2017年9月アーカイブ

 NBSバレエ公式ツイッターで展開中の「蘇るモーリス・ベジャール」ツイッターキャンペーン。この企画は〈モーリス・ベジャール没後10年記念シリーズ〉の上演に伴い、ハッシュタグ「#ベジャール」で、モーリス・ベジャールに関連するファンの皆さまの思い出や今後への期待をシェアするためにはじめたものです。
 8月のお題【これまでに観た「ボレロ」のメロディ役ダンサー】、9月のお題【お気に入りのベジャール振付
作品】にはスタッフの予想をはるかに上回る方にご参加いただき、心より御礼申し上げます。下記にて10月のお題を発表させていただきました。8、9月に続き皆さまから多数のつぶやきをいただけることを願っております。数に制限はございませんので、熱い想いのたけをつぶやいていただければ幸いです。

 皆さまからたくさんのつぶやきをお待ちしています!


~ 「蘇るモーリス・ベジャール」ツイッターキャンペーン ~

pic.jpg

期間: 2017年8月10日~11月26日

参加方法: 

ご自身のツイッターアカウントで、各月のお題に関する想いをつぶやいてください。つぶやく際には「#ベジャール」を忘れないようお気をつけください。指定のハッシュタグを含まないつぶやきはキャンペーンの対象外とさせていただきます。

つぶやきの回数、内容に制限はございません。お一人様なんどでもつぶやいていただけます。


賞品: モーリス・ベジャール・バレエ団 初来日から50周年記念特製ポストカード(非売品)

※賞品は各月5回以上つぶやいた方に該当月のポストカードを進呈します。
※月ごとにポストカードのデザインが異なります。
※5回以上つぶやいた方でも、進呈するポストカードはお1人様1種類1枚まで
とさせていただきます。


picomage.jpg
ポストカードイメージ


賞品引き換え方法: 11月17日(金)~11月26日(日)の東京公演の期間、会場の東京文化会館1階ロビー内に設ける専用受付でご自身のつぶやきの履歴を携帯電話等の端末、またはプリントアウトした紙で係員にご提示ください。回数を確認のうえ、該当のポストカードを進呈いたします。

特別特典: 4種類すべてのポストカードを集めた方にはNBS認定「ベジャール・マスター」証を進呈いたします



《 10月のお題 》
 【ベジャール(作品)のココが好き!】


繊細にして深い叙情をたたえる雄弁な踊り


 今年7月に初演されたノイマイヤーの新作『アンナ・カレーニナ』でタイトル・ロールを踊り、そのドラマティックで雄弁な踊りと、どこまでも繊細でありながら深い叙情性をたたえる表現力が絶賛されたアンナ・ラウデール。恋人のヴロンスキー役で共演したエドウィン・レヴァツォフとは公私ともにパートナーであり、その磐石なパートナーシップによって、今や二人はハンブルク・バレエになくてはならない看板ペアになったと言ってもいいだろう。今回の日本公演で踊るノイマイヤーの代表作『椿姫』も、以前からレヴァツォフと組んで踊っており、儚げな佇まいの中にも女性としての強さを感じさせる現代的なマルグリット像が深い感動を呼びおこしてきた。


small700_Die Kameliendame 4 ツゥ Holger Badekow.jpg
「椿姫」より、エドウィン・レヴァツォフと photo: Holger Badekow

 入団して16年、2011年からプリンシパルを務めるラウデールの出身はラトビア。ジュエリーデザイナーの父親と画家の母親というクリエイティブな家庭に生まれ、子供の頃から絵を描いたり文章を描いたりといった自己表現が好きだったという感性豊かなラウデールにとって、16歳でハンブルク・バレエ学校にやってきて初めて出会ったノイマイヤー作品は、衝撃的かつインスピレーションに満ち満ちたものだったという。以前のインタビューで、「ジョンのバレエ作品、そして彼が求めるものや彼の目を通して見えるものを通して、ダンサーは自分自身を発見し、人生における真実を見出すのです」と語ってくれたラウデール。ノイマイヤー作品を深く理解する彼女だからこそ踊れる等身大の椿姫と、レヴァツォフとの魂が呼応し合うようなパートナーシップは必見の舞台となることだろう。

實川絢子(ライター)


