2018年1月アーカイブ

 今回の日本公演で上演される『ニジンスキー』は、振付家・ジョン・ノイマイヤーを代表する傑作です。彼がいかにしてニジンスキーに惹かれ、敬愛するようになったのか──。初演に寄せて執筆されたノイマイヤーの回想文には、その答えが明確に記されています。

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 少年時代からニジンスキーへの思いを募らせていったノイマイヤーは、ある時、ニジンスキーの妻・ロモラが編んだ、ニジンスキーの日記を読み、ますますその「ニジンスキー・スパイラル」を深化させていったといいます。

 

この日記は私に深い感銘を与えました。私はますます彼に引き寄せられていったのです。そうこうするうちに、私はダンサーとしての教育の最終段階にいました。ロンドンの英国ロイヤル・バレエ学校の生徒で、ミルウォーキーではまだ、自分の手が到底届かないほど遠く、なじみのない世界に見えた、あの踊りの世界の一部になるように、どうしても努力しなければならないのだ、ということがわかっていました。

そのような時私は──世界の奇跡のダンサーといわれた男の、もっとも深い内面を何が動かしたのか、何が彼の魂に重くのしかかったのか、を読み、第一次世界大戦に直面して心の平衡を失っていくニジンスキーを感じ取り、彼にとって人生とは精神的でスピリチュアルなものであったことを理解したのです。

 

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 その後、振付家としてのキャリアを着実に重ねていったノイマイヤーは、ジョージ・バランシンとともに米国でニューヨーク・シティ・バレエ団を創設したアメリカ・バレエ界の大立者、リンカーン・カースティンと出会い、ニジンスキーの振付家としての才能に、さらに気付かされるのです。

 

カースティンいわく、ニジンスキーは、ダンサーとしてよりもむしろ振付家として重要なのであり、そのことを彼は非常にしっかりとかつ明確に根拠づけました。実際、近代振付への道を開いたのはニジンスキーであり、なぜならば、彼はすべてのバレエ作品を、最初から最後まで一貫して作曲された全体像として理解していたからだということ。そしてそのためには完全に一貫した独自の表現方法を創作することが肝要であり、それまでの考え方であった、踊りのきっかけとしての、一種の筋書きが必要であるという考え方を、ニジンスキーが覆したからだ、ということでした。

 

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 スターダンサーとしての魅力とは全く関係なく、振付家として「独自のヴィジョン」を発展させたことこそが、ノイマイヤーにとって、ニジンスキーが特別な存在である理由なのだとも。

 彼はまた、ニジンスキーに関する美術品、文書などの熱心なコレクターとしても知られています。すでに相当数を集めていた書籍をはじめ、大規模なオークションを通して収集した品々に、ノイマイヤーは、ニジンスキーの真のイメージを求めていきました。

 

ニジンスキーに関する収集に私はすぐに情熱を注ぐようになりました。新たに目にするどのような作品も、このような紙面にも、別のニュアンスが見えてきて、ニジンスキーの別の側面が現れるのです。次に興味が湧いてきたのは、ニジンスキーの時代の造形芸術家たちは、彼をどのように見ていたのか、ということでした。芸術史的に見ればニジンスキーは、アール・ヌーヴォーからアール・デコを経て、近代にいたる橋渡しをしています。大多数の造形芸術家たちは引き続いて装飾的な表現方法を用いています。ロバート・モンテネグロまたはドロシー・ムロクの『ラ・シルフィード』の描写が一例です。私がオリジナル作品を多数所有する、ジョルジュ・バルビエの真に素晴らしい水彩画においてさえ、ことニジンスキー自身の振付を表すことについては、この非常に愛らしいアール・ヌーヴォー様式の限界を感じます。

 

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 ノイマイヤーの中では、こうして徐々に、ニジンスキーの新たなイメージが形づくられていったのでした。
 ノイマイヤーが自身とニジンスキーとの出会い、関わりについて述べた記事(原題:Etappen einer Annäherung Eine Faszination und ihre Facetten)は、ハンブルク・バレエ団2018年日本公演の会場で販売する公演プログラムに、翻訳の全文を掲載予定です。





 昨日(1月29日)、都内でハンブルク・バレエ団の開幕記者会見を行いました。会見の様子を町田麻子さんのレポートと難波雄史さんの写真でご紹介します。ぜひご一読ください。

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 バレエ界の"生ける伝説"、ジョン・ノイマイヤー率いるハンブルク・バレエ団の2年ぶり、通算8度目となる来日公演の開幕が4日後に迫った129日。ノイマイヤーとダンサーのアレクサンドル・リアブコ、アレクサンドル・トルーシュが会見に登壇し、今回上演する3演目への思いを語った。3人はこの日に来日したばかりだったが、長旅の疲れなど全く感じさせることなく熱弁を振るう姿が、バレエへの尽きない情熱を物語る。


