2015年6月アーカイブ

シルヴィ・ギエムの現役最後となる公演<ライフ・イン・プログレス>の公演概要が決定いたしました。シルヴィ・ギエムがこの公演でお届けするのは、2011年の日本公演でも深い感動を呼んだマッツ・エック振付「バイ」と、アクラム・カーン振付「テクネ」、ラッセル・マリファント振付「ヒア・アンド・アフター」という2本の新作。100年に一度のバレリーナと称されるギエムのラスト・ステージをぜひ目に焼き付けてください!



<ライフ・イン・プログレス>


15-04.10Guillem.jpg◆公演日程
12月17日(木)7:00p.m.
12月18日(金)7:00p.m.
12月19日(土)2:00p.m.
12月20日(日)2:00p.m.

◆会場:東京文化会館

◆入場料
S=¥19,000 A=¥17,000 B=¥15,000
C=¥10,000 D=¥8,000 E=¥6,000

◆前売開始日:
2015年9月26日(土)10:00a.m.~

◆プログラム
『バイ』 振付:マッツ・エック
シルヴィ・ギエム

『テクネ』 振付:アクラム・カーン
シルヴィ・ギエム

『ヒア・アンド・アフター』 振付:ラッセル・マリファント
シルヴィ・ギエム、エマニュエラ・モンタナ―リ

『イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド』 振付:ウィリアム・フォーサイス
東京バレエ団

『ドリーム・タイム』 振付:イリ・キリアン
東京バレエ団


◆出演:
シルヴィ・ギエム
東京バレエ団



◆シルヴィ・ギエム インタビューより

「人生には、不思議なループが巡っているようです。

私が生まれて初めて飛行機に乗り、外国のお客様の前で踊ったのは、日本でした。私はまだ子供で、まるで別の惑星に降り立ったみたいに興奮したのを覚えています。そして、あたかもこうなることが運命だったかのように、ダンサーとして最後に訪れる地が日本になったのです。

全国公演では、私の愛する「ボレロ」も踊ります。この作品を最後に踊る場所、それは日本以外にあり得ません。色々なことが始まった日本で、「ボレロ」に、お客様に、舞台に、沢山のことに"さよなら"をする―とても筋が通っているでしょう?

私はいつも、前を向いて進んできました。知らなかったことを発見し、リスクをとって新しいことに挑戦し、学び続けてきました。だからこそ、ダンサーとして最後の舞台までその姿勢を貫き、私が尊敬する今を生きる振付家との新作に挑戦することにしたのです。ライフ・イン・プログレス―私は後ろを振り返ることなく、前に進んでいきます。」

(シルヴィ・ギエムへのインタビューより)
※インタビューの全文は追って「NBSニュース」に掲載いたします


観客にとっては新たなダンサー、作品との出会いが待ち望まれると同時に、バレエフェス常連ダンサーたちとの再会も、心躍るもの。今年の彼らの登場について尋ねると──。
 
「ベテラン勢といえば、最多出場回数(10回)を誇るマニュエル・ルグリが、長い間引退していたイザベル・ゲランをともなって参加することは、大いに注目されるところでしょう。ローラン・プティの『こうもり』は2012年のウィーン国立バレエ団の日本公演や翌年の自身のグループ公演の抜粋上演で、ルグリのコミカルな演技が絶賛された作品です。長く舞台に立っていなかったゲランですが、もともとずば抜けた身体能力の持ち主ですし、バレエフェス出演のため張り切ってリハーサルにのぞんでいると聞いています」

常連のベテランといえばもう一人、忘れてはならないのが、今回で連続出演8回を達成するウラジーミル・マラーホフ。

「マラーホフは、Aプロではディアナ・ヴィシニョーワとともに、ハンス・ファン・マーネンの『オールド・マン・アンド・ミー』を、Bプロでは自身の振付作品『シンデレラ』をヤーナ・サレンコと踊ります。前者は彼の圧倒的な存在感を、後者は優雅な舞台姿を目に焼き付けてほしいですね。いっぽうのヴィシニョーワは、Bプロでアメリカン・バレエ・シアター、マルセロ・ゴメスとの名パートナーシップを披露します。彼女は一昨年の〈ヴィシニョーワのすべて〉でも披露したように、近年、意欲的にコンテンポラリー作品に取り組んで高く評価されています。そのあたりも見ていただけると思います。」

「英国ロイヤル・バレエ団の人気者、スティーヴン・マックレーは、サレンコとともにAプロでバランシン『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』を、Bプロでケネス・マクミラン版『ロミオとジュリエット』を踊り、多才ぶりをアピールしてくれます。観客の方々の期待度も高いのではないでしょうか。サレンコはBプロで2度登場することになります」