公演概要はこちら>>


魂が震えるような瞬間を生み出す、傑物ダンサー

 アレクサンドル・リアブコの踊りは観る者の想像力をかきたてる。たとえ物語のない作品であっても、さまざまな風景や思いが脳裏に浮かび、私たちの世界は広がり、心が豊かに潤う。けれども、ときにそんな稀有な美点をも凌駕してしまうのが、彼の演技力である。いや、演じているのではなく、リアブコはリアブコとして舞台にいるだけなのかもしれない。まさに役を生きているとしか思えないのだから。
 
 とりわけ、2005年のハンブルク・バレエ来日公演「ニジンスキー」は、私にとって衝撃的な舞台だった。

trim_small_Nijinsky ツゥ Kiran West 5.jpg

「ニジンスキー」より photo:Kiran West

 
 幕開け、サンモリッツのホテルから、時代は一気に遡る。栄光の日々。ディアギレフとの確執。そして戦争が始まる。舞台が進むに連れ、リアブコと作品は一体となっていく。いま私たちの目の前にいるのはニジンスキー本人で、私たちは彼の人生を赤裸々に観ているのだ。それゆえ、ニジンスキーの栄光を、苦悩を、葛藤を、痛いほどに感じる。まるで、私たち自身までもがニジンスキーになったかのように。そして終幕、舞台はサンモリッツのホテルに戻る。私たちはリアブコとともにニジンスキーの人生を駆け抜け、いま、この場にいる意味を知る。そしてリアブコの、魂を投げ出すかのような激しい踊りを前に、もはや涙なくしてはその姿を観ることができない。
 
 今回リアブコは再び、伝説のダンサー、ニジンスキーとして舞台に立つ。あの、魂が震えるような瞬間にまた立ち会えるのかと思うと、いまから興奮せずにはいられない。

柴田明子(バレエ評論家)




「ニジンスキー」公演概要はこちら>>



 ハンブルク・バレエ団のダンサー・インタビュー第2弾は有井舞耀さんが登場。有井さんは在籍11年目のソリスト。昨シーズンでは『アンナ・カレーニナ』の初演で重要な役を踊って成功をおさめ、日本公演では『椿姫』マノン役という大役を任される注目のダンサーです。
 ちょうど夏休みを利用して日本に一時帰国されていた有井さんに、ノイマイヤー作品の魅力、日本公演への思いを聞きました。

___________________________________


mayo.jpg


──今回の日本公演で上演される『椿姫』は、ジョン・ノイマイヤー芸術監督の代表作の一つであり、世界各国で絶大な人気を誇る傑作ですね。

 私もスクール(ハンブルク・バレエ学校)時代から大好きでした。これまでもグループの場面を踊っていましたが、今回の日本公演で初めてマノンを踊ります。『椿姫』で踊るならマノンを! とずっと思っていました。
 ジョンの作品は心理描写が素晴らしいんです。テクニックも大切ですが、それ以上に、人間味があり、ダンサーの年齢、経験してきたことによって表現が変わってくる──、そこがとても好きです。しかも音楽はショパン。とても繊細で、魅力的です。

──リハーサルはこれからですか?

 そうですね。ジョン本人からアドバイスをもらえることを、今からとても楽しみにしています。
 マノンはヒロインのマルグリットの内面を映し出す役。最初は、マルグリットとアルマンが出会う劇場のダンサーとして登場します。そこでは、社交界慣れして、皆にもてはやされる女性ですが、やがて病による死の予感、後悔や現実の冷酷さなどを表現していきます。いろいろと変化していく、とても難しい役柄だけに、やりがいがあります。

──もう一つの作品、『ニジンスキー』ではどんな役柄を踊られているのですか。

 私はプロローグに続くシーン、ニジンスキーがマリインスキー劇場で踊る場面で登場するバレリーナを演じています。
 この作品はヴァスラフ・ニジンスキーの生涯を描いたものですが、彼はマリインスキーで主役を踊った時代もあれば、その後『薔薇の精』『ペトルーシュカ』などを踊り、また振付家として『牧神の午後』を発表します。舞台では、各作品のキャラクターが次々と登場します。ニジンスキーのことを少しでも知っておくと、より楽しむことができると思います。 
 私が特に好きなのは、"ソルジャー・ダンス"(兵士たちの踊りの場面)。すでに精神を病んでいるニジンスキーには、ないはずのものまで見えてしまう──というシーンですが、カンパニーの男性たちが全員で踊る、迫力の場面です。