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 幕開けを飾る『椿姫』40年前に初演された作品だが、「11回が唯一の公演だと、ダンサーには常に言っている」とノイマイヤー。「踊り手が替わる度に新たな発見があり、形も色も陰影も変わる」と、今回の公演が過去の焼き直しではないことを強調した。デ・グリュー役のリアブコは、「バレエ団に入って初めてのツアーが日本公演で、『椿姫』ではアンダースタディだった。それから様々な役を踊り、今回デ・グリューとして日本の皆さんの前に立てるのが楽しみ」と充実の表情。日本でアルマン役デビューを飾るトルーシュは、「振付と音楽と感情が一体となった、宝石のように美しい作品。123歳の時に初めて観て以来ずっと夢見ていた役を、素晴らしい仲間たちと踊れることに感謝しています」と喜びを語った。


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 続く<ジョン・ノイマイヤーの世界>は、ガラ公演と銘打たれてはいるが、ノイマイヤー曰く「ただ作品が次々と出てくるのではなく、全体をつなぐテーマのある演目」。そのテーマとはノイマイヤー自身であり、「バレエは私にとって"自分の大部分"といえるもの。バレエを創作することは、無意識のうちに私自身について語ることでもあるのです」と解説した。その上で、「といってもドキュメンタリーではないから、観たからって私の秘密の人生が分かるわけじゃないけどね」と付け足し、笑いを誘うお茶目な一面も。

 

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 掉尾を飾る大作『ニジンスキー』については、折に触れて見直しをしてきた中でも、今回上演されるのは初演時(2000年)の映像にまで立ち返って改訂したバージョンであることを明かしたノイマイヤー。タイトルロールに扮する二人は、「男性ダンサーにとって、テクニック面だけではなく感情面において最も難しい役。自分には無理だ、という思いや恐れは何度踊っても消えません。でも、それを克服できた瞬間には特別な達成感があるのです」(リアブコ)、「狂気に陥るに至るニジンスキーの様々な感情を追体験しなくてはならない上に、出ずっぱりなので体力的にも大変です。出ずっぱりで踊り続けることによって、自然と狂気に陥っていけるという一面もあるのですが()。疲れるけれど、とても不思議な経験ができる役ですね」(トルーシュ)と、それぞれの言葉で役の壮絶さを表現した。


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 「ぜひ何回でも通ってほしい」。まだまだ語り足りない様子そう締めくくったノイマイヤーの言葉通り、バレエファンにとってはどの演目も、そしてどのキャストも見逃したくない悩ましい来日公演となりそうだ。


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取材・文 町田麻子(ライター)
写真 Yuji Namba


 『ニジンスキー』はその名のとおり、20世紀初頭、ヨーロッパにセンセーションを巻き起こしたバレエ・リュスのスター、ヴァスラフ・ニジンスキーを描いた作品です。ニジンスキーの熱烈な信奉者、研究者、資料のコレクターとしても知られるジョン・ノイマイヤーが創作し、ニジンスキー没後50年の記念の年、2000年にハンブルク・バレエ団により初演されました。初演時にプログラムに発表されたノイマイヤーの回想には、彼がいかにニジンスキーに惹かれていったのか、その熱い思いが語られています。その中の一部をご紹介しましょう。

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 ノイマイヤーがニジンスキーの存在を知ったのは、故郷、米国ウィスコンシン州ミルウォーキーで過ごした少年時代。近所の図書館で見つけた数冊のバレエの本の中に、『ニジンスキーの悲劇』(アナトール・ブールマン)という本があり、ノイマイヤー少年はこれをむさぼり読んだ、といいます。

 私はこの本を手放すことができなくなり、休み時間に校庭で読んでいたことをいまだにはっきりと覚えています。担任だったメハイル先生は、私に近づいて来て聞きました。「君は何を読んでいるの?」私は厳粛な面持ちで先生に本を見せました。私はその時の先生のまなざしを決して忘れないでしょう。先生は、その本がまるでいかがわしいものであるかのように見て、ショックを隠し切れない様子で言いました。「きみはなぜそんな本を読んでいるのですか!」。今でも私はその時に先生が言わんとしたことも、なぜそのような反応をしたのかもわかりません。いずれにせよ、先生がどうやら私に示して見せた懸念によって、この本はより一層わくわくする、謎めいた、特別な本になり、同時にニジンスキーは私にとって生身の人間になったのです。