「また、イングリッシュ・ナショナル・バレエ(ENB)の芸術監督として活躍中のタマラ・ロホは、同カンパニーのゲスト・アーティストのアルバン・レンドルフと組んで、Aプロで"黒鳥のパ・ド・ドゥ"を、Bプロでノイマイヤーの『椿姫』第3幕のパ・ド・ドゥ(通称ブラック・アダージュ)と、"黒"で攻めてきます、というのは冗談ですが(笑)・・・監督になったとはいえ、ロホのあの、息を飲むテクニックやチャーミングで強烈な存在感を観たい観客の方々はまだまだ多いはずですから」

ノイマイヤーの『椿姫』は近年バレエ・ファンの間で人気の高い演目。演じるダンサーの側での人気も高いそうで、舞台と客席の間で相思相愛の幸福な関係にある。今回、Bプロでは元シュツットガルト・バレエ団のマリア・アイシュヴァルト、マライン・ラドメーカーが踊る第1幕のパ・ド・ドゥと、ロホ&レンドルフ組による第3幕のパ・ド・ドゥを一度に観ることができるというわけだ。

「ラドメーカーがノイマイヤー自身によってアルマンに抜擢され、以後、頭角を現したのは有名な話です。アイシュヴァルトの技量も文句がありません。彼らの『椿姫』のパ・ド・ドゥは2年前〈マラーホフの贈り物〉で披露されていますが、ぜひもう一度お見せしたい名演でした」

「また、モーリス・ベジャール・バレエ団からの唯一の参加となるオスカー・シャコンは待望の『ギリシャの踊り』で登場します。1980年代のバレエフェスで、ミシェル・ガスカールが踊って女性客を熱狂させた作品です。これを現在のベジャール・ダンサー、シャコンが、また違った新鮮な雰囲気で魅せてくれると期待しています」

「さらに、第12回の全幕特別プロ『ドン・キホーテ』で強烈なバレエフェスデビューを飾ったマリア・コチェトコワとダニール・シムキンのペアは、今回は『パリの炎』で、あの端正で切れの良い演技を見せてくれるでしょう。サラ・ラム、ワディム・ムンタギロフの英国ロイヤル・バレエ団のカップルは『ジゼル』(Aプロ)と『海賊』(Bプロ)。ロイヤルにはいろんなレパートリーがありますが、今回はあえて純粋な古典作品を担当してもらいます。もちろんウリヤナ・ロパートキナ、イーゴリ・ゼレンスキーらベテラン・ロシア勢の活躍にもぜひご期待ください」

各プログラムの最後は、1985年の第4回以来『ドン・キホーテ』で大いに盛り上がるのが定番となっている。
 
「毎回、"トリ"に相応しいダンサーにお願いしています。今回も、Aプロではキューバ出身のヴィエングセイ・ヴァルデス、オシール・グネーオのペアと、Bプロはボリショイ・バレエのマリーヤ・アレクサンドロワが、若手ホープのウラディスラフ・ラントラートフと組んで『ドン・キホーテ』を踊ります。高度なテクニックと表現力が期待される二組ですから、連日、華やかなフィナーレをご期待ください」


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写真:前回2012年第13回のカーテンコールより


取材・文 加藤智子(フリーライター)

photo: Kiyonori Hasegawa

第14回世界バレエフェスティバルAプロ、Bプロの未定となっていた演目が一部決定いたしました。また、5月28日付でお知らせした演目に一部変更が生じております。なにとぞご了承ください。
併せて、スヴェトラーナ・ルンキナ(Bプロのみ)、ダニーラ・コルスンツェフの出演が決定いたしました。


◆追加出演者
 スヴェトラーナ・ルンキナ(ナショナル・バレエ・オブ・カナダ)* Bプロのみ
 ダニーラ・コルスンツェフ(マリインスキー・バレエ)