──ハンブルク・バレエ団の魅力を教えてください。

 ジョンのもとで仕事ができること、ですね。年に一度は新作を創りますが、そこに携わることができるのはとても貴重な体験です。最近初演した『アンナ・カレーニナ』では、ソリスト役を踊りました。主役とのパ・ド・ドゥもあり、創作時には私もアイデアを出していかなければいけないのですが、ダンサーとして、アーティストとして、とても勉強になりました。

──2016年の日本公演では『リリオム』『真夏の夜の夢』などが上演されましたが、その素晴らしさに感動し、涙するお客さんも多かったようです。

 ジョンの作品は、そうだと思います。人間味があるから誰もが共感できるところがあり、感動するのでしょう。

──最後に、日本のお客様へのメッセージをお願いします。

 前回の日本公演では母国ということもあり、とてもあたたかい雰囲気の中で踊ることができました。スタッフのみなさんも本番ギリギリまで、私たちダンサーがより舞台に集中できるよう、様々な面でサポートしてくれました。これは他の国では考えられないことです。今回も1人でも多くの方に感動していただきたいです。『椿姫』、『ニジンスキー』両作品ともぜひ観ていただけたらと思っています。





物語の瞬間を、観る者の心に深く刻みつける演技力

 2016年のハンブルク・バレエ日本公演で「リリオム−回転木馬」を踊ったアリーナ・コジョカルのことを、私はいまなお鮮明に覚えている。細やかな心理描写を積み重ね、人物の心情を描きだすノイマイヤーの作風に、コジョカルの個性が見事に呼応し、一瞬一瞬が強く心に刻み込まれる舞台だったからだ。

trim【1040-693】small_Die Kamiliendame 9 ツゥ Kiran West.jpg

「椿姫」より photo:Kiran West


 コジョカルの魅力はまず、豊かな音楽性とみずみずしい感性である。作品や共演者、そのときの心模様や観客たちの反応で、音の取り方や表情が絶え間なく変化していく。それが演じる役柄に生命力を与え、舞台に奥行きを生み出す。
 
 しかし、あの日の「リリオム」では、コジョカルの演技はもはや、自然とか、生き生きというレベルを遥かに超えて、観る者の胸に激しく迫った。終幕、コジョカル演じるヒロイン、ジュリーは、一日だけ地上に戻ったリリオムと再会する。彼が戻っていることなど知る由もなく、その姿を見ることもかなわない。だが、ジュリーは彼の存在に気がついている。二人の間にある魂の結びつきが観客たちにも生々しく感じられたのである。
 
 今回コジョカルが演じるのは「椿姫」。世界中の名だたるスターダンサーが踊りたいと望み、幾多の名演を生んだノイマイヤーの代表作である。いまや第二の本拠地ともいえるハンブルク・バレエ団で、円熟期を迎えつつあるコジョカルがどのような舞台を見せてくれるのか。その日が待ち遠しくてたまらないのは、きっと私だけではあるまい。

柴田明子(バレエ評論家)



公演概要はこちら>>

魂をゆさぶる傑作を次々生み出す巨匠振付家、ジョン・ノイマイヤー。彼に選ばれ、来年の日本公演で活躍が期待されるソリストたちをご紹介していきます。



円熟期を迎えるノイマイヤーの美しきミューズ

 1998年に17歳でハンブルク・バレエに入団して以来、長年ノイマイヤー作品を踊ってきたエレーヌ・ブシェは、南仏カンヌ出身の大変美しいダンサーだ。2005年にプリンシパル昇進後は、最優秀女性ダンサーとしてブノワ賞を受賞した『オルフェウス』のエウリディーチェ役をはじめ、数多くの役が彼女のために振付けられ、文字通りノイマイヤーのミューズとして彼のビジョンを体現し続けてきた。