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 ニジンスキーとの最初の出会いを果たしたノイマイヤー。その後もたびたび、ニジンスキー、バレエ・リュスとの出会いに導かれ、振付家への道を歩んでいきます。バレエに関する書物は、とくに大きな役割を果たします。

 『The Dictionary of Modern Ballet(モダンバレエ事典)』というタイトルの本で、その中には、バレエ・リュスのプロダクションの、カラーのイラストを主とした、かなりの数の挿絵が記載されていました。それらは小さい、きわめて小さいイラストでしたが、そのかわり数が多く、私には良い刺激で、心が躍りました。たとえば、『シェエラザード』の絵は、私の想像力をかきたてました。それは華やかさと異国情緒のみならず、その中で展開されるストーリーによるものでした。それは、私にとって、バレエをどのように創ることができるか、つまりバレエとは謎めいたドラマである、という方向性を示す原型となったのです。

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 大学生のノイマイヤーは、その後、地元ミルウォーキーでのバレエ・リュス・ド・モンテカルロのツアー公演、『シェエラザード』にエキストラとして出演する機会を得ました。

 エキストラが出演するのは最後の場面です。シャリアール王が当初の予定よりも早く帰宅したところ、外界とは隔離された後宮で愛妾ゾベイダが他の後宮の女たちとともに、家の奴隷たち──その中にはニジンスキーの有名な役柄である黄金の奴隷もいます──とともにきわめてエロティックで快楽的な宴に興じていました。王の出現でパニックが起き、皆が逃げようとするところに、番人が呼ばれます。ここで私たちエキストラの登場です。大きな弧の形をしたサーベルで皆を情け容赦なく殺害する役目です。もちろんリハーサルはなく、私たちはいきなり舞台に送り出されました。大学で勉強を始めたばかりの私は──スタニスラフスキーの演技法を頭にたたきいれ、役になりきって舞台へと走りました。

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 この刺激的な体験にくわえて、ニジンスキーの妻・ロモラによるニジンスキーの伝記を読んだことで、ノイマイヤーは、ますますこの天才舞踊家への思いを深めていくのでした。

~後編につづく~







 ローマ歌劇場日本公演で上演する『椿姫』。本作は2016年5月24日にローマ歌劇場でプレミエを迎えました。この公演の最大の話題は、気鋭の女性映画監督として各界が熱い視線をよせるソフィア・コッポラが初めてのオペラ演出に挑戦したことでした。結果は大成功をおさめ、昨年10月、そして今年2~3月と早くも2回の再演を重ね、人気プロダクションとしての地位を確立しつつあります。

 ソフィア・コッポラは脇役の登場人物一人ひとりにも細かい演技をつけ、観客が「生きている人間としてキャラクターに共感してもらえること」を心がけたそうです。そんなソフィアが演出のコンセプト、そしてこの演出に関わることになったきっかけを語るインタビュー映像が到着しました。あわせて、貴重なリハーサル映像も少しだけ見ることができます。



 




本年9月に来日するローマ歌劇場の日本公演では、女性映画監督として映画界、ファッション界から熱い視線を集めるソフィア・コッポラが演出を手がけた『椿姫』を上演します。

117日、ソフィアの最新作、『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』のジャパンプレミアにはソフィア自身が登壇し、映画やオペラの演出について語りました。その様子をレポートします。

 

 

オペラほどドラマティックなものはありません

 

 黒いワンピースに身を包んだソフィアが現れると会場からは熱い拍手とたくさんのフラッシュ。多数の一般公募者も交えたジャパンプレミアは、注目の女性監督の登壇ということもあり、熱気にあふれる中ではじまりました。

 会場には、ソフィアの大ファンだと語る女優の草刈民代さんが花束ゲストとして登壇。草刈さんは、ソフィアが初めて演出を手がけたオペラ『椿姫』も最近ご覧になったそうで、「オペラでも人物の造型が素晴らしい! 心をうたれました」と大絶賛。ソフィアは「オペラほどドラマティックなものはありません。生きている人間としてキャラクターに共感をもってほしい、観客が登場人物の気持ちになって楽しんでいただきたいと思っています」と初めてのオペラ演出に確かな手ごたえを感じた様子でした。そして「9月には日本でも『椿姫』の舞台上演があります」と自ら公演を紹介しました。


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『ビガイルド』では男女の力関係とそれにともなう愛憎劇を描きたかったのです

 

2月に公開される『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は、女性としては56年ぶり、史上2人目となるカンヌ国際映画祭の監督賞をソフィアにもたらした作品です。トーマス・カリナンの原作『The Beguiled』を題材にし、ニコール・キッドマンをはじめとした豪華なキャストも揃い、欧米では"ソフィア・コッポラの最高傑作"と高評を博しています。