◆予定される演目

【Aプロ】
「アザー・ダンス」 振付:ジェローム・ロビンス
アマンディーヌ・アルビッソン-マチュー・ガニオ

「ライモンダ」 振付マリウス・プティパ
マリーヤ・アレクサンドロワ-ウラディスラフ・ラントラートフ

「オネーギン」第1幕のパ・ド・ドゥ 振付:ジョン・クランコ
アリシア・アマトリアン-フリーデマン・フォーゲル

「いにしえの祭り」 振付:ジョン・ノイマイヤー
シルヴィア・アッツォーニ-アレクサンドル・リアブコ

「お嬢さんとならず者」☆ 振付:コンスタンティン・ボヤルスキー
アシュレイ・ボーダー-イーゴリ・ゼレンスキー

未定
アリーナ・コジョカル-ヨハン・コボー

「トゥギャザー・アローン」 振付:バンジャマン・ミルピエ
オレリー・デュポン-エルヴェ・モロー

「3つのグノシエンヌ」◆ 振付:ハンス・ファン・マーネン
マリア・アイシュヴァルト-マライン・ラドメーカー

「フェアウェル・ワルツ」◆ 振付:パトリック・ド・バナ
イザベル・ゲラン-マニュエル・ルグリ

「海賊」◆ 振付:マリウス・プティパ
マリア・コチェトコワ-ダニール・シムキン

「ジゼル」 振付:ジャン・コラーリ/ジュール・ペロー
サラ・ラム-ワディム・ムンタギロフ

「いにしえの祭り」 振付:ジョン・ノイマイヤー
アンナ・ラウデール-エドウィン・レヴァツォフ

「白鳥の湖」より第2幕アダージオ☆ 振付:マリウス・プティパ
ウリヤーナ・ロパートキナ-ダニーラ・コルスンツェフ

「ロミオとジュリエット」より"バルコニーのパ・ド・ドゥ" 振付:ルドルフ・ヌレエフ
ミリアム・ウルド=ブラーム-マチアス・エイマン

「白鳥の湖」より"黒鳥のパ・ド・ドゥ" 振付:マリウス・プティパ
タマラ・ロホ-アルバン・レンドルフ

「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」 振付:ジョージ・バランシン
ヤーナ・サレンコ-スティーヴン・マックレー

「ドン・キホーテ」 振付:マリウス・プティパ
ヴィエングセイ・ヴァルデス-オシール・グネーオ

「オールド・マン・アンド・ミー」 振付:ハンス・ファン・マーネン
ディアナ・ヴィシニョーワ-ウラジーミル・マラーホフ

未定(ソロ)
デヴィッド・ホールバーグ


【Bプロ】
「ドン・キホーテ」 振付:マリウス・プティパ
マリーヤ・アレクサンドロワ-ウラディスラフ・ラントラートフ

「レジェンド」 振付:ジョン・クランコ
アリシア・アマトリアン-フリーデマン・フォーゲル

「シルヴィア」 振付:ジョン・ノイマイヤー
シルヴィア・アッツォーニ-アレクサンドル・リアブコ

「ノー・マンズ・ランド」☆ 振付:リアム・スカーレット
アリーナ・コジョカル-ヨハン・コボー

「マノン」第1幕"寝室のパ・ド・ドゥ" 振付:ケネス・マクミラン
オレリー・デュポン-エルヴェ・モロー

「椿姫」第1幕のパ・ド・ドゥ 振付:ジョン・ノイマイヤー
マリア・アイシュヴァルト-マライン・ラドメーカー

「こうもり」◆ 振付:ローラン・プティ
イザベル・ゲラン-マニュエル・ルグリ

「パリの炎」 振付:ワシリー・ワイノーネン
マリア・コチェトコワ-ダニール・シムキン

「海賊」 振付:マリウス・プティパ
サラ・ラム-ワディム・ムンタギロフ

「ペールギュント」 振付:ジョン・ノイマイヤー
アンナ・ラウデール-エドウィン・レヴァツォフ

「瀕死の白鳥」 振付:ミハイル・フォーキン
ウリヤーナ・ロパートキナ

「ライモンダ」☆ 振付:マリウス・プティパ
ウリヤーナ・ロパートキナ-ダニーラ・コンスンツェフ

「ジュエルズ」より"ダイヤモンド"☆ 振付:ジョージ・バランシン
スヴェトラーナ・ルンキナ-デヴィッド・ホールバーグ

未定
ミリアム・ウルド=ブラーム-マチアス・エイマン

「椿姫」第3幕のパ・ド・ドゥ 振付:ジョン・ノイマイヤー
タマラ・ロホ-アルバン・レンドルフ

「シンデレラ」 振付:ウラジーミル・マラーホフ
ヤーナ・サレンコ-ウラジーミル・マラーホフ

「ロミオとジュリエット」より"バルコニーのパ・ド・ドゥ" 振付:ケネス・マクミラン
ヤーナ・サレンコ-スティーヴン・マックレー

「ディアナとアクテオン」 振付:アグリッピーナ・ワガノワ
ヴィエングセイ・ヴァルデス-オシール・グネーオ

「ヴァーティゴ」☆(8/9,11,12,13のみ) 振付:マウロ・ヴィゴンゼッティ
ディアナ・ヴィシニョーワ-マルセロ・ゴメス

「オールド・マン・アンド・ミー」(8/8のみ) 振付:ハンス・ファン・マーネン
ディアナ・ヴィシニョーワ-ウラジーミル・マラーホフ

「ギリシャの踊り」 振付:モーリス・ベジャール
オスカー・シャコン

「ワン・フォー・マイ・ベイビー」☆ 振付:トワイラ・サープ
イーゴリ・ゼレンスキー

指揮:ワレリー・オブジャニコフ、ロベルタス・セルヴェニカス
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団