600-400_small_Nijinsky ツゥ Kiran West 3.jpg

「ニジンスキー」より、右端がブシェ。 photo:Kiran West


 その長い四肢が描く美しいラインからは常に気品とエレガンスが漂い、同時に母性や慈愛といった繊細かつ人間味あふれる感情表現で観客を舞台に引き込む。前回2015年の来日公演では、『夏の夜の夢』において、ヒッポリータとタイターニアという一人の女性の中の異なる二つの顔を巧みに演じわけ、鮮烈な印象を残したことも記憶に新しい。

 前回の来日公演の際のインタビューでは、ノイマイヤーの作品の醍醐味は、どんな役であってもダンサーが自分自身でいることができ、生身の人間の物語を語れることにあると語ってくれたブシェ。「我々はみんな違う人間です。『椿姫』にしても、舞台となった19世紀のマルグリット・ゴーティエ像をステレオタイプ的に演じるのではありません。私たちが生きる今の社会にもたくさんのマルグリットがいるように、一人一人のダンサーが舞台の上でそれぞれのマルグリットを生きるのです」----今回の日本公演で踊る予定の『椿姫』のタイトル・ロールと『ニジンスキー』のロモラ役は既に何度も踊っている役だが、様々な人生経験を経て円熟期を迎えた今のブシェだからこそ表現できる、深みのある踊りを期待できるはずだ。

實川絢子(ライター)



公演概要はこちら>>



いよいよ9月15日(金)21時より、ハンブルク・バレエ団の座席選択先行販売を開始いたします。
今回は、先行販売期間限定で「セット券特別割引料金」をご用意しております。

日本公演で上演いたします「椿姫」、「ニジンスキー」、<ジョン・ノイマイヤーの世界>のうち、2演目または3演目を同時に、S~B席を同一枚数お買い上げいただくと、下記の特別割引価格でお買い求めいただけます。


【先行販売期間限定 セット券特別割引料金】
S席定価23,000円のところ → 20,000円!!(3,000円引)
A席定価20,000円のところ → 17,500円!!(2,500円引)
B席定価17,000円のところ → 15,000円!!(2,000円引)


つまり、3演目ともS席でご覧になる場合は1枚につき3,000円引き、合計で9,000円もお安くご購入いただけます。


しかも、全公演が対象となりますので、自由にお日にち、席種の組み合わせができます
さらに、通常のご予約と同じく、好きな席を選びながらご購入いただけます


-----------------------------------
【ご購入例】
例① 「椿姫」S席2枚、「ニジンスキー」S席2枚
     →定価23,000円×4=92,000円のところ、80,000円(12,000円割引)!

例② 「椿姫」A席1枚、「ニジンスキー」B席1枚、〈ジョン・ノイマイヤーの世界〉S席1枚
     →23,000円+20,000円+17,000円=60,000円のところ52,500円(7,500円割引)!

※ただし、割引は同一枚数をお買い上げいただく場合に限りますので、下記のような場合はご予約対象外となります。

 【予約対象外の例】 
「椿姫」S席1枚、「ニジンスキー」A席2枚 → ×            
...上記のような場合は、「椿姫」S席1枚、「ニジンスキー」A席1枚を先行期間にご購入いただき、不足分は9/20(火)21時からの単独券先行販売をご利用ください(お席は連席になりませんのでご了承ください)。
----------------------------------- 


つまり、先行販売期間に購入することで・・・

お得ポイント① ... 特別割引料金で購入できる!

お得ポイント② ... 一斉発売よりも前に、人気公演のチケットの予約ができる!

お得ポイント③ ... お好みの席を選んで購入できる!


以上3つの特典がつくことになります。

ぜひこの機会をご利用いただき、ノイマイヤーとハンブルク・バレエ団が総力をあげてお贈りする至高の芸術をご堪能ください。



【先行販売受付期間】  9月15日(金)21時~9月27日(水)18:00

【対象席種】  S席、A席、B席 

【ご購入方法】NBS WEBチケットよりオンラインでお申込みください。

  NBS WEBチケット >>> ご購入はコチラから

1. 上記の「ご購入はコチラから」をクリックしていただき、ID、パスワードにてログインください。
  (ご登録のない方は事前に「会員登録」欄よりご登録ください。年会費、入会金無料です)