『ビガイルド』では、南北戦争時代のアメリカを舞台に、女性の欲望や嫉妬という感情に焦点をあてて登場人物の感情をリアルに描いています。ソフィアは「女性の視点で映画を創ることに拘った」そうで、映画への想いを熱く語る姿は本作への強い思い入れを感じさせるものでした。

『ビガイルド』も『椿姫』も、共通しているのは女性が主人公であること、そして登場人物の内面が深く表現された作品であることです。オペラと映画、表現の手法は違いますが、ソフィアが描いた2つの異なる愛の物語、どちらからも目が離せない1年になりそうです。


 

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ソフィア・コッポラ演出 『椿姫』 第2幕より



アンナとエドウィン─おしどり夫婦が踊る、究極の愛の物語『椿姫』


renketsu_s400_Anna Laudere ク Kiran West.jpg 公私ともにパートナーであるアンナ・ラウデールとエドウィン・レヴァツォフは、リハーサル以外でもほとんど常に行動を共にするほどの団内指折りのおしどり夫婦で、文字どおり不可分なソウルメイト同士。今回の日本公演では、とりわけドラマティックな『椿姫』全幕で究極の愛の物語を踊る。魂のレベルで結びついた二人の唯一無二のパートナーシップを日本で披露するにあたって、その意気込みを二人に聞いた。

photos:Kiran West(ポートレート)









大みそかのスカラ座公演でこれまでと違った関係を見出すことができた

─2017年の大晦日にミラノ・スカラ座で『椿姫』に客演されたばかりと伺っています。お二人ともこの作品はもう何度も踊られていますが、今回ミラノで踊ってみていかがでしたか。

アンナ・ラウデール(以下アンナ):しばらく踊っていない役を踊るときはいつも、前回とは違う感情を発見します。より多くの人生経験を経て、その役により豊かな感情を注ぎ込めるようになったと感じますね。

エドウィン・レヴァツォフ(以下エドウィン):僕にとって面白いのは、『椿姫』では、前回やったことを繰り返すことは絶対にできない、ということですね。数年前に二人でこの役を踊りましたが、今回スカラ座で踊ってみて、これまでとはまた違ったマルグリットとアルマンの関係を見出すことができました。

アンナ:美しい物語の『椿姫』を踊ることは、私にとっては旅のようなものです。そして毎回が異なる旅路になります。エドウィンも言ったように、「昨日はうまくいったから、同じように踊ろう」というようなアプローチはこの作品では不可能です。マルグリットとアルマンとして、その日その日に感じた通りに踊る必要があります。もちろん物語は同じですが、ある感情を前回よりも強く感じたりと、感じることが同じ日は1日だってありません。同じ役でも、踊る私は毎回違う自分なのです。

エドウィン:全くその通りだと思います。この役には、自分自身の感情をかなりの度合いで投影できて、そこがとても面白いですね。


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『椿姫』より photo: Holger Badekow


親密なパートナーシップで踊る、最高に親密なステージ

─お二人にとって、この作品の魅力ややりがいはどんなところにありますか。

アンナ:3つのパ・ド・ドゥはどれも魅力的です。第一幕のパ・ド・ドゥでは、繊細な感情のさまざまな"色"を描き出す必要があります。複雑なだけに、それぞれのキャラクターが何を伝えようとしているのかをはっきりわかりやすく表現しなければなりません。それと対照的に、第二幕のパ・ド・ドゥはシンプルです。だからこそ、大袈裟にならないように、自分自身の感情や行動の一つ一つを、心から信じて踊る必要があります。第三幕のパ・ド・ドゥに関しては、それまでの旅路が自然と、あるべき瞬間、あるべき場所に連れて行ってくれます。感情や何もかもが、自然に溢れ出てくるのです。

エドウィン:とはいえ、このバレエで一番難しいのはパ・ド・ドゥじゃありません。"演技"せずに、そして、美しく見せようとせずに、いかに説得力を持って物語を明確に伝えることができるか─それが一番大切で、一番難しいですね。

─お二人のパートナーシップにはとてもスペシャルなものを感じます。中でもドラマティックな『椿姫』で共演されるのはいかがですか。

アンナ:素晴らしいの一言に尽きます。そう、とても親密な。

エドウィン:自分の奥さんとこの作品を踊る以上に親密なことはないでしょうね(笑)

アンナ:この作品を日本で踊ることができて、私たちは本当に幸せだと思います。


實川絢子(ライター)




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