※ 表記の出演者と演目は2015年6月17日現在の予定のもで、今後やむを得ない事情により変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。


★ Bプロのみ8/9から参加。本人の都合によりBプロ初日(8/8)に出演することができません。ご了承ください。
☆今回新たに決定した演目
◆前回(5/28)の発表から変更となった演目

3年に一度の"バレエのオリンピック"、世界バレエフェスティバルの開幕まで約1カ月半。本フェスティバルならではの充実のラインナップ実現のために日々奔走する、日本舞台芸術振興会の制作担当スタッフに、今回のフェスティバルのプログラム選定の決め手、A、B両プログラムの見どころなどを聞いた。
                                                                                                             
                                                                            (取材・文 加藤智子 フリーライター)

s400-600small_13thWBF[Curtain call]KH2_2240(photo_K.Hasegawa).jpg                                 第13回世界バレエフェスティバルのフィナーレより  photo:Kiyonori Hasegawa


まずは、出演ダンサーの顔ぶれ、作品のラインナップ選定のポイントについて尋ねた。

「いま現在の、世界のバレエの様相をしっかりと反映すべく気を配るとともに、ベテランから各カンパニーの中核を担うダンサー、そしてこれからが楽しみな新世代のスターと、各世代のダンサーを紹介できるよう、配慮しています」

 「上演作品については、基本的にダンサー本人が希望する作品を踊ってもらうのですが、近年の彼らの活躍ぶりや、全体のバランスを見てこちらからリクエストすることも。なかには、このフェスティバルのために、と新たな作品に取り組むダンサーもいます」
  
人気のパリ・オペラ座バレエ団からは、今回も選りすぐりのエトワールたちが参加する予定だ。
 
「この5月にオペラ座を退団したばかりのオレリー・デュポンは観客の方々の期待度も高いと思います。彼女は、その退団公演で踊った『マノン』より、第1幕のパ・ド・ドゥを上演します(Bプロ)。しかも、故障のため引退公演ではかなわなかったエルヴェ・モローとのパートナーシップが実現するのですから、パリの観客は羨ましいでしょうね(笑)。Aプロの『トゥギャザー・アローン』は、オペラ座の新芸術監督、バンジャマン・ミルピエの作品ですから、まさに、オペラ座の現在の姿を伝えるラインナップといえるでしょう。」

「また、マチュー・ガニオとともにロビンズの『アザー・ダンス』を踊るのは、日本公演『ドン・キホーテ』でのドリアードの女王の好演が記憶に新しい、気鋭のエトワール、アマンディーヌ・アルビッソン。今回が初登場です。彼らはバレエフェスで踊るためにわざわざ『アザー・ダンス』を習ってくるそうです。同じく初登場ながら、オペラ座の中心的存在として活躍中のミリアム・ウルド=ブラーム、マチアス・エイマンのペアは、Aプロでヌレエフ版『ロミオとジュリエット』を披露します。オペラ座ダンサーならではのヌレエフ作品を、堪能していただけると思います」
 
いっぽうで、"このダンサーでこの作品を"と、カンパニーの芸術監督から推薦があるケースもあるという。
 
 「とくにハンブルク・バレエのジョン・ノイマイヤー芸術監督は、毎回、様々な趣向の提案を寄せてくれます。今回もノイマイヤーの提案により、シルヴィア・アッツォーニとアレクサンドル・リアブコ、アンナ・ラウデールとエドウィン・レヴァツォフの二組がともに『いにしえの祭り』を踊ります(Aプロ)が、同作の異なる箇所からの抜粋を、二組が続けて上演するという興味深い試みが実現します。作品の魅力をじっくりと味わうことができる、またとない機会となるはずです。Bプロではアッツォーニ&リアブコは『シルヴィア』を、ラウデール&レヴァツォフは『ペール・ギュント』を踊りますが、後者はこの6月に改訂版が初演される予定で、現在ハンブルクでのリハーサルが展開中です。バレエフェスでは、初演直後の抜粋上演となるわけです」

ハンブルク・バレエと同じくドイツの著名カンパニー、シュツットガルト・バレエ団からも実力派プリンシパルたちが揃って参加する。

「アリシア・アマトリアンとフリーデマン・フォーゲルのペアは、『オネーギン』第1幕のパ・ド・ドゥ(Aプロ)、『伝説』(Bプロ)というクランコ作品で、今年11月の同団日本公演への期待感をより高めてくれるでしょう。元プリンシパルのマリア・アイシュヴァルトとマライン・ラドメーカーは、ノイマイヤーの『椿姫』を踊る予定です(Bプロ)。この『椿姫』、および『アザー・ダンス』については、昨年のパリ・オペラ座バレエ団日本公演の『椿姫』で素晴らしい演奏を披露したピアニスト、フレデリック・ヴェス=クニテールがピアノ演奏をすることも決まり、より充実したパフォーマンスが期待されます」


(<2>へ続く。)


東京バレエ団
マカロワ版「ラ・バヤデール」(全3幕)

振付・演出:ナタリア・マカロワ(マリウス・プティパ版による)
振付指導:オルガ・エヴレイノフ
装置:ピエール・ルイジ・サマリターニ
衣裳:ヨランダ・ソナベント


◆主な配役◆

ニキヤ(神殿の舞姫):上野水香
ソロル(戦士):柄本弾
ガムザッティ(ラジャの娘):川島麻実子
ハイ・ブラーミン(大僧正):森川茉央
ラジャ(国王):木村和夫
マグダヴェーヤ(苦行僧の長):入戸野伊織
アヤ(ガムザッティの召使):福田真理子
ソロルの友人:和田康佑
ブロンズ像:岸本秀雄

【第1幕】
侍女たちの踊り(ジャンベの踊り): 渡辺理恵、二瓶加奈子

パ・ダクシオン:
河谷まりあ、金子仁美、中川美雪、髙浦由美子
乾友子、吉川留衣、二瓶加奈子、三雲友里加
梅澤紘貴、杉山優一

【第2幕】
影の王国(ヴァリエーション1): 吉川留衣
影の王国(ヴァリエーション2): 奈良春夏
影の王国(ヴァリエーション3): 乾友子


指揮: ベンジャミン・ポープ
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団



◆上演時間◆

第1幕 14:00~15:10

休憩 20分

第2幕 15:30~16:10

休憩 20分

第3幕 16:30~16:50

マカロワ版「ラ・バヤデール」(全3幕)

振付・演出:ナタリア・マカロワ(マリウス・プティパ版による)
振付指導:オルガ・エヴレイノフ
装置:ピエール・ルイジ・サマリターニ
衣裳:ヨランダ・ソナベント


◆主な配役◆

ニキヤ(神殿の舞姫):アリーナ・コジョカル
ソロル(戦士):ウラジーミル・シクリャローフ
ガムザッティ(ラジャの娘):奈良春夏
ハイ・ブラーミン(大僧正):木村和夫
ラジャ(国王):永田雄大
マグダヴェーヤ(苦行僧の長):岡崎隼也
アヤ(ガムザッティの召使):川淵瞳
ソロルの友人:森川茉央
ブロンズ像:梅澤紘貴

【第1幕】
侍女たちの踊り(ジャンベの踊り): 川島麻実子、三雲友里加

パ・ダクシオン:
村上美香、岸本夏未、沖香菜子、河合眞里
渡辺理恵、小川ふみ、伝田陽美、政本絵美
森川茉央、和田康佑

【第2幕】
影の王国(ヴァリエーション1):岸本夏未
影の王国(ヴァリエーション2):渡辺理恵
影の王国(ヴァリエーション3):川島麻実子

指揮: ベンジャミン・ポープ
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


◆上演時間◆

第1幕 18:30~19:40

休憩 20分

第2幕 20:00~20:40

休憩 20分

第3幕 21:00~21:20 

マカロワ版「ラ・バヤデール」(全3幕)

振付・演出:ナタリア・マカロワ(マリウス・プティパ版による)
振付指導:オルガ・エヴレイノフ
装置:ピエール・ルイジ・サマリターニ
衣裳:ヨランダ・ソナベント


◆主な配役◆

ニキヤ(神殿の舞姫):アリーナ・コジョカル
ソロル(戦士):ウラジーミル・シクリャローフ
ガムザッティ(ラジャの娘):奈良春夏
ハイ・ブラーミン(大僧正):木村和夫
ラジャ(国王):永田雄大
マグダヴェーヤ(苦行僧の長):岡崎隼也
アヤ(ガムザッティの召使):川淵瞳
ソロルの友人:森川茉央
ブロンズ像:梅澤紘貴

【第1幕】
侍女たちの踊り(ジャンベの踊り): 川島麻実子、三雲友里加

パ・ダクシオン:
村上美香、岸本夏未、沖香菜子、河合眞里
渡辺理恵、小川ふみ、伝田陽美、政本絵美
森川茉央、和田康佑

【第2幕】
影の王国(ヴァリエーション1):岸本夏未
影の王国(ヴァリエーション2):渡辺理恵
影の王国(ヴァリエーション3):乾友子

指揮: ベンジャミン・ポープ
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


◆上演時間◆

第1幕 18:30~19:40

休憩 20分

第2幕 20:00~20:40

休憩 20分

第3幕 21:00~21:20 

このたび、世界バレエフェスティバルA プロ/B プロ両方のチケットをご購入いただくと、抽選で出演者サイン入りプログラムほか、下記のオリジナルグッズをプレゼントするキャンペーンを実施いたします。思い出のグッズを手に入れれば、今年の夏が特別なものになること、まちがいなし!