2. ログイン後、ご覧になる作品を選択していただき、以降は画面の案内にしたがってお手続きをお願いいたします。

※3演目、2演目セット券は必ず「セット券」の欄からお申込みください。
※携帯電話からご予約いただく際は、お席をお選びいただくことができません。
※先着順での受付となりますので、お早目にお申込みください。
※1回のご予約で10枚までご購入いただけます。
※お席については〈バレエの祭典〉プレミアム・シーズン会員席を優先させていただきます。




 

 ハンブルク・バレエ団の日本公演まであと5か月。NBS公式ホームページでは主要な役で出演するダンサーへのインタビューを順番にお届けしてまいります。第一弾として、夏休みを利用して一時帰国中の日本人ソリスト2名のインタビューをお届けします。
 トップバッターは昨シーズン主役デビューを成功裏に終え、今シーズンからソリストに昇格した菅井円加さん。菅井さんはローザンヌ国際バレエコンクール1位入賞をきっかけにハンブルクへ渡り、ナショナル・ユース・バレエを経て2014年よりハンブルク・バレエ団で活躍しています。2018年2月のハンブルク・バレエ団日本公演では、『椿姫』プリュダンス役を踊る予定です。

________________________________________

madoka.jpg
──日本公演の『椿姫』では、ヒロインの友人、プリュダンスを踊られますね。

 夏休みで帰国している間に決まったのですが、周りの人たちから「おめでとう」と言われるまで知らなくて(笑)。『椿姫』に出演するのはこれが初めてなのですが、一番好きな作品で、いつか関わりたいと思っていました。


──『椿姫』という作品の素晴らしさ、魅力はどんなところにあると思いますか。
 
 魅力的な音楽と、キャラクターごとの複雑な感情が絡み合い、もどかしさを覚えながら共感させられるところですね。どんなバレエと比べても、この作品に関しては、すごく入り込んでしまいます。メインの役柄の衣裳が幕ごとに変わり、その感情が見えてくるところも、共感を誘うところだと思います。

 
──もう一つの上演作品、『ニジンスキー』もノイマイヤーの代表作の一つですね。
 
 第1幕の劇場の場面に何度か出演しています。舞台上の私たちは、プリンシパルたちの素晴らしい演技を間近で見ることができる特権があるわけですが、ラストシーンでのニジンスキーの狂気は、自分も舞台にいるということを忘れてしまうくらいの迫力です。それに音楽も本当に素晴らしいです。
 いくつかのキャストで見ていますが、皆、それぞれに異なります。たとえばアレクサンドル・リアブコの素晴らしさ。またアレクサンドル・トルーシュも迫力の演技です。役に入り込んでいかなければあのような狂気の演技はできないし、お客さんには届かないのでしょう。どのキャストも最後の場面で緞帳がおりると、バタンと床に伏せるほど。極限状態になるまで役になりきって踊りきるプリンシパルの方をとても尊敬しています


──今年6月にはジョン・ノイマイヤー振付『シンデレラ・ストーリー』の主役を踊り、今シーズンよりソリストに昇進と、着実にキャリアを積んでいますね。

 度胸は座りました(笑)。大きなカンパニーで公演数も多いので、すでに進行中のバレエのほかに、違う作品を同時にリハーサルしなければいけない、というケースもあります。最初のうちは十分にリハーサルができず、不安と心配でいっぱいだったのですが、皆は「そんなことはここでは普通だよ」と言います。そしてわかったのが、「最終的にはなんとかなる」、ということです(笑)。
 最近はようやく慣れてきましたが、それも、カンパニーの団結力の強さに関係しているのかな、とも思います。皆で助け合う、すごくいいカンパニーだと思います。


──日本の皆さんにメッセージをお願いします。 

 日本ツアーではジョン・ノイマイヤーの十八番の二つのバレエを上演しますので、この機会にぜひ、ご覧いただきたいと思います。欲張りになってしまいますが、キャスト違いでも観て、それぞれの魅力を味わっていただけたらな、とも思っています。





H1.jpg

東京バレエ団〈20世紀の傑作バレエ〉
プティ/ベジャール/キリアン


◆主な配役◆


-東京バレエ団 初演-
「小さな死」
振付:イリ・キリアン 音楽:ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト

沖香菜子、金子仁美、三雲友里加、川島麻実子、崔 美実、奈良春夏
杉山優一、岡崎隼也、入戸野伊織、柄本 弾、ブラウリオ・アルバレス、秋元康臣



-東京バレエ団 初演-
「アルルの女」
振付:ローラン・プティ 音楽:ジョルジュ・ビゼー

フレデリ:ロベルト・ボッレ
ヴィヴェット:上野水香

女性:波多野渚砂、上田実歩、髙浦由美子、中島理子、
   榊優美枝、菊池彩美、柿崎佑奈、酒井伽純

男性:永田雄大、和田康佑、宮崎大樹、竹本悠一郎、
   山田眞央、安楽 葵、岡本壮太、岡﨑 司



「春の祭典」
振付:モーリス・ベジャール 音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー

生贄:岸本秀雄
2人のリーダー:ブラウリオ・アルバレス、和田康佑
2人の若い男:岡崎隼也、杉山優一

生贄:渡辺理恵
4人の若い娘:二瓶加奈子、三雲友里加、政本絵美、崔 美実




◆上演時間◆

「小さな死」  14:00~14:20

 休憩       20分

「アルルの女」 14:40~15:15

 休憩       15分

「春の祭典」  15:30~16:05

東京バレエ団〈20世紀の傑作バレエ〉
プティ/ベジャール/キリアン


◆主な配役◆


-東京バレエ団 初演-
「小さな死」
振付:イリ・キリアン 音楽:ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト

榊優美枝、岸本夏未、二瓶加奈子、吉川留衣、崔 美実、伝田陽美
安楽 葵、海田一成、樋口祐輝、宮川新大、ブラウリオ・アルバレス、岸本秀雄



-東京バレエ団 初演-
「アルルの女」
振付:ローラン・プティ 音楽:ジョルジュ・ビゼー

フレデリ:柄本 弾
ヴィヴェット:川島麻実子

女性:加藤くるみ、秋山 瑛、安西くるみ、最上奈々、
   足立真里亜、菊池彩美、柿崎佑奈、瓜生遥花

男性:永田雄大、後藤健太朗、宮崎大樹、竹本悠一郎、
   山田眞央、鳥海 創、岡本壮太、岡﨑 司



「春の祭典」
振付:モーリス・ベジャール 音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー

生贄:入戸野伊織
2人のリーダー:ブラウリオ・アルバレス、和田康佑
2人の若い男:高橋慈生、樋口祐輝

生贄:伝田陽美
4人の若い娘:沖香菜子、吉川留衣、岸本夏未、金子仁美




◆上演時間◆

「小さな死」  14:00~14:20

 休憩       20分

「アルルの女」 14:40~15:15

 休憩       15分

「春の祭典」  15:30~16:05

東京バレエ団〈20世紀の傑作バレエ〉
プティ/ベジャール/キリアン


◆主な配役◆


-東京バレエ団 初演-
「小さな死」
振付:イリ・キリアン 音楽:ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト

沖香菜子、金子仁美、三雲友里加、川島麻実子、崔 美実、奈良春夏
杉山優一、岡崎隼也、入戸野伊織、柄本 弾、ブラウリオ・アルバレス、秋元康臣



-東京バレエ団 初演-
「アルルの女」
振付:ローラン・プティ 音楽:ジョルジュ・ビゼー

フレデリ:ロベルト・ボッレ
ヴィヴェット:上野水香

女性:波多野渚砂、上田実歩、髙浦由美子、中島理子、
   榊優美枝、菊池彩美、柿崎佑奈、酒井伽純

男性:永田雄大、和田康佑、宮崎大樹、竹本悠一郎、
   山田眞央、安楽 葵、岡本壮太、岡﨑 司



「春の祭典」
振付:モーリス・ベジャール 音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー

生贄:岸本秀雄
2人のリーダー:ブラウリオ・アルバレス、和田康佑
2人の若い男:岡崎隼也、杉山優一

生贄:奈良春夏
4人の若い娘:二瓶加奈子、三雲友里加、政本絵美、崔 美実




◆上演時間◆

「小さな死」  19:00~19:20

 休憩       20分

「アルルの女」 19:40~20:15

 休憩       15分

「春の祭典」  20:30~21:05

月別 アーカイブ

ウェブページ

  • pdf
  • images
Powered by Movable Type 5.12

このアーカイブについて

このページには、2017年9月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2017年8月です。

次のアーカイブは2017年10月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。