもナイーブな心理描写が印象に残る。

 だが、日本では踊る機会も少なく、その真価を私たちはまだ知らない。『椿姫』と『ニジンスキー』の両演目で主役を務める今回の来日公演こそが、面目躍如の場となるだろう。

600small_Die Kamiliendame 10 ツゥ Kiran West.jpg

「椿姫」より、アリーナ・コジョカルと photo:Kiran West


600small_Nijinsky ツゥ Kiran West 9.jpg
「ニジンスキー」より、カロリーナ・アグエロと photo:Kiran West


 とりわけ『椿姫』は公演の幕開けを飾る。パートナーは前回に引き続きコジョカルである。相手役や観客の反応でダイナミックに感情が変化するコジョカルを前に、彼のピュアな感性が刺激されないわけがない。素のままでも、充分に主人公アルマンを演じられそうなトルーシュだが、その演技が、そのダンスが、役柄にどんな深みを与えるのだろう。作品を彩る三つのパ・ド・ドゥはもちろん、物語全編を通して、トルーシュにしか描けないアルマンの生きざまを見せてくれることだろう。一方、バレエ史に燦然と輝く伝説のダンサー、ヴァツラフ・ニジンスキー。こちらもどう演じるのか、興味は尽きない。
 

(柴田明子 バレエ評論家



公演概要はこちら>>

月別 アーカイブ

ウェブページ

  • pdf
  • images
Powered by Movable Type 5.12

このアーカイブについて

このページには、2017年10月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2017年9月です。

次のアーカイブは2017年11月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。