■キャンペーン概要

【プレゼント】
●出演者全員の、サイン入りプログラム 5 名様
●出演者いずれか1名の、サイン入り色紙 10 名様
●WBFおなじみの、オリジナル手ぬぐい 50 名様


【キャンペーン対象者】
第14回世界バレエフェスティバルのAプロ・Bプロのチケットを、NBSチケットセンターおよびNBS WEBチケットでご購入の方。
※キャンペーンへのお申し込みの必要はございません。 

・NBS 以外での購入分は対象外となります。
・全券種対象となります。
・購入は同一予約者がA プロ・B プロを購入された場合に限ります。
・すでにAプロ・Bプロをご購入いただいている方、すでにAプロ・Bプロどちらかのチケットをご購入いただき7/20までに追加で別プログラムのチケットをご購入いただいた方も対象となります。
・第26回「バレエの祭典」特別鑑賞会会員の方は全員対象となります。
・学生券は対象外となります。


【キャンペーン締切日】
2015 年7 月20 日(月・祝)23:59 購入完了分までが対象となります。

【抽選・当選発表】
厳正な抽選の上、当選者の方にはご郵送またはメールにてご連絡をいたします。

【お問い合わせ先】
NBS チケットセンター 03-3791-8888 
受付時間 平日10:00 ~ 18:00 土曜10:00 ~ 13:00 (日・祝日休)


ご注意事項
●転居や長期不在・メールの送信エラーにより、当選のご連絡ができない場合、当選を無効とさせていただきます。
●やむを得ぬ事情により、予告なく賞品内容が変更となる場合がございます。予めご了承ください。
●お客様のご都合による賞品の返却・交換はお受けできません。
●当選の有無に関するお問い合わせにはお答えできません。
●公益財団法人日本舞台芸術振興会の職員、関係者は対象となりません。
ご寄付のおかげで「第14 回世界バレエフェスティバル」の学生席を大幅に増やすことが可能になりました。7 月3 日(金)からの学生券発売に先駆け、NBS での学生登録を急いでください!

●次の学生券枠が増えます
Aプログラム:8月4日(火)/8月5日(水)/8月6日(木)
Bプログラム:8月11日(火)/8月12日(水)/8月13日(木)

《NBS 学生会員2015 の登録方法》
NBS のWEBページにアクセス → Web チケット「会員登録」をクリック → 「NBS 学生会員2015」から会員登録 → 会員Dパスワードでチケットをお買い求めください


学生の皆さまへ

 このたびの「第14回世界バレエフェスティバル」のチケット発売にあたり、弊財団(NBS)では「若者に超一級のバレエ体験を!」とうたって寄付金募集活動を行いました。将来のバレエの観客を育てることは弊財団に課せられた使命ですが、若い人たちにバレエを好きになってもらうためには、最高レヴェルの舞台に接してもらうほかありません。その点、「世界バレエフェスティバル」は、正真正銘の世界最高水準の舞台がくり広げられるわけですので、この公演を体験してもらえば、必ずバレエの虜になっていただけるものと思います。直に将来の観客の拡大に繋がるものと確信し、そうした願いを込めてご寄付募集をおこないましたが、幸い、予想を超える多くの皆さまからご支援が得られました。ご寄付をお寄せいただきました方々に、この場を借りて、あらためて御礼を申し上げたいと思います。そして、学生券希望の皆さま方には、そのおかげをもって学生券の枠を拡大することができることをここに喜んでご報告させていただきます。とりわけ、上記の平日公演は各公演80 席ずつ学生券をご用意させていただくことが可能になりました。
 過去の「世界バレエフェスティバル」において学生券はほとんど出なかったのですから、今回「世界バレエフェスティバル」を4,000 円でご覧になれるということは、学生の皆さま方にとってめったにない朗報なのではないでしょうか。この千載一遇のチャンスを掴むためには、7 月3 日(金)の学生券発売に先駆け、NBS に学生登録していただく必要があります。
 若い時の興奮や感動の体験は、その後の人生に大きな影響を与えます。きっとこの「世界バレエフェスティバル」体験は、これからの人生を豊かにしてくれることでしょう。どうぞ、このチャンスをお見逃しなく! NBS Web チケットから「NBS 学生会員2015」で登録をお済ませのうえ、7 月3 日(金)からの学生券発売にどうぞお申し込みください。

2015 年6 月吉日
公益財団法人日本舞台芸術振興会


 シルヴィ・ギエムの最後のツアー、〈ライフ・イン・プログレス〉。サドラーズ・ウェルズ劇場でのロンドン公演は即日完売、筆者が訪れた5月27日も会場中が異様なほどの熱気に包まれていた。


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「テクネ」


  『テクネ(Techne)』は、ギエム自身の環境問題への関心をインスピレーションにアクラム・カーンが振り付けた、示唆に富んだ新作。一本の木の周りでカーン独自の素早い動きを繰り返し、床を転がるギエムは、虫のようでもあり、人間のようでもあり、生気のない木に何かを伝えようとするその必死さと無力さに、静かな悲哀を感じずにはいられない。ギエムの長い指が、そこだけ何か別の意思を持った生き物のように動くさまに、これまでに観たことのないギエムの一面を観た気がする。

 ラッセル・マリファントによる新作『ヒア・アンド・アフター(Here and After)』は、ギエム自身初となる女性同士のデュエット。切子細工のように繊細な模様を描く照明の中、2人の女性が、絡みあった2本の糸のように流動的で、動く彫刻のように詩的な動きを見せる。後半からはダイナミックなパ・ド・ドゥへと展開、舞台を照らす照明の動きに合わせて2人が舞台後方へと向かっていくエンディングに、会場は清々しい感動に包まれた。

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「ヒア・アンド・アフター」

 マッツ・エックによる『バイ(Bye)』は、ギエムのダンサー人生を集約したかのような一人の女の物語。外から部屋の中を覗き込み、好奇心のまま部屋の中に入ったギエムは、少女のような純真さや、成熟した人間の機知、孤独といった様々な側面を見せながら、50歳となった今も衰えを見せない驚くべき身体を存分に活かし、ひとしきり戯れるように踊る。新しい世界を求めて部屋の外へと旅立っていく感動的な最後の場面に、ギエム自身の新たな人生への出発を重ねずに観ることは難しい。

 自らの意思で選択する自由を何より重んじ、独立独歩で歩んで来たギエムのダンス人生。最後まで新しいことに挑戦し、自らの姿勢を貫いて舞台を去っていくその潔さに、多くの人々が女性ダンサーの新しい引退のあり方を見、惜しみない祝福の拍手を贈った。


實川絢子(ライター・翻訳家)


photo:Bill Cooper

12月に予定されている、シルヴィ・ギエム ファイナルツアーの公演日程、プログラムが決定いたしましましたので、お知らせいたします。
開演時間、前売開始日、入場料など公演詳細は決定次第お知らせいたします。

【6/4追記】
〈ライフ・イン・プログレス〉ワールド・ツアーが始まり、下記のように新作タイトルが発表されました。東京公演のチケットは9月下旬発売の予定。またこの公演は〈第26回バレエの祭典〉プレミアム・シーズンのラインナップに入るためシーズン会員の座席が優先となります。募集は7月中旬以降を予定しております。



ライフ・イン・プログレス15-04.10Guillem.jpg

◆公演日程:
12月17日(木)
12月18日(金)
12月19日(土)
12月20日(日)

◆会場:東京文化会館

◆プログラム:
『バイ(Bye)』(ギエム)※2011年『アジュー』改題
アクラム・カーン新作『テクネ(Technê)』
(ギエム)               
ラッセル・マリファント新作『ヒア・アンド・アフター(Here and After)』
(ギエム、エマニュエラ・モンタナ―リ)             
『イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド』(東京バレエ団)
『ドリーム・タイム』(東京バレエ団)


シルヴィ・ギエム ファイナルツアー

◆公演日程&会場:
[川 口]12月9日(水)  会場:川口総合文化センター
[相模原]12月10日(木)  会場:相模女子大学グリーンホール
[富 山]12月12日(土)  会場:オーバード・ホール
[新 潟]12月13日(日)  会場:新潟県民会館
[前 橋]12月14日(月)  会場:前橋市民文化会館
[西 宮]12月22日(火)  会場:兵庫県立芸術文化センタ
[高 松]12月23日(水・祝)  会場:アルファあなぶきホール
[福 岡]12月25日(金)  会場:福岡サンパレス ホテル&ホール
[名古屋]12月26日(土)  会場:愛知県芸術劇場
[広 島]12月28日(月)  会場:広島文化学園HBGホール

◆プログラム:
『ボレロ』(ギエム、東京バレエ団)
『TWO』(ギエム)
『イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド』(東京バレエ団)
『ドリーム・タイム』(東京バレエ団)

 今週の土曜日(6/6)から一斉前売りが開始されるシュツットガルト・バレエ団公演。この5月に現地の州立歌劇場で公演を鑑賞された舞踊評論家の高橋森彦さんが、日本公演でも活躍が期待されるフレッシュなダンサーたちと、ガラ公演で上演されるジョン・クランコ作品を中心にレポートを寄せてくださいました!

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 ドイツ南西部バーデン=ヴュルテンベルク州の州都シュツットガルトは同国屈指の工業都市にして自然も多く景観のきれいな街である。中央駅から程近い宮殿広場にある州立のオペラハウスは、石造りのしっかりした構えを誇り、芝生と噴水のある池を前に悠然とたたずむ。ここがジョン・クランコ(1927〜1973年)の傑作群によって世界に名をとどろかせるシュツットガルト・バレエ団の本拠地だ。クランコは45歳の若さで亡くなるが、シュツットガルト・バレエ団は彼の作品を財産としつつ創造的なカンパニーとして躍進を続ける。


 さる5月11日夜、現地でクランコ作品によるミックス・プロ「ALLES Cranko!」(オール・クランコ!)を観劇した。クランコといえば『オネーギン』『じゃじゃ馬ならし』といったドラマティックな全幕バレエによって名高いが抽象的な作品でも卓越した音楽性を示し秀作が多い。ここでは、おなじみのスターから注目の若手まで多士済々のダンサーたちの活躍をご紹介する。

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「イニシャルR.B.M.E.」


 日本でも人気の高いアリシア・アマトリアンフリーデマン・フォーゲルは、幕開けの『フルートとハープのための協奏曲』(音楽:モーツァルト、初演1966年)において、軽やかな調べにのせて息もぴったりに踊った。絵に描いたような美男美女コンビに落ち着いた大人の雰囲気も備わってきた感がある。フォーゲルが地元出身ということもあるのかカーテンコールでは一段と熱烈な拍手が送られていた。

 アマトリアンと一緒に『オーパス 1』(音楽:アントン・ヴェーベルン、初演1965年)を踊ったのが実力者のジェイソン・レイリー。アンサンブルに掲げられたりする場面など「別格」の存在感が漂う。踊りから醸し出される精神性の高さにも圧倒されざるを得ない。新進プリンシパルのエリサ・バデネスも目を惹いた。『フルートとハープのための協奏曲』において優美・繊細に音楽と戯れる。昨年4月に『ジゼル』の表題役を踊るのを観る機会があったが、その時も表情豊かな演技と強靭なテクニックが際立っていた。


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「ホルベアの時代より」ミリアム・カセロヴァ、コンスタンティン・アレン


 今秋行われる日本公演の〈シュツットガルトの奇跡〉でも上演される『ホルベアの時代より』(音楽:エドヴァルド・グリーグ、初演1967年)は男女のパ・ド・ドゥ。バロック的な様式を取り入れた音楽とオフ・バランスや流麗なリフトも織り交ぜた創意に富む振付が響きあう。この日踊ったのは中堅のミリアム・カセロヴァと新鋭コンスタンティン・アレン。シャープさとしなやかさを兼ね備えるカセロヴァと、背が高く手脚も長いのに安定感抜群のアレンが隙のないコンビネーションを発揮した。


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「イニシャルR.B.M.E.」アルマン・サジャン、ダニエル・カマルゴ、ミリアム・サイモン、アンナ・オサチェンコ


 『イニシャルR.B.M.E.』(音楽:ヨハネス・ブラームス、初演1972年)は、30名以上が出演するシンフォニック・バレエであり、リチャード・クラガン、ビルギット・カイル、マリシア・ハイデ、エゴン・マドセンというクランコの創造を刺激した偉大なダンサーに捧げられている。第1楽章では若いダニエル・カマルゴが鮮烈だった。跳躍の高さといいポーズの美しさといい絶品で舞台袖にはける際に拍手喝采が起こる。男女3組による第2楽章にはアンナ・オサチェンコヒョ・ジョン・カンも登場。オサチェンコはベテランらしく音楽におのずとなじむ踊りで魅せる。カンは昨年4月に初演を観ることのできたデミス・ヴォルピ作品『アフターマス』での踊りっぱなしのソロも圧巻だったがフィジカルの強い踊り手だ。なお第3楽章は今秋〈シュツットガルトの奇跡〉でも上演。この日は主軸をフォーゲルとミリアム・サイモンが踊った。叙情的で胸に染み入る名場面である。


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「イニシャルR.B.M.E.」 ミリアム・サイモン、フリーデマン・フォーゲル


 クランコが世を去り40年以上が経つけれども、大いなる遺産に新世代の若々しいエネルギーが注入され、伝統が受け継がれているのを実感した。『オネーギン』『ロミオとジュリエット』〈シュツットガルトの奇跡〉という珠玉の演目による日本公演が待ち遠しい。


(舞踊評論家 高橋森彦)

photos:Bernd Weissbrod